ニューヨークにある国立数学博物館は、数学の原理を使ったもので遊びながら子供たちが数学に親しむことができる施設です。
National Museum of Mathematics(国立数学博物館)
国立数学博物館は、その名の通り数学に関する博物館です。マンハッタンのミッドタウンにあり、近くにはマディソンスクエアパークがあります。数学と聞くと子供には難しいかなと思ってしまいますが、遊びながら数学に触れることができるキッズフレンドリーな博物館になっています。
ニューヨークにある博物館や美術館は、図書館のカードを持っていると使えるCulture PassやIDNYCなどで無料で利用できる場所が多いのですが、2023年現在、国立数学博物館はそれらの対象にはなっていません。
そのため通常は入館料がかかりますが、月に2回(うち1回は土曜日)無料開放日があり、その日だけは無料で利用することができます。無料開放日は博物館のホームページで確認することができます。
国立数学博物館の様子
入り口
入り口の扉は数学博物館らしくπの形になっています。
館内は1階と地下の2フロアに分かれています。どちらのフロアにも子供が体を使って遊べるものがたくさんあります。今回はその一部をご紹介します。
地下
こちらは地下にあるスクリーンです。スクリーンの前で体を動かすと、体が花や葉っぱになって広がっていきます。
こちらは同じ形を使って組み立てていくパズルのようなものです。さまざまな形の種類があり、大人でもはまってしまいそうです。
こちらのパズルはマグネットでできていて、猿、ウサギ、恐竜などが無限に組み合わさっていきます。小さい子にはこちらもパズルも面白いと思います。
1階
こちらは1階にある立体的なパズルです。星や入れ物など、自分で考えた形を作って遊ぶことができます。
1階には比較的ダイナミックなものが多く、こちらは運転席に座ってリモートで車を運転します。車から見える映像が画面に映し出され、不思議な感覚でした。アクセルを踏まなくても自動運転できるようなスイッチもあったので、小さい子でも遊ぶことができました。
一番人気がこちらです。四角形のタイヤの三輪車に乗ってみることができます。四角いタイヤは普通は回転しませんが、地面がその辺の長さに合わせて円形になっているので回転することができます。
これら以外にも、足元に広がる映像に合わせて動いて遊ぶものや、船のようなものに乗ってどんぐりのような形の石が敷き詰められた上を渡っていくものなど、子供たちが喜ぶような体を使って遊べるものが盛りだくさんです。
それぞれ数学の知識を使って原理を考えられるものになっていますが、そういう知識がない小さな子でも室内遊び場感覚で数学に慣れ親しむことができるのがいいですね!
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