【上の子可愛くない症候群?】悩み始めたきっかけと短期間で抜け出せたきっかけ

健康

下の子が生まれて上の子が可愛くなくなってしまう「上の子可愛くない症候群」。話には聞いていたものの我が家には無縁だと思っていましたが、下の子が1歳10ヶ月の頃に突然私にもその感情が出てきてしまいました。このままだとどうしようと悩みましたが、あることがきっかけで3週間ほどで抜け出すことができました。

上の子可愛くない症候群?

下の子が産まれるとなるママも多いと聞く「上の子可愛くない症候群」。周りのママ達からもそういう気持ちになるという話を聞いていました。

我が家は4歳半歳が離れたこともあってか、下の子のお世話を邪魔されることや気を引くために悪いことをするようなことはなかったので、上の子に対する可愛いと言う気持ちに変化はなく、正直最初は「上の子可愛くない症候群は私はよくわからないなぁ」と思っていました。

ところが下の子が1歳10ヶ月くらいになったある日、突然その感情がわき起こりました。あんなに可愛かった上の子にイライラする感情が湧き上がってきたのです。

今思えば甘えん坊だった上の子が小生意気になってきて、下の子の動きが活発になってきて大変なところにイラっとするようなことを言われたのが発端だった気がします。

イラっとするようなことを言われたときだけでなく、常に胸の中にムカムカした感情があり、抑えようと思っても完全にはコントロールできませんでした。このムカムカした感じは自分が中学生の頃に父親に対する反抗期だった時と同じ感覚だったので、そのうち治るだろうとは思いつつ、「ずっとこのままだと私はどうなってしまうんだろう」「上の子がこれを感じとってしまったらかわいそう」と本気で悩みました。

幸いにも2〜3週間ほどでその感情から抜け出せ、今は落ち着いています。落ち着いたきっかけになった感情の変化について書きたいと思います。

短期間で「上の子可愛くない症候群」から抜け出せたきっかけ

よく「上の子に大好きだと伝える」「上の子を優先する」「上の子だけとの時間を作る」などの対処法を聞きますよね。

上の子との歳の差があまりなくて上の子が甘えたいのに甘えられず親を困らせてしまっているときには効果的なのだと思いますが、我が家のように上の子に明確な落ち度がない場合はちょっと違うのかなと感じました。

お姉ちゃんがわざとママを困らせるようなことをするからイライラするわけではなく、私側の自分でも理由がわからない感情の問題だったからです。

そのモヤモヤした感情・イライラした気持ちがスッと晴れたのが、娘の成長を実感した時でした。

娘・息子・私の3人で散歩をしているとき、息子を真ん中に手を繋いだ娘が「たたたたたたビューン(手を繋いで真ん中の子を宙に浮かせる)しようか」と弟に言って、ジャンプさせてあげたときです。今まで自分がパパとママにしてもらう側だったのに、それを弟にしてあげようと思った娘にすごく成長を感じました。

そのとき改めて、弟が生まれてからの娘の成長を思い返して、娘に対する愛しい気持ちが溢れてきました。

弟が生まれてからの娘の成長

娘が小さい頃は人見知りかつ甘えん坊で常に抱っこをしていました。女の子だとぬいぐるみや小さい子に興味があるイメージですが、娘は全く興味を示しませんでした。

まだまだ甘えん坊だった4歳半の時に弟が生まれ、最初は気になっている感じはするものの、どう接して良いかわからないようでした。

3週間すると自分からヨシヨシしたりお腹に乗せて抱っこしたりし始め、5ヶ月もすると膝の上に乗せて一緒におもちゃで遊んであげたりするようになりました。ぬいぐるみのお世話などにもあまり興味がない子だったので意外でした。

息子が1歳くらいになってコミュニケーションがとれるようになるとさらに可愛がるようになり、2人で遊んだり仲良くしていることも目に見えて増えました。

一方でたまに「私より弟の方が可愛いんだよね」と言うこともあり、気持ちのせめぎ合いがあるんだろうなと私たち親も気をつけるようにしていました。

弟が2歳になった今は、おもちゃや自分のおもちゃを譲ってあげたり、着替えを手伝ってあげたり、毎日たくさん弟と一緒に遊んであげています。息子も「ママじゃない、ねえちゃんがいいの」と言うこともあるくらいお姉ちゃん大好きです。

よく周りからは「下の子は上の子に虐げられて自己主張強くないとやっていけないよね」と言うような話を聞きますが、我が家の場合は逆で、お姉ちゃんは弟に対して本気で怒ったり意地悪をすることはなく優しいです。この話をするといつも他のママ達に驚かれます。

自分の弟を可愛がっている娘も、最初の頃は自分の弟以外の小さい子にはどう接していいかわからなかったようですが、今ではお友達の弟や妹の相手もよくできるようになりました。

初めは、親である私たちが2人目を欲しいと思っていただけで、甘えん坊の娘からすると下の子はあまり欲しくなかったかもしれないなと思った時もありましたが、一緒に遊ぶ姿や娘の成長を見ているとよかったなと思います。今では娘も3人目欲しいと言うほど小さい子大好きです。

甘えん坊だった娘が弟が生まれてから2年でこれだけ成長をしたことや小さい子を大切にすると言う気持ちが芽生えたことを改めて実感でき、さらに娘のことを可愛いと思う気持ちが増しています。

今後娘が成長するにつれてまた今回と同じような負の感情が出てくることがあるかもしれませんが、今回のことを思い出して早めに対処できるようにできるのではと思っています。どうしても目が離せない下の子に目が行きがちですが、上の子の気持ちにも寄り添って過ごしていきたいと思います。

弟や妹が生まれると上の子の環境の変化は大きいですよね。小さい頃から甘えん坊だった娘の気持ちに寄り添う助けになった絵本を紹介しています。絵本のおかげか娘の気質かはわかりませんが、弟が生まれてからも赤ちゃん返りは全くと言っていいほどありませんでした。

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