【NY小学校への転入】日本の学校からのブランク期間

ニューヨーク駐在・英語

海外転勤の場合、日本国内での転勤とは異なり、日本の学校を辞めて現地の学校に通うまでにブランクがあいてしまうことがあります。我が家は日本からニューヨークの学校に転入しましたが、2〜3週間ほど学校に通えない期間がありました。義務教育の年齢なのに何週間も学校に行けないことへの不安などもあったので、その時のことについてご紹介します。

NYの公立小学校に通うには

ニューヨークでは公立小学校に学区があり、新居に住み始めないと学校に編入手続きをすることができません。日本から新居を契約している場合はいいのですが、現地に行ってから内覧をして契約をする場合、ある程度の期間学校に通えなくなってしまいます。

ニューヨークでは物件が古いこと、マンハッタンの物件は高額で所得制限があったり枯渇気味であることなどから、すぐに良い物件が見つかるとも限りませんでした。

また、入学のためには物件の契約書に加えて、電気・ガス・水道・インターネットなどの領収書が必要です。日本にいるうちは詳細がわからず、この請求書をもらえるまで1ヶ月くらいかかると思っていたので、最悪の場合2ヶ月以上学校に通えない期間があるのではないかと思い、とても心配していました。

娘のブランク期間の内訳

娘が日本の学校を辞めてから現地の学校に通い出すまでの期間の内訳は以下の通りでした。

①日本の学校を辞めてから出国まで:2日間
新型コロナウイルスのPCR検査を受ける必要があり、検査から出国までの余裕が必要だったため、日本の学校を辞めて出国するまでに2日間要しました。

②現地についてから新居を契約するまで:約10日
到着翌日に新居の内覧に行き決定し、契約が完了して住み始めるまでに約10日かかりました。契約のための審査は5日くらいで通ったので、最短だと5日くらいで住み始めることはできるのかもしれません。
事前に候補物件を日本にいるうちにいくつか考えておき、その物件がまだ空いていたためこの程度ですみましたが、該当物件がない場合などはさらに長くなてしまう可能性もあります。

③新居に移ってから学校に編入の手続きに行くまで:3日
我が家は引っ越しが金曜日で土日を挟んだので、引っ越しから3日後の次の月曜日に編入手続きに行きました。編入のためには住所を証明する2つの証明書が必要で、1つは物件の賃貸契約書なので入居日に手元にありますが、もう1つ電気・ガス・水道・インターネットなどの領収書が必要になります。これに時間がかかると思っていたのですが、意外にもインターネットは前払いで入居2日後には入手できました。
また、生活立ち上げのための家具を揃えたり部屋を片付けたりなどもあるので、土日を挟んで3日後はちょうどよかったなと思っています。学校のお友達には入居から編入手続きがすごい早いね!と言われたので、もう少しゆっくりされるのが一般的なのかもしれません。

④編入手続き完了から学校に通うまで:1日
編入には健康診断や必要なワクチン接種が必要だったので、それが完了するまで学校に通うことはできないと思っていました。健康診断には学校指定の様式が必要なことから、事前に健康診断を受けておくことができなかったため、いつから通えるのか不安でした。
しかしそのあたりは結構大らかなようで、通い始めてから早い段階で受診すればOKと言われ、編入手続きの翌日から学校に通えることになりました。

想定と現実

当初日本で現地の状況がよくわからず、新居に住み始めるまでに約14日間に追加で、領収書が1ヶ月かかるとして1ヶ月半も学校に通えないのではないかと思っていました。また、新居が見つからずに1ヶ月くらいかかったら2ヶ月〜2ヶ月半も学校行けないのではないかと心配していました。

そのため、NYCの担当部署や現地の公立小学校に問い合わせてみたりもしました。仮の住居から一時的にその学区の学校(ゾーン校)に通って、新居が決まったら新居のゾーン校に再編入する方法もあると言われましたが、ただでさえ慣れない環境なのに2回も転校させるのは可哀想だと悩んでいました。最悪、新居が決まるまで2ヶ月くらいあったとしても、自宅学習で乗り切ろうと考えてもいました。

実際現地に着いて手続きを進めていくと、新居に移ることさえできればすぐに学校に通えることがわかりました。日本にいるうちに幾つか候補物件を選んで、そのゾーン校と連絡をとっておくと物件を決める際の参考にもなりますし、転居後スムーズに学校に通えるようになると思います。

ブランク期間の学習

思いのほか短期間で学校に通えるようになって一安心でしたが、それでも日本の学校を辞めてから2〜3週間のブランク期間ができてしまいました。

その間の学習はスマイルゼミを使って行いました。いつもは最低4つの課題をしているところを、この期間は30個以上の課題をするようにしていました。スマイルゼミはタブレット学習なのでかさばらずに、Wi-Fiがあればどこでも学習できるので、空港の待ち時間にも活躍してくれました。

アメリカにいたら学習することはない漢字についても、練習帳を手荷物で持ってきておいてこの期間に練習を進めるようにしました。

他にも図工の授業だと思って、本数が多めの色鉛筆と折り紙などを手荷物で持ってきて、お絵かきや工作などもしていました。

学校に通うほどの時間学習はできませんが、自分のペースでできるので意外と問題なく過ごせたのではないかと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました