【ベーキングソーダとベーキングパウダー】アメリカでパウンドケーキを焼く

ニューヨーク

久々にパウンドケーキを焼こうと思いベーキングパウダーを買いに行ったところ、Baking SodaとBaking Powderが並んで売られていました。「何が違うんだっけ?」「Double Acting?」「アルミニウムフリー?」と色々悩ましかったのでまとめました。

ベーキングソーダとベーキングパウダー

隣に並べて売られているベーキングソーダとベーキングパウダー。日本語でも正直ピンとこないのに、英語だとなおさら違いがよくわからず迷ってしまいました。成分表示を見ても英語では何のことかさっぱり。

ベーキングソーダとベーキングパウダーは、どちらも“生地を焼いた時にガスを発生させて膨らませる働きがある”という点では同じなのですが、大きな違いがあります。

ベーキングソーダ

ベーキングソーダはいわゆる重曹のことで、酸と混ぜることでガスを発生させます。そのため、ベーキングソーダを使うレシピには、酸を含むレモンやチョコレートなどが含まれていることが多いそうです。

ベーキングパウダーを使うレシピでベーキングソーダを使ってしまうと、苦味や色味が強いものができてしまうので注意が必要だそうです。これ、アメリカでの日本人失敗あるあるだそうで、購入する前に確認しておいてよかったです。

ベーキングパウダー

ベーキングパウダーは、ベーキングソーダに酸の効果をもつクリームオブタータが混合されてたものです。そのため、酸を含む材料を加える必要がなく、水分を加えて加熱するだけでガスを発生させます。

ベーキングソーダに比べてふんわりとした仕上がりになるため、パウンドケーキやシフォンケーキなどでよく使われます。

ベーキングパウダーを購入した際の疑問

ダブルアクティング?

お店で売られているベーキングパウダーにはSingle Actingと書かれたものとDouble Actingと書かれたものがありました。

「“膨らむ力2倍!”とかだったらどうしよう」と思いつつ「まぁそれなら半分の量にすればいいか」とDouble Actingのものを買ってみました。不安なので一応帰って調べたところ、Single Actingとは水分を加えた時にだけ反応するもの、Double Actingとは水分を加えた時と加熱した時にそれぞれ反応するものだそうです。一般的に使われるのはDouble Actingとのことで、一安心。

アルミニウムフリー?

ベーキングパウダーの中には硫酸カリウムアルミニウムなどが入っていることがあり、これらが健康に良くないそうです。そのため、これらが含まれていないアルミニウムフリーを明記している商品もあるようです。

購入したものの成分を見てみると、「酸性ピロりん酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、一リン酸カルシウム」と書いてあります。名前が難しすぎてちょっとよくわからないものもあるけれど、アルミニウムは入っていなさそうです。

グルテンフリー?

ちなみに、成分のところに赤字で「グルテンフリー」と書いてありますが、ベーキングパウダーは必ずしもグルテンフリーではないそうで、グルテンフリーのレシピを作りたい方向けにそういったベーキングパウダーも売られているようです。

ベーキングパウダーを1回に使う量は少量で、その中のグルテンというとさらに僅かな量ですが、完全にグルテンフリーにするためには細かいところにもこだわらなくてはいけないのですね。

まとめ

英語で見ると情報が目に入ってきてから頭で処理されるまでの時間がかかったり、単純に意味がわからなかったりと、慣れないものを買うときはちょっと手間取りますが、これで次回からベーキングパウダーを買う時は迷わずに買えそうです。

ちなみにベーキングソーダの方の使い方として、マンションを借りるときにキッチンの排水溝掃除は「洗浄剤を使うと痛むので、baking soda(重曹)・vinegar(酢)・boiling water(熱湯)を入れて掃除するといいよ」と教えてもらいました。間違って買ってしまったら、ベーキングソーダを使ったレシピにチャレンジしたりお掃除に使うのも手ですね!

ゼラチンも簡単に手に入り夏にぴったりのデザートが簡単に作れます。アメリカでは日本のようなゼリーやパンナコッタがあまり売られていないので、手軽な手作りはおすすめです!

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