アメリカで2年間を過ごした娘が、今回英検準二級を受検しました。初めて受ける英検の様子について書きたいと思います。
【アメリカ】娘の英語力
娘は、2nd gradeと3rd gradeの2年間をアメリカで過ごしました。アメリカでの英語力の変化についてはこちらに書いています。
2年間の間にWriting、Listening、Readingはネイティブの子と遜色ないレベルに、Speakingはネイティブの子と全く同じとはいきませんが近いレベルになりました。
【帰国後】英語力の維持
帰国後は日本語だけの生活になるため、どうやって英語力を維持するかが課題ですよね。先に帰国した友人たちに聞くと、帰国子女向けの英語スクールに通っている子が多いです。
我が家の場合、娘が英語維持のためにしていることは以下です。
- YouTubeやAmazon Primeで動画を見るときは英語にする
- 週1回英語のレッスンを受ける
- 短めの読解問題を週に数回解く
読解問題はアメリカにいた時にも使っていたテキストを使っています。さまざまな話題を短い文章で読めて面白いです。ただし、問題が少ないので親が追加で問題を作っています。
英語を話す機会が少ないのでもっと会話の機会が増やせるといいのですが、なかなか難しくて課題となっています。
【英検受検】準二級を受検
準二級から受けた理由
英検準二級の英語レベルは高校中級程度です。ネイティブで何歳くらいのレベルに該当するかはわかりませんが、準二級の過去問を見たところ、3rd grade(8歳)の時にアメリカの公立小学校で受けた州統一テストの内容より少し簡単かなという感じだったので、まずは準二級から受けてみることにしました。
英検受検に向けての準備
会場選び
まず、本会場にするか準会場にするかを考えました。
本会場のメリットとしては「今後他の級にチャレンジしていく時に向けての練習になる」、デメリットは「会場が大きくて会場で過ごす時間も長いので小学生には大変かもしれない」ことが挙げられます。準会場のメリットとしては「会場が小規模である」「本会場よりリーズナブルに受検できる」、デメリットとしては「家の近くに受け入れてくれる会場がないかもしれない」ことが挙げられます。
娘が小学生であることから、緊張せずに受けられるように準会場を探しました。準会場は基本的に学習塾や英語スクールが実施しているため、塾やスクールの生徒以外は受け入れてもらえないこともあります。今回、家の近くで生徒以外を受け入れてくださるスクールがあり、そのスクールの先生が親切だったことから、そちらで受けさせていただくことにしました。
学習
準二級受検への準備としては、上記に記載した普段している英語学習を続ける以外に、英検対策の本を1冊解きました。
小学生でたくさんの問題量はこなせないので、書店で見た中で短期間で要点を押さえていて小学生でも解きやすいと感じた「予想問題ドリル」を選びました。
また、一次試験後は二次試験に向けて二次試験で出されそうな内容の問題を英語スクールの先生と練習したり、家でさまざまなトピックに関する自分の意見を考える練習をしました。
受検当日
一次試験
試験前には回答シートに受検者情報を記載します。子供が小さいときは親が同席して記入することも可能です。娘には書き方を教えてあったのですが、漢字で記載する部分もあったことから親が同席して記入しました。記入を終えたら親は速やかに退出し、子供は受検開始時刻を待ちます。
準会場は小規模でスクールの先生も親切だったことから、娘は緊張せずに受けられたようです。一方で本会場ほど閉鎖空間ではないので、会場外の音が少し聞こえてくるといったデメリットはあったようです。
二次試験
二次試験は面接です。こちらは準会場は設けられていないため、本会場で一次試験を受検した方々と同じ会場で受検します。
一次試験と同様に、マークシート用紙に記入するところまでは同席できました。会場をぐるっと見た感じ、中学生・高校生が大半で小学生くらいの子も数名いました。
会場に着いてから面接が終わるまで約1時間なので、終わる頃にお迎えに行きました。待ち時間もあり緊張したかなとは思うのですが、本人談では全ての質問に回答できたということでした。
結果
合格発表は一次試験後と二次試験後にそれぞれオンラインで見ることができます。結果が見られる時間になるとアクセスが集中するので少し待つ必要がありますが、数分〜10分ほどでアクセスすることができました。
結果は合格でした!動画を英語で見ていることが功を奏したのか、特にListeningの結果が良かったです。
改善できそうな点としては、二次試験の面接でAtitude(態度)がスコア3中たった1でした。緊張もあると思いますが、英語力とは関係なくスコアを伸ばせるところなので次回以降の課題になりました。
また、英検では受検した都道府県の中での順位を見ることができます。
娘は上位3%でした!自分の手応えに結果がついてきたことで、次の級に向けてのモチベーションにもつながったようです。
アメリカに行く前に受けた国連英検ジュニアCコースのことについても書いています。
ここから2年間でこれだけの英語力がついたことを考えると、子供は母国語のように英語を吸収していくということを改めて実感させられます。
コメント