世界中から選んだ12名のデザイナーから次の世界的ファッションブランドを担うデザイナーを発掘するファッションリアリティー番組「MAKING THE CUT」。パリや日本を舞台にした素敵なショーとデザイナー達の人柄に惹かれる番組です。今回は日本を舞台にしたエピソード7とエピソード8についてまとめました。
MAKING THE CUT（メイキング・ザ・カット）
「目的に達する、成功する」という意味のMaking the cut。番組では「選抜」と表現されています。
参加デザイナーや審査員、前回までのエピソードは以下にまとめています。
現時点での参加デザイナー（5名）
最初12名いたデザイナーも7名脱落し、残るは5名。人数が絞られてきて、みんなの仲が深まると共にさらに緊張感も出てきました。
Ester（エスター）：エピソード1、エピソード2で優勝
Megan（メーガン）
Ji Won（ジウォン）：エピソード2で特別賞
Sander（サンダー）：エピソード3でサバトとの共作で優勝、エピソード6で優勝
Jonny（ジョニー）： エピソード4で優勝
エピソード7
エピソード7からも引き続き東京が舞台です。日本人が見るのとは異なる海外から見た日本のイメージも感じられて面白いです。
課題・ショー会場
今回の課題は、ブランドを宣伝するためのデジタル広告用の写真を撮ること。撮影できるデザインは2つ、写真は3枚まで。
撮影場所とファッションショーは江戸東京たてもの園で行いました。
江戸東京たてもの園は、江戸・東京の歴史的な建物を移築保存し展示している野外博物館です。それぞれ自分のブランドイメージに合う背景を探し、写真を撮ります。
レトロな建物がたくさん並んでいて趣深いのですが、かっこいいショーのバックが「子宝湯」というのに笑ってしまいました。
デザイナーたちが製作をしている間、ハイディとティムはVRを体験しにVREX Cafeに。
VR（VR Game）と EX（EXPERIENCE:経験）を意味するVREXは、新宿と広島に店舗があるVR体験ができるカフェです。
VR対戦をした2人ですが、ティムに瞬殺されたハイディが本気で機嫌を損ねていてびっくりしました。なかなか日本の番組では見ない光景ですよね。。。
優勝者
エピソード7の優勝者は、ジョニー！
ジョニーとメーガンがともに高評価を得て、審査員の前でプレゼンをして争いましたが、最終的には今回の課題だった広告用の写真がよかったジョニーが優勝者に。
メーガンはいつも惜しいところまで行きますが、なかなか優勝できないですね。。。
ジョニーはエピソード7の撮影中に自分のブランドのお店のオープニングイベントがあり、そこに参加できないもどかしい気持ちと葛藤しながらデザインをしました。日本文化である藍染を取り入れた点が評価されました。
7月15日に入荷予定ですが、予約販売は開始しています。
脱落者
エピソード7の脱落者はジウォン。
新しい服にチャレンジしましたが、ブランドイメージが伝わりにくかったのと写真で洋服が表現しきれていなかったとの評価でした。
Making the cutでは、チャレンジと自分のブランドイメージを維持することの両立が毎回の課題になっているように感じます。
エピソード8
清澄庭園の中にある涼亭に集合した4名のデザイナーたち。
清澄庭園は泉水、築山、枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」で、涼亭は「東京都選定歴史的建造物」に指定された数寄屋造りの建物です。日本らしい素敵な場所ですね。
ここで今回の課題とショー会場が伝えられました。
課題・ショー会場
今回の課題は、自身のブランドの進化を表現すること。実用的デザイン1点を含む2〜4点を製作します。
今回は製作する数が多いこともあり、縫製担当が各デザイナーに2人ずつ割り当てられました。縫製担当とのチームワークも重要になってきます。
ショー会場は港の船上。ライトアップされた夜景と船上の風の効果がデザイナーたちの作品を引き立てていました。
優勝者
エピソード8の優勝者は、エスター！
エスターの象徴であるブラックだけでなく、ホワイトを取り入れたこととデザインの美しさが評価されました。エスターの作品はエピソード1から本当に素敵なものばかりです！
製作過程でも、縫製担当の人たちとのチームワークと彼女たちに対するリスペクトがエスターの人柄を表していました。
そんなエスターの実用的デザインがこちらの2点。シャツが船上の風でなびいてとてもきれいでした。
7月15日に入荷予定ですが、予約販売は開始しています。
脱落者
脱落者候補は、ジョニーとメーガン。
ジョニーは、今まで自分が使ってこなかった色・デザイン・素材に挑戦したものの、すでにみんなが持っているようなデザインとの評価でした。
メーガンも新たなものに挑戦したのですが、ブランドのコンセプトがブレていると言われてしまいました。
最後はプレゼンをして審査員が審議をすることになりました。プレゼンの際のジョニーの「自分を選んでくれたら先見の明があったと思わせることができる」という言葉が印象的でした。みなさんプレゼンの言葉選びが本当に上手です！
最終的に脱落したのはメーガンでした。これでFinal3が出揃いました。
東京を舞台に撮影が行われているMaking the cut。今回出てきた「江戸東京たてもの園」も「清澄公園」も初めて知りました。関東に長年住んでいてもまだまだ知らない素敵な場所があり、それを再発見できるのも楽しいの1つです！
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