【海外駐在までの準備】必要な準備「予防接種」

海外駐在の準備

海外赴任の帯同に向けて、必要な準備をまとめていきます。今回は海外渡航に際する「予防接種」についてです。海外渡航に際しての予防接種は、赴任先や過去の予防接種歴により必要なものや推奨されるものが異なります。複数回接種で時間がかかるものもありますので、早めに確認しておくと安心ですね。

海外赴任に際して必要な準備については以下にまとめています。

海外赴任前に接種するワクチン

海外赴任をする際赴任先の国や地域により、接種が必須となるワクチンや接種しておいた方が良いワクチンがあります。接種が必須となるワクチンについては、入国時や飛行機の乗り継ぎ時、子供の学校への入学の際に予防接種証明書の提示が必要になることがあります。

渡航先、渡航期間、年齢や過去の予防接種歴などにより必要な予防接種が異なりますので、事前に確認して必要なものを接種しましょう。

ワクチン接種時期

ワクチンの種類によっては数回接種が必要なものもあります。できるだけ早く、接種するワクチンの種類や日程の相談を始めるようにしましょう。

我が家の場合、念のためA型肝炎とB型肝炎のワクチンも接種しておこうと思ったのですが、国内で承認されているワクチンだと渡航までに十分な時間がないということで、海外製の国内未承認のワクチンを使用して接種期間を短縮することになりました。ただし、国内未承認のワクチンは健康被害等があった時に国の救済制度が受けられません。病院がワクチンを輸入している代行業者による独自の補償制度を受けることになりますので、事前に病院に内容を確認してから受けると良いですね。

結局1ヶ月くらいかけて、主人8本、私9本、娘7本、息子9本の注射を打ちました。大変でした。。。

ワクチンを接種する医療機関

「日本渡航医学会」に所属する医師が診療を行っている医療機関を「トラベルクリニック」といいます。トラベルクリニックでは、渡航前に必要なワクチンの種類や接種スケジュールについて詳しく相談にのってもらえます。

私はまず子供のかかりつけのクリニックに相談に行きましたが、接種したいワクチン全ての取り扱いがないため難しいとのことで、トラベルクリニックに相談することを勧められました。その後トラベルクリニックに相談したところ、渡航先や渡航期間、年齢などを聞かれ、それをもとにワクチン接種の日程を決めてくださいました。詳細は初診の時に母子手帳の予防接種歴や接種したいワクチンの希望などをもとに相談して決まります。専門的に対応されているだけあってとても慣れていらっしゃって、接種すべきワクチンをもとにスケジュールを組んでくださいました。また、母子手帳に記載できない大人に関しては日英で記載されたワクチン接種記録もくださいました。

トラベルクリニックのリストは日本渡航医学会のホームページに掲載されています。

トラベルクリニック以外でも渡航前のワクチン接種を行っている医療機関もあります。接種したいワクチンの取り扱いがある医療機関は、厚生労働省検疫所のホームページで検索することもできますので、お近くの医療機関が該当するかを確かめてみてください。

ワクチンの種類

渡航前のワクチンの種類

以下のようなワクチンがあり、接種するものは渡航先等により異なります。また、必須のものでなくても希望があれば接種できるものもあるので、医療機関とよく相談の上決めると良いですね。

  • 黄熱
  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • 破傷風
  • 狂犬病
  • ポリオ
  • 日本脳炎
  • 麻疹
  • 風疹
  • 髄膜炎菌

海外渡航に際するワクチンの種類や詳細については、厚生労働省検疫所のホームページに記載されています。

今回我が家はインフルエンザ大流行中のアメリカへの渡航なので、インフルエンザワクチンを追加で接種していくことにしました。インフルエンザワクチンの効果は5ヶ月くらいで切れるので、10月くらいに接種していると3月くらいには効果が切れてしまうそうです。主人と私は今季2回目、子供たちは3回目の接種となります。

子供の定期予防接種

定期の予防接種については年齢相応のものを渡航前に完了しておきましょう。

娘の場合、対象ワクチンの接種時期まで半月ほど足りなかったので医療機関に事前に打てないかを相談しました。既定の接種スケジュールから外れる場合、以下のような点に注意が必要です。

  • 自費での接種になり、高額なものもある
  • 健康被害があった場合に国の救済制度で支給される補償金の額が少なくなる

上記のことが了承できる場合には接種可能だそうです。スケジュールから外れても事前に接種していくか、赴任先で続きの接種を行うかも合わせて医療機関と相談して決めるといいですね。

予防接種の証明書

接種が必須のワクチンに関しては、入国時や飛行機の乗り継ぎ時、子供の学校への入学の際に予防接種証明書の提示が必要になることがあります。事前に確認して用意しましょう。子供については母子手帳に書いてある過去の予防接種歴もあわせて英訳しておくと、今後の定期接種の際や学校への入学の際に安心です。

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