6月17日放送のRegular Heroes「真の英雄たち〜新型コロナウイルスと戦う人々〜」のエピソード5についてまとめました。アメリカの現状や日本との違いも見て取れて大変興味深い番組です。
真の英雄たち〜新型コロナウイルスと戦う人々〜
数十億人が自宅で過ごす中、自らの危険を顧みず人々のために働くエッセンシャルワーカーにスポットを当てたAmazonのオリジナル番組です。
コロナが流行する中撮影をするスタッフは大丈夫なのかと心配にもなりますが、エッセンシャルワーカーの様子を通してアメリカの現状や日本との違いも感じられる興味深い番組です。
Amazon prime videoの30日間無料体験はこちら番組の最後には、アメリカの有名人からエッセンシャルワーカーたちにサプライズコールがあり、エッセンシャルワーカーたちを助けるためのプレゼントが贈られます。
エピソード5でサプライズコールをするのは、NBAで活躍するバスケットボール選手のクリス・ポールでした。
エピソード5のヒーローたち
ナナ:医師
仕事
ロサンゼルで救命救急医をしているナナ。
シングルマザーで退役軍人病院の看護師だったお母さんが癌になった時、担当医の冷たい対応に不満に感じたことがきっかけで医師になりました。人の役に立ちたいと、ハリケーン・カトリーナやハイチの震災の時も現地で医療活動をしたそうです。ナナの心には常にお母さんの言葉「you move mountains one pebble at a time(山を動かすには小石1つずつ)」があるそうです。
アメリカでの新型コロナウイルスの影響は特に有色人種で甚大ですが、検査が高価なため受けられない人も多いそうです。検査を受けられない理由に日本との違いを感じます。
そんな状況を改善すべく、ナナ達「myCOVIDMD」はコロナの検査を無料で提供しています。
同僚とお金を出し合って2000ドルでキットを購入して検査を始め、今は寄付で成り立っているそうです。
ナナはERで週4日働く傍ら、週末には無料検査を提供するために働いているため、パンデミック以降は週7で休みなく働き続けています。
家族との時間がなかなかとれなくなっていますが、夫も息子も彼女をリスペクトしていると言っていました。
サプライズコール
番組から検査キットをプレゼントされて踊って喜ぶナナ。他人目にはこの大変な生活がさらに続いてしまうのではと心配してしまいましたが、本当に人のために働きたいという方なんですね!
また、忙しいナナをサポートすべく年末まで家族に食料が提供されることに。
3つ目のプレゼントとして小さな箱を開けるように言われたナナ。「既婚者で幸せだから結婚は出来ないわよ」と冗談を言うナナですが、箱を開けるとお母さんの言葉「you move mountains one pebble at a time(山を動かすには小石1つずつ)」が刻まれた写真入りのネックレスが。涙が溢れて止まりませんでした。
ジェシカ:動物保護活動家
仕事
ニューオーリンズで動物保護センターのマネージャーとして働くジェシカ。
毎年全米で600万匹の動物が保護されますが、飼い主が見つかるのはその約半分。保護施設では殺処分をせずに動物たちの世話をしています。
コロナの影響により、手放される動物が増えたことで保護される動物の数が3〜4倍に増えましたが、資金が減っているため動物たちの世話をすることが難しくなっています。
ジェシカは、動物が大好きだった母の影響で動物好きになり、高校卒業後は軍に入って獣医の助手をしていました。しかし訓練中の負傷で左足と腰の神経を損傷して退役しました。その影響で長時間立っていることが厳しいそうです。
サプライズコール
番組が怪我の痛みを和らげるための理学療法を提供してくれることに。
また、動物たちの世話をするのに必要なものを番組が提供すると聞いて、感動で涙が止まらないジェシカ。本当に動物たちのことを大切に想っていることが伝わってきました。
アンドリュー:シアター館主
仕事
アンドリューはヒューストンでドライブインシアター「ショーボート」を経営していますが、コロナの影響により劇場公開の供給ルートが止まり新しく上映する映画がありません。観客の距離をあけるために定員を減らし、売店も閉めているため、売り上げが激減している上に、従業員も一時帰休させているため仕事量は増えています。
経営難で自身も大変な中、アンドリューは高校生の卒業式を支援する活動をしています。
アメリカでは学校が休校になり何百人もの高校生の卒業式が中止になりました。卒業式の中止や縮小は日本でも話題になっていましたね。
アンドリューは、コロナの影響で生徒たちが集まって卒業式ができない状況を改善すべく、ドライブインシアターを会場として使ってもらうことを提案しました。式をスクリーンに移し、生徒や家族は車で来場します。車で距離を保ちつつみんなで場を共有できるため、記憶に残る卒業式になると皆さん感動していました。
今までで7校開催し、今後6校の開催を予定しています。
ドライブインシアター経営者はエッセンシャルワーカーではないのではと思いましたが、こんな粋な提案をして実現されているのは素晴らしいですね!
余談ですが、日本ではドライブインシアターは2010年頃になくなってしまいましたが、新型コロナウイルスの影響を受けてイベントとして再開されているそうです!
サプライズコール
サプライズコールをする日にヒューストンが竜巻警報が出て停電したたため通話ができず、ビデオメッセージを送りました。
サプライズプレゼントは、売店再開の支援とドライブインシアターで上映するための人気作品の無償提供でした。売り上げが落ち込み経営に悩んでいた夫婦はこれで経営が続けられると笑顔を見せていました。
他の放送回についても以下にまとめています。
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