アメリカの小学校のマラソンイベントは、日本のマラソン大会とは大きく様子が異なります。初めてのファンランだったので最初は何をするのかよくわからなかったのですが、終わってみるととても楽しいイベントでした!
Fun Run(ファンラン)
Fun Run(ファンラン)は「Fund(募金)+Fun(楽しい)+Run(走る)」を合わせた言葉で、アメリカの小学校のイベントの1つです。日本のマラソン大会と募金を合わせたような感じです。
ニューヨークの現地校のファンラン
学校によっても多少異なるようですが、娘の学校のファンランについてご紹介します。
募金イベント
ニューヨークの現地校に通い始めて定期的にあるのが募金イベントです。ファンランのイベントでもファンラン当日までに募金期間がありました。
学校から用意されたウェブ上の募金サイトに登録し、募金をします。集められたお金は学校の運営に役立てられます。公立小学校は無料で通えるので、こういう募金を通して運営費を賄っているようです。
登録した募金サイトを親戚や友人にシェアし、募金のお願いをします。私たちはニューヨークに募金をお願いできるような親戚はいないので、自分たちで出しました。
日本だと緑の募金などがありますが、数百円を子供のお小遣いなどから持たせる方が多いのではないでしょうか。これがニューヨークだと規模が違い、この募金期間に全校で4,300ドル(約560万円)も集まるのです。しかもこういうイベントが年に数回あります。
他にも募金ではないですが、先生方へのクリスマスチップやギフトなどでまとまったお金を集めることもあります。
募金や先生へのチップは全く出さないというご家庭もありますし、金額も各々に任されているのですが、慣れていないこともあり毎回どのくらい出そうか迷ってしまいます。
ファンラン当日
ファンランはその名の通り、楽しく走るマラソンのようなものです。背中に周数が書かれたTシャツを着たり、周数をプリントした紙を貼ったりしてマラソンをします。1周するごとに、周数のところにマークを入れてもらいながら、ひたすらグラウンドを周回します。
日本でもマラソン大会はありますが、様子は大きく異なります。ニューヨーク(おそらくアメリカ全土)では、何のイベントをするにも「楽しく自由に」という雰囲気があります。
このファンランも、目指す周数は決まっていますが、無理して走る必要はないし、歩きたくなったら歩いてもOKです。お水も飲みたい時に飲んでOK。楽しい音楽とアナウンスに合わせて、走ったりジャンプしたりダンスしたりしながら楽しくマラソンをします。競い合うという感じではなく、自分ができる範囲で頑張るという感じです。
走った週数に応じて募金をするところもあるようですが、娘の学校では募金活動とマラソンは切り離されていました。
まとめ
ニューヨークに来て日本とのギャップを感じることとして、募金イベントの多さと楽しいイベントの多さがあります。ファンランはまさにその両方を併せ持ったようなイベントです。
日本のようなしっかりと練習した上で成り立つ壮大なイベントも素敵ですが、アメリカのような「イベントは楽しく!盛り上がって!」という雰囲気もとても楽しいです。
アメリカは自由な感じなので、ひたすら練習してイベントに臨むとなると途中でやらなくなってしまう子が出てしまうのかもしれませんね…。とにかく何をするにもテンション高く盛り上がっていて、日本人の娘は時々テンションについていけなくなることもあるようですが、「アメリカの学校すごく楽しい!」と言っています。
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