【落とし物を拾う】アメリカで落とし物を拾ったらどうする?

ニューヨーク

子供たちが落とし物を拾いました。どこかに届け出なければと思ったものの、アメリカのシステムがわからず困りました。今回は拾った落とし物を届け出た時のことについてご紹介します。

日本で落とし物を拾ったら

日本で落とし物を届ける際は交番や警察署に届けるのが一般的ですよね。拾ったものによっては書類の記入が必要になりますが、気軽に届け出ることができます。

しかしここはアメリカ。交番を見たこともなく、一体どこに届け出ればいいのか見当もつきませんでした。

ニューヨークで落とし物を拾ったら

住所の記載がある場合

身分証やカードなど住所の記載があるものも日本では警察に届け出るのが一般的ですよね。ウェブで調べたところ、アメリカでは住所の記載がある落とし物はポストに投函すると郵便で該当する住所に送ってくれるそうです。このシステムすごいですね!

住所の記載がない場合

子供たちが拾ったのは、住所の記載がないものでした。苗字は記載されていたものの、どこのどなたか全くわかりません。

後で落とし主が探しにくることを考えてその場に置いておくという方法もあったと思うのですが、娘は「落とした人にとって大切なものだから無くして困っているはず。交番に届けなきゃ。」と思ったようで持って帰ってきてしまったため、「何処かに届けなければいけないね」という話になりました。

拾ったのが広場だったこともあり、商業施設のように近くにお店の方などもおらず。そんな時日本なら迷わず近くの交番に届けるのですが、マンハッタンを歩いていて交番らしき施設を見かけたことがありません。

一体どこに届けたら良いのだろうと思いながらウェブを検索していたところ、ニューヨーク市内の管轄別の警察署の場所がわかるサイトに行きつきました。どうやらニューヨークは77つの管轄に分かれて警察署があるようで、管轄の警察署に届け出ればよさそう。ということで、落とし物を拾った場所の管轄の警察署に行くことにしました。

ニューヨークで落とし物を届ける

上述のサイトでも管轄の警察署を調べることができますし、Google mapで「Precinct」と検索しても警察署の場所が出てきます。日本のようにたくさんの交番があるわけではなく、数はとても少ないです。

まずは拾った場所の管轄になっている警察署に向かうことにしました。しかし、警察署に向かう道を歩いていると車しか通らないようなトンネルが…(写真の右側)。

治安面が不安で迂回したところ目的の警察署の入り口に辿り着けず。

道を歩き続けていると警察官がいたので、その方に「落とし物を拾ったのですがどうしたらいいですか?」と聞いてみました。「それなら預かるよ」と言ってくれないかなと期待したものの、もちろんそんなわけもなく、最寄りの警察署を教えてくださいました。最寄りと言っても徒歩で30分ほど。散歩がてら教えていただいた警察署に向かいました。

入り口で「落とし物を拾いました」と伝えたところ、「中で手続きをしてね」と言われ中に入りました。中には日本の交番のような簡易なテーブルに警察官と事務の方が2名座っていました。あまりに簡易すぎて、警察官に2名の市民(事務の方でした)が事情を聞かれているのかと思ってしまったほどでした。

日本のように専用の書類はなく(本当はあるのかもしれませんが…)、裏紙のようなものに名前、電話番号、拾った場所を記載し、あっという間に手続きが完了しました。持ち主の方は大切なものを落として困っていらっしゃると思うので、問い合わせがあり無事手元に届くことを祈ります。

まとめ

アメリカでの警察への落とし物の届出は意外にも簡単でした。今回は管轄の警察署に届け出なくてはと思ったため結局目的の警察署に辿り着けず手間取ってしまいましたが、管轄外の警察署でも受け付けてくれたので、次回からは駅から近いアクセスの良い警察署に届け出ようと思います。

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