うちの娘は頑張り屋な一方、小さい頃からとても甘えん坊でした。4歳の時に弟が生まれることになり、娘の気持ちに寄り添える絵本はないかと探しました。絵本を読むことで、生まれた後のことがイメージできたり、成長について感じることができたようです。兄弟構成によっても響く本が違うと思いますので、いろいろな構成のおすすめの絵本をご紹介します。
おへそのあな
こちらは弟がお腹にいるお兄ちゃんのお話で、お腹に赤ちゃんがいるってどう言うこと?というのが小さい子でもイメージしやすい絵本です。
うちの子は4歳と大きかったので「えー?おへその穴から見てるの?本当?」と言う感じでしたが、少し小さめの2、3歳の子なら、下の子が生まれると言うことを理解するのに役立つと思います。
ちょっとだけ
弟が生まれてお姉さんになるお話です。
弟が生まれたなっちゃんが、「ちょっとだけ」頑張って少しずつお姉ちゃんになっていくお話です。弟のために健気に頑張るなっちゃんにママも思わず涙してしまうのではないでしょうか。特に最後の部分が感動的です。読みながら上の子の気持ちも満たされる素敵な絵本です。
娘も感じるところがあったようで、この本は下の子がお腹にいる時と生まれてからよく読みました。3、4歳くらいの子におすすめです。
おねえさんになるひ
こちらも弟が生まれてお姉さんになるお話です。
お人形を赤ちゃんにみたてながら弟が生まれるのを心待ちにしているソフィー。楽しみにしていたはずの弟がいざ生まれてみると、思っていたのと違って困惑します。弟の誕生を通して成長するお姉ちゃんの様子が綺麗な水彩画で描かれています。
お姉ちゃんが葛藤しながら成長する様子が描かれていて、ママの立場でも上のこの気持ちをよく理解できる素敵な絵本です。4、5歳くらいの子とそのママにおすすめです。
ぼくはひなのおにいちゃん
妹が生まれたお兄ちゃんのお話です。
妹のひなちゃんのために頑張るお兄ちゃん。お兄ちゃんの健気さと妹を思う優しい気持ちにママも温かい気持ちになります。
2〜4歳くらいの子におすすめです。
ぶーちゃんとおにいちゃん
こちらは下の子が生まれて少し大きくなった兄弟のお話。
弟のぶーちゃんはお兄ちゃんが大好き。なんでも真似っこをしたがります。そんなぶーちゃんにお兄ちゃんはうんざり、ちょっと冷たくしてしまいます。仲良い兄弟の様子が描かれていて可愛いです。下の子がしつこく真似してくるのは上の子が大好きだからということが感じ取れ、読むと上の子は嬉しくなるようです!
3〜5歳くらいにおすすめです。
ぼくもだっこ
弟が生まれたお兄ちゃんのお話です。
弟のお世話で忙しいママはなかなか抱っこをしてくれません。すねて外に出たまもるくんはいろいろな動物たちに抱っこを頼まれます。現実離れしたお話ですが優しい気持ちになれる絵本です。
2、3歳くらいの少し小さい子におすすめです。
はなちゃんおとなになります
こちらは3人兄弟の真ん中の子はなちゃんのお話です。
下の子が生まれたはなちゃんは「おとなになるんだもん」と言うのが口癖です。はなちゃんのお姉ちゃんが「おとなになるには〇〇できないと」と優しく見守るなかで、はなちゃんが成長していきます。一番上のお姉ちゃんの頼もしさにも温かい気持ちになれる本です。
5〜10歳くらいの大きい子だとよく気持ちがわかるのではないでしょうか。
上の子は下の子が生まれて嬉しい反面、ママを取られるのではと感じてしまうこともあると思います。うちの娘も一生懸命私のお手伝いをしたり、下の子をあやしてくれたりしましたが、急に悲しくなることもあったようです。上の子の気持ちに寄り添った絵本を通して、上の子の頑張りへの感謝を伝えたりコミュニケーションをとったり。絵本は本当に素敵なアイテムだと思います。一緒にお気に入りの一冊を見つけてみてはいかがでしょうか。
よく下の子が生まれるとなると聞く「上の子可愛くない症候群」と思われる感情が出た時のことと、それが解消された時のきっかけについて書いています。
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