マンハッタンを歩いていると時々巨大なネズミのバルーンを見かけます。マンハッタンでは地下鉄の駅や古い建物などの近くで生きたネズミを見かけることがあるので、最初はネズミが出て駆除業者が来ているのかと思っていました。
しかし実はこのネズミのバルーン、労働組合が雇用主と交渉していることをアピールするための手段として使われているんです。
ネズミのバルーンは1990年代にシカゴの労働組合が製作し使用した頃から始まり、その後にアメリカ全土に広まったそうです。ネズミは「汚いやつ」「裏切り者」という意味合いがあり、従業員に対して不当な扱いをする雇用主のことを表しているそうです。
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バルーンサイズは色々あるそうです。私が見たのはいずれも3〜4mくらいのものでしたが、大きいものだと6mほどのものもあるそうです。
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近くで見るとなかなかの迫力で、見た目もとても怖い感じです。
労働組合側は注目されることで雇用主に話を聞いてもらうきっかけになるというメリットがあるそうですが、一方で雇用主側の中には巨大ネズミのバルーンを会社の前に置くことは違法性があるという訴えを起こしている会社もあるそうです。思わず目がいってしまうほどインパクトがある巨大ネズミバルーンですが、今後見かける機会が減ってしまうかもしれませんね。
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