【意外と多い2人目不妊】治療は必要?どんな治療がある?

出産・育児・教育

「2人目不妊」という言葉よく聞きますが、私を含め周りでもかなり多くの方が実際に2人目不妊で悩んでいました。1人目は自然妊娠できたのに治療が必要なのか、どのような治療があるかなどについて、実際に経験したことを踏まえて書いています。

2人目不妊

「2人目不妊」は、1人目は自然に授かったのにその後なかなか2人目を授からないことを言います。年齢による老化、上の子の子育てによる疲労など考えられる理由はありますが、明確な原因はわかりません。

2017年5月に日経DUALが行ったアンケート結果によると、不妊治療経験者147人の中で第二子のときに不妊治療を経験した人は62.6%。その内51%もの人が「第二子で初めて不妊治療をした」と答えています。

1人目は問題なく授かっているので2人目ができないなんて本当にあるのかなと思っていましたが、私自身も実際それで悩むことになり、周りにも希望してから2年以上2人目を授からないという方が多くいました。

1人目をすぐ自然に妊娠したのに2人目ができないなんて信じられないと、治療すべきかどうかすら悩んでしまうのではないでしょうか。

2人目不妊の治療

治療を始めるタイミング

1人目は欲しいと思ってすぐ妊娠したため、2人目もそうなると思っていました。実際すぐ妊娠したのですが初期流産してしまいました。ショックでしたが、またすぐ妊娠できるかなと考えていました。

そこから1年半くらい経っても全く気配がありませんでした。生理周期も安定しているのに不思議で、1人目を出産したことや流産でした手術の影響で何か問題があるのかもしれないと思い、検査を受けてみることにしました。

検査

近所の産婦人科を受診して、基本的な検査を受けました。

基礎体温測定
基礎体温をつけて病院に持っていき、2相性のパターンがあるかを確認してもらいます。これは特に問題なく綺麗な2相になっていました。基礎体温だけなら自宅で自分でも確認できますね。

超音波検査
内診をして子宮の状態や異常の有無を確認してもらいます。卵胞がきちんと大きくなっているかの確認なども併せて行いました。

クラミジア抗体検査
卵巣の病変の有無を予測するのに有用なクラミジア抗体検査を行います。陰性であれば問題ありませんが、陽性だった場合は抗生物質で治療します。これも既に出産を経験された方なら妊娠時に確認している検査なので陽性になることは少ないのではと思いますが、念のために確認しておくようです。

内分泌検査
血液検査でホルモンの検査を行いました。月経周期に応じてホルモン値が正常に変動しているかを確認しました。

卵管疎通性検査
卵管に造影剤を流して卵管の詰まりがないかを確認します。この検査はとても痛いと聞いていたので緊張しました。内診台に乗ってチューブから液体を流されます。お腹に違和感はあるものの、思っていたほどの痛みはありませんでした。卵管に詰まりがあるととても痛いそうですが、この検査で詰まりが解消される人も多いそうです。

ここまでで特に異常は見られませんでした。上記以外にもフーナーテストを行うところもあります。

タイミング療法

基本的な検査で特に異常が見られなかったことから、先生にはこのままにするかタイミング療法をするかのどちらかが良いと勧められました。

1人目を自然妊娠していることや検査結果から「タイミング療法ですぐ妊娠できるでしょう」と言われました。私自身も検査結果に異常がなかったことで安心し、そのうち妊娠できるだろうと思っていました。

タイミング療法では、内診で卵胞のサイズを確認してもらい排卵日を予測します。生理周期も安定していて基礎体温も2相になっていたので自分で排卵日を予想していましたが、それと全くずれはありませんでした。

4回ほどタイミング療法をしましたが、結局妊娠はしませんでした。タイミング療法を続けてもよかったのですが、毎回自分の予測と寸分のずれもなかったこと、仕事をしながら毎月2回病院に通うのが大変だったこともあり、病院に通うのはやめ自分で基礎体温をとっていくことにしました。

ステップアップ

その後さらに半年ほど基礎体温をもとに自分でタイミングを取りましたが、妊娠することはありませんでした。

ここまでで約2年半。さすがにそろそろステップアップを考えた方が良いかと思い始めました。

タイミング療法の次のステップとしては、一般的には人工授精を経ての体外受精となります。人工授精も体外受精もタイミング療法に比べて通院する日が多くなることから、仕事をしながら長期で治療を行うのは厳しいと考え、人工授精は飛ばして体外受精にチャレンジすることにしました。

体外受精

体外受精にチャレンジした時のことは以下に書いています。

体外受精の治療を行ったNACでは、卵胞数が確認できる抗ミュラー管ホルモン(AMH)の測定も行いました。この検査によって何年後くらいまで妊娠が可能かという事がわかります。

3回体外受精にチャレンジしましたが、上記に書いた通り実りませんでした。体外受精は一般的に最後のステップとされているので「これでダメだったら諦めよう」と思っていたものの、毎回排卵済みで主席の卵子が採れなかったことから自分に合わない方法だったのではという思いが少し残ってしまいました。

ステップダウン?

体外受精のために採卵すると通常の自然妊娠のための行為は禁止となります。そのため、毎回主席が採れない方法が合わなかったのではないかという思いがあり、人工授精にステップダウンしようか悩みました。

人工授精を行なっているその地域では有名なクリニックに受診し経緯を相談しましたが、「第一子を自然妊娠できていて、この問題ない検査結果なら自然妊娠できる」「人工授精にもリスクがあるのでそのリスクをあえて取る意味がないと思う」と言われてしまいました。

その時は道を断たれた気持ちで悲しかったですが、上の子もいるし2人目にこだわらず諦めるのも大事かもしれないと思い、ここで治療は諦めることにしました。

治療を諦めて

よく治療を諦めたら自然妊娠したなんていう話も聞きますが、そんなのたまたまでしょと思っていました。

しかし、なんと治療を諦めて3ヶ月後に第二子を自然妊娠しました。そのまま何もしなくても妊娠したということではとも思いますが、もしかしたら色々チャレンジした段階で何か良いきっかけがあったのかもしれないし、こればかりは何が正解だったか難しいことだなと感じています。

周りで2人目不妊で悩んでいた方々もその結果は色々でした。

  • 2年半ほどの不妊期間を経て治療なしで自然妊娠した
  • 3年ほどの不妊期間を経て人工授精を行なって2回目で妊娠した
  • 3年ほどの不妊期間を経て体外受精を行なったものの諦めた
  • 3年ほどの不妊期間を経て治療を開始したら婦人科系の病気がわかった
  • 4年ほどの不妊期間を経て自然妊娠した
  • 5年半ほどの不妊期間を経て自然妊娠した

それぞれに合う方法やタイミングもあるので、本当に何が正解か難しいですよね。不妊に悩んでいたら病気が見つかったという方もいたので、もし悩まれている事があれば一度受診してみるのも良いかもしれませんね。

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