Regular Heroes「真の英雄たち」エピソード2のまとめ

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5月20日放送のRegular Heroes「真の英雄たち〜新型コロナウイルスと戦う人々〜」のエピソード2についてまとめました。アメリカの現状や日本との違いも見て取れて大変興味深い番組です。

真の英雄たち〜新型コロナウイルスと戦う人々〜

数十億人が自宅で過ごす中、自らの危険を顧みず人々のために働くエッセンシャルワーカーにスポットを当てたAmazonのオリジナル番組です。

コロナが流行する中撮影をするスタッフは大丈夫なのかと心配にもなりますが、エッセンシャルワーカーの様子を通してアメリカの現状や日本との違いも感じられる興味深い番組です。

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番組の最後には、アメリカの有名人からエッセンシャルワーカーたちにサプライズコールがあり、エッセンシャルワーカーたちを助けるためのプレゼントが贈られます。

エピソード2でサプライズコールをするのは、俳優でコメディアンのケヴィン・ハート。

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エピソード2のヒーローたち

ジョンテ:高校の化学教師

自宅でのオンライン授業

3月13日に国家非常事態が宣言され、16日から休校措置が取られたワシントンD.C.の公立校。

ワシントンの公立校は卒業率が65%程度で、オンラインでの遠隔学習でさらに厳しい状況となっているそうです。大学への進学率も55%程度の公立校において、休校が生徒たちに与える影響は小さくありません。

ワシントンの高校で化学と物理の教師をしているジョンテは、生徒たちにオンライン授業を提供するために自宅のキッチンを化学教室に変えました。ビーカーなどは高価なため、自宅にあるコップやボウルで代用しています。

ジョンテは子供時代をトレーラーハウスで過ごしました。母と養父の喧嘩や彼らへの恐怖で安らげる場所でなかった家庭の代わりに心の拠り所になってくれた学校の先生への感謝から、自身も生徒たちにとってそういう存在でありたいと生徒たちを励まし続けます。

ジョンテのいとこは50人いますが、大学を卒業したのはジョンテを含めて2人のみだそうで、大学に進むということ自体が一族にとっては一大事だったそうです。だからこそ大学への進学に対する思い入れは人一倍のようです。

ジョンテは決して裕福ではありませんが、自身のお金で、大学に進学する生徒1人に毎年新生活に必要な物資をプレゼントしています。受け取った生徒の方も、ロールモデルとなる先生との出会いが自分を変えてくれたと感謝していました。

サプライズコール

オンライン授業に突然現れたケヴィンに「君のことを知らないよ。生徒じゃないよね?」と困惑するジョンテ。ケヴィンと気付いて叫びます。

サプライズプレゼントは、自宅での授業のための実験器具一式。

さらに生徒たちにも進学のための奨学金が贈られました。大学に行く夢に近づいたと泣いて喜ぶジョンテと生徒。ジョンテの生徒を想う気持ちとジョンテに対する生徒の感謝の気持ちが溢れていました。

ローマン:食品店店員

食品店での仕事

母が営む家族経営のお店で働いているローマン。

コロナのパンデミックを受けて母を出勤させず自宅ににとどめています。金銭的に余裕がないので、従業員たちも自宅待機になり1人でお店を切り盛りしています。

ニューヨークでは3月16日から公立校が休校になりました。アメリカでは貧困層が多く、給食がないとご飯を食べられない子供たちがいるため、休校措置は最終手段と言われてきましたがやむを得ず休校となりました。

ローマンは、テイクアウトでお店を維持するかたわら、コロナのパンデミックが起こって以降は警官、消防隊員、子供たちに数千ドル分の食事を提供してきました。

給食を頼りにしてきた子供たちにシェルターが食事を提供しており、ローマンもそれに協力しています。子供の安全のために誰とも接触せず、自宅前に食事を置いてベルを鳴らして去ります。

自分のお店の経営も厳しい中、素晴らしいですね。

サプライズコール

ケヴィンからの電話に戸惑うローマン。

サプライズプレゼントは店員の再雇用のための資金提供でした。さらに人々を支援するために必要な食料も提供されました。

感動で言葉を失って座り込み、心に響いている様子が印象的でした。

シャーロット:動物園の飼育員

動物園での仕事

ニュージャージー州のタートルバック動物園で動物たちの世話をしている飼育員のシャーロット。

Essex County Turtle Back Zoo
Essex County's Turtle Back Zoo gives you "The World in your Backyard." Voted #1 Zoo in New Jersey with over 200 species ...

休園中も食事や掃除など動物の世話は誰かがしなくてはなりません。通勤に2時間かけても動物たちが大好きで世話をしていたいというシャーロット。

シャーロットの手取りは週に280ドルほどで、ガソリン代や交通費などに使うとその半分ほどになってしまうそう。

飼育員だけでは生活が成り立たず、普段はケータリングやドックシッターの仕事もしていますが、コロナの影響で休業中だそうです。動物たちが大事だから、貯金を切り崩してでも続けていきたいと話していました。

サプライズコール

サプライズプレゼントは、交通費など通勤に必要な費用を支払うこと。手取りの半分にものぼるとのことだったので、これは大きな支援ですね。

トラックいっぱいの動物たちへの餌や遊び道具もプレゼントされました。

さらには、外出自粛の間のシャーロットの両親の生活費を負担するプレゼントも。高齢でがんサバイバーである両親と会うことはリスクがあるため、会うことができず心配していたシャーロットは、自分のことより嬉しくて泣いていました。

番組の最後では、地域に貢献している方やそういう方を知っている方に番組への応募を呼びかけていました。自薦と他薦の中からヒーローを選んでいるんですね!

他の放送回についても以下にまとめています。

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