年齢とともに両頬にもやっと広がるシミ「肝斑」。CMなどの影響もありご存知の方も多いと思いますが、実際に治療した時の様子をご紹介します。
肝斑とは
両頬の広い範囲に左右対称にモヤっと現れるシミで、30代くらいから出ることが多いシミです。
紫外線や摩擦などで悪化するため、日焼けはもちろん洗顔やメイクによる刺激も悪化の原因になります。また、女性ホルモンとの関連性も指摘されていて、妊娠やピルなどの服用をきっかけにできることも多いです。
治療としては、主にトラネキサム酸の服用になります。それに加えてビタミンCが処方されることも多いです。
以前は一般的なシミに用いられるレーザを肝斑に当てると悪化するとされていましたが、最近では肝斑に効果があるレーザーも出ているそうです。
これまでの皮膚科受診経歴
今まで異なる皮膚科で2回肝斑と診断されトラネキサム酸を服用していましたが、2回とも1ヶ月経たず妊娠が判明して服用を中止していました。
トラネキサム酸は「妊娠または授乳中は医師・薬剤師に相談」とされているため、結局最初に肝斑が気になり始めてから7年くらい放置されている状態になっていました。
妊娠で悪化することもあると言われている肝斑ですが、確かに妊娠・出産を経てなのか年齢の問題なのか、濃くなってきたような気がしていました。
下の子も2歳になったので本格的に治療を開始したいと思い、美容皮膚科を受診しました。
今回受診した時の様子
以前は肝斑にレーザーを当てると悪化すると言われていましたが、最近では肝斑に効果のあるレーザーも出てきているとのことで、その点も踏まえて皮膚科の先生にご相談しました。
以前2つの皮膚科で共に肝斑と診断されていたので肝斑で間違いないと思っていましたが、今回の皮膚科では肝斑か老化性のシミか、もしくはその両方かの判断が難しいとのことでした。
一般的には肝斑を見逃してシミ用のレーザーなどをすると悪化させてしまう可能性があるので、まずは薬で肝斑治療をして経過を見ることが多いそうです。また、肝斑用のレーザーもありますが、通う頻度が多いのが難点だそうです。
上記のことから、以前肝斑と言われたからといって確定はできないとのことで、肝斑用の飲み薬の治療をするか飲み薬と合わせて光治療をするかという選択肢になりました。
光治療をすると一時的に悪化してその後改善するそうです。子供もいて施術に通うのが難しいこともあり、まずは以前と同じように薬での治療にすることになりました。
今回処方されたのは以前と同じ、「トラネキサム酸とシナール」でした。先生曰く、投薬だけでの治療なら薬局でも手に入るトランシーノで十分とのことでした。
今回レーザーなどの選択肢も含めて相談したかったので皮膚科にかかりましたが、初診料と合わせて1万円近くしたので、投薬のみの治療であればトランシーノにするのも良いかなと思いました。
トラネキサム酸による治療の経過(3週間後)
写真ではわかりづらいかもしれませんが、3週間続けたところで頬に広くあった赤みが目に見えて薄くなってきました。この赤みの中にあったシミが気になっていましたが、赤みが肝斑だったんですね。
赤みの中にある細かいシミも少し薄くなっているので、肝斑とシミが重なった状態だったのだと思います。赤みやシミだけでなく肌全体も白くなった感じで、主人にも「肌綺麗になったね」と言われました。
完全にシミが無くなったわけではありませんが、かなり薄くなり下地をした時点でほぼ目立たないレベルになったので大満足です!
シミとは関係ないのですが、トラネキサム酸は月経過多の治療にも使われるそうで、私も目に見えて月経量が減り、生理痛も軽くなったような気がします。問題ないとは思うのですが、心配なので次回受診した時に先生にご相談してみようと思います。
今回はトラネキサム酸を服用して3週間経過した時点でのことを書いていますが、2ヶ月服用した時点で受診予定なのでまた経過を書きたいと思います。
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