【子供の窒息】意外な食品にも窒息のリスクが

健康

節分を目前にして、今年1月20日に消費者庁から子供の窒息・誤嚥事故防止についての注意喚起が出されました。豆類は大きさに関わらず窒息の危険があること、豆以外にも意外な食品に窒息のリスクがあることを知り、子供の安全を守りましょう。

子供の窒息事故に関する注意喚起

1月20日に消費者庁から子供の窒息・誤嚥事故防止についての注意喚起が出されました。

厚生労働省の調査によると、平成26年から令和元年までの6年間に食品を誤嚥して窒息したことにより死亡した5歳以下の子供は73名にのぼりました。

特に豆やナッツ類には注意が必要で、十分に噛み砕けず喉や気管に詰まらせて窒息してしまったり、砕いた場合でも期間に入り込んで肺炎や気管支炎を起こすリスクがあるそうです。

これを踏まえて保育園や幼稚園でも給食から節分の豆がなくなっているところもあります。節分を楽しむときは個包装されたものを使うなどすると良いですね。

「豆だと小さくて窒息することはないだろう」「細かく砕けば大丈夫だろう」などと思うかもしれませんが、とても危険なことを再認識しました。

豆以外で窒息の危険がある食品

日本小児科学会では「食品による窒息 子どもを守るためにできること」として、窒息しやすい食品の例が挙げられています。

意外なものも多く、私も上の子が小さい時には知らずに与えてしまっていたものや2歳の息子に与えてしまっているものもありました。再度気を引き締めて子供の安全を守っていきたいと思います。

球状のもの

ミニトマトやブドウなどの球状の食品も窒息するリスクがあります。柔らかいので噛めると思いそのまま与えてしまいがちですが、4等分して食べさせる必要があります。さくらんぼやソーセージ、子供用に売られている球形のチーズも危険だそうです。

粘着性が高いもの

粘着性が高く唾液を吸収して飲み込みづらいものは窒息の危険が高くなります。お餅はもちろん危険であることをご存知の方も多いと思いますが、ごはん・パン類・焼き芋・カステラも危険だそうです。

我が家の6歳の娘も1歳の頃フレンチトーストをパクパク食べていて急に意識がなくなり救急車を呼んだことがありました。今思えばうまく飲み込めず窒息しかけていたのだと思います。小さくして一気に食べないように気をつけてあげる必要がありますね。

固く噛み切りにくいもの

リンゴ、生のにんじん、肉類なども噛み切りにくいため注意が必要です。少し前までは肉類などは大きめにしてよく噛むことで歯並びが良くなるとも言われていましたが、窒息の危険が高いことを再認識する必要がありますね。

リンゴも2歳の息子に最近では大人と同じ形で与えてしまっていましたが、こちらも気をつけなければなりませんね。

弾力があり噛み切りにくいもの

キノコやグミなどの弾性があるものも危険です。グミはアンパンマンなどのキャラクターものも多く出ているので、お菓子として与えてしまう方も多いかと思いますが、注意が必要です。

唾液を吸収して飲み込みづらいもの

のり、ゆで卵、煮魚などのパサついたものも要注意だそうです。ゆで卵や煮魚は息子にも日常の食事で与えてしまっていたので、水分を含ませるような処理をするように気をつけていきたいと思います。

窒息の時のサイン

窒息の時、急に顔色が悪くなり、涎を垂らして、苦しそうな顔をして声が出せなくなるそうです。たった数分で呼吸が止まり心肺停止してしまう可能性もあるので、サインに早く気づいて対処する必要があります。

娘が1歳の頃窒息しかけたときは、いきなり静かになり顔色が白くなりスーッと眠るように意識がなくなっていきました。近くにいなかったら静かすぎて気づかなかったのではないかと思います。食事内容に気をつけるのはもちろんのこと、ある程度1人で食事ができるようになっても子供が食事をしているときは近くにいてあげることが大切ですね。

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