下の子が現地校に通い始めて1年間、優しいお友達に支えられて楽しい学校生活を送ることができました。今回本帰国を控えていたこともあり、1年間の感謝を込めて、息子のお友達を招いてありがとうパーティーをしました。
息子と現地校
下の子が現地校に通い始めて1年。クラスに日本人は1人という状況で、本人にとっては試練の1年になりました。
娘はアメリカに来る前にも少し英語をやっていたため、簡単な指示はわかる状態で現地校に入ることができました。それでも現地校に通い始めたのが小学生だったためネイティブの子との語学力の差は大きく、対等なやり取りができるまでにはある程度の時間を要し、苦労もしたと思います。
下の子は上の子とは異なり英語を全くやっていなかったので、周りが何を言っているかわからない、自分が伝えたいことを伝えることができないという状態で現地校に通うことになりました。人見知りをしないタイプの子で、上の子のアメリカ人のお友達にもたくさん遊んでもらっていたのであまり心配をしていなかったのですが、親がいない場所で言葉が通じないことが大きなストレスだったようで、通い始めて数ヶ月は毎朝行きたくないと泣いていました。
そんな中で助けられたのが、クラスのお友達の存在です。英語が全くわからず泣いているだけの息子に、何人もの子が毎日話しかけてくれたり遊びに誘ってくれたりする姿を見聞きして、感謝でいっぱいでした。日本でいうと幼稚園の年少さんの歳の子がこんなにも思いやりがあることに驚かされました。
本当に書ききれないほどのたくさんのエピソードがあって、怪我をして泣いている時には寄り添ってヨシヨシしてくれていたり、私と離れるのに泣いてしまった時には「〇〇(息子)、ママがいなくなるの悲しいよね。わかるよ。でもママは行かなくちゃいけないの。大丈夫、すぐ迎えに来るから。ね、私と一緒に遊ぼう?」とすごく優しく声をかけてくれたり。年少さんとは思えないしっかりとした姿に感心させられました。英語が全くわからない息子も、雰囲気で優しさを感じ取って「うん」と言って、その子に手を引かれて私と離れることができました。
そういう優しい子が1人ではなくてたくさんいて、1年間本当にたくさん助けられました。登園すると何人ものお友達が息子の名前を呼びながらハグしてきてくれ、学校のそばを通りかかった時にチラッと見るとたくさんのお友達と楽しそうに遊ぶ息子の姿があって、安心させられました。
学年の後半には放課後一緒に遊んだり、休みの日にプレイデートをしたり、バースデーパーティーに呼ばれることも増えていきました。
娘は1年目からお友達と頻繁にプレイデートやスリープオーバーなどをしていたこともあり、バースデーパーティーも開いたのですが、息子は英語がまだあまりできなかったためバースデーパーティーをしませんでした。その代わりに、学年の最後に仲良くしてくれた大好きなお友達を招いてThank You Partyをしました。
以前に自宅で子どもたちと夏祭りごっこをしたことがあるので、その経験と娘のバースデーパーティーを開いた時の経験を踏まえて日本の夏祭りにあるゲームを用意して遊んでもらいました。
夏祭りのグッズはアメリカではほとんど手に入らないので、日本から荷物を送ってもらうときに一緒に送ってもらいました。
夏祭り以外には、フリーで遊ぶ時間やおやつを食べる時間を設けて、子どもたち同士、親同士で話したりして過ごしました。
アメリカのバースデーパーティーではグッディバッグというお土産を入れたバッグを渡すのですが、射的や輪投げなどの景品を豪華にしてそれをグッディバッグがわりに持って帰ってもらいました。
年少の年の子たちを英語でまとめられるか心配だったのですが、仲良いお友達のパパやママも手伝ってくれて、とても楽しい会にすることができました。来てくれたお友達や親御さん方にも楽しかったと言ってもらえて、この1年間の感謝を形にして伝えられて本当に良かったです。
娘が現地校に通い始めた時には、英語が流暢でないことなどからいくつかトラブルもあり親としても気を揉みましたが、意外にも幼稚園児の方が意地悪な子が全くいなくて1年間トラブルなしで楽しく過ごすことができました。
娘もアメリカ人のお友達ができてからは友達の輪が広がり、楽しく通うことができました。娘・息子共にお友達とそのご両親に恵まれ、楽しい現地校生活を送れたことに感謝しています。
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