うちの娘は現在年中でZ会の年長コースを受講しています。来年年長になる際に海外赴任の可能性があるため、海外でも続けられる通信教育を検討中です。それぞれの通信教育について、海外受講可否やその際の費用などについてご紹介します。
海外赴任に際しての子供関連の準備や手続きについては以下にまとめています。
Z会
海外での受講の可否
海外で日本と同じ内容を受講することが可能です。
紙で届く教材は主に国際宅配便で届きます。海外の住所が決まっていなくても申し込み可能で、教材の到着日の調整や一時帰国・転居による受け取り先の変更などにも細かく対応してくださるそうです。
赴任直前や直後はバタバタしそうなので、細かく対応してくださるのはありがたいですね。
海外で受講可能なコース
コースは通常国内で受講するのと同じです。
幼児コース
今娘はこちらを受講していますが、よくできた教材で興味の幅を広げてくれています。
小学生コース
紙の教材で、基礎から発展まで「考える力」をしっかり伸ばすことを目指したコースです。
小学生コースには、「スタンダードコース」と「ハイレベルコース」があります。ハイレベルはスタンダードにプラスで難しい問題が加わるのと、提出課題の一部がハイレベルバージョンになります。
娘は現在年中で年長コースを受講しているので、来年年長で小学生コースを受講できるかヘルプデスクに確認してみました。結構そういう方はいらっしゃるそうで、実学年と違う教材の受講も可能とのことでした。ついていけなくなった時点で実年齢の教材に戻すか、2年生までは1学年上のコース(つまり3年生のコース)を受講して、実際に3年生になった時点で中学受験コースに切り替えるという方が多いようです。
3年生からはタブレットコースも選択できます。ヘルプデスクに問い合わせたところ、来年度からは1〜2年生のタブレットコースもできるそうです。こちらについては追って詳細が分かり次第追記したいと思います。
タブレットコースは、App Storeが対応している国・地域でのみ受講できます。その他受講に際して注意点があるので、海外での使用を検討されている方は事前に確認されてください。
また、タブレットコースは電子なので海外でも国内と同額で受けられるかと思いヘルプデスクに問い合わせてみましたところ、海外でタブレットコースを受講する場合も紙と同じ海外加算金がかかるそうです。
中学受験コース
難関国私立中学の受験を目指すコースで、3年生から選択できるようになります。
受講費用
海外受講費用
海外で受講する際には、国内の受講費用に加えて、「海外料金(海外加算金:2,080円/月)」がかかります。海外加算金が通常の国内の料金に加えて年間で約25,000円かかるのが地味に大きいですね。。。
支払い
「クレジットカード決済」「口座引落」「振込(払込用紙によるご入金)」の3種類の方法があり、海外で受講する場合は一括払いのみ可能です。
海外受講に関する詳細
海外受講に関するZ会のHPはこちらです。
スマイルゼミ
海外での受講の可否
ヘルプデスクに確認したところ、特に海外専用に何か制度はなく、Wi-Fi環境があれば受講可能で、実際に海外で受講されている方もいらっしゃるそうです。ただし、動作保証はできないので、赴任先の状況やネットワーク環境によっては使えないリスクもあるとのことでした。
海外で受講可能なコース
基本的に国内と同じです。タブレットは国内でしか受け取れないので、入会自体は赴任前にしておく必要があるのでご注意ください。
幼児コース
小学生コース
受講費用
ヘルプデスクに問い合わせたところ、タブレットを使用したデジタルコンテンツなので、海外で受講する際の追加料金は不要だそうです。ただし、国内・海外に限らず、タブレット代が初期費用として必要です。
スマイルゼミの体験会に参加した様子もレポートしています。
追記:その後スマイルゼミを使い始め、ニューヨークに赴任しました。ニューヨークでスマイルゼミが実際に使えるかどうかについて書いています。
こどもちゃれんじ・進研ゼミ
海外での受講の可否
海外での受講は可能ですが、国内での受講とは異なる点もありますので注意が必要です。
海外で受講可能なコース
- こどもちゃれんじ(ぷち~じゃんぷ)
- 進研ゼミ(小学講座・中学講座・高校講座)
- こどもちゃれんじプラス
- 小学講座オプション教材(一部を除く)
小学講座はデジタルやオンラインでのコンテンツ/サービスの提供があることもありますが、赴任先の状況やネットワーク環境によっては利用できないこともあるので、事前に確認してみてください。
国内受講との違い
契約先や受講費の支払い先が、「ベネッセ」ではなく「販売会社(日販アイ・ピー・エス株式会社、株式会社OCS)」になります。解約も販売会社での手続きです。日本に本帰国する場合は、一度解約して再度日本で入会する必要があります。
受講費用
受講費用や支払い方法は、赴任先、配送方法、販売会社によって違うので事前確認が必要です。各国の費用はこちらに載っています。費用は基本的に年度単位の一括払い(年度途中からの場合は開始月号から翌年3月号までの一括払い)のみです。
例として、我が家が来年アメリカで受講する場合の費用は以下です。
チャレンジ1、2年生(2020年):アメリカ 5,991円/月(宅配・EMS便)
国内で受講すると年度単位の一括払いで月額2,980円なので、海外で受講する追加の費用が約3,000円ですね。そう考えるとZ会の海外加算の方がお得なのですね。
海外受講に関する詳細
海外受講に関するベネッセのHPはこちらです。
公文
海外での受講の可否
ブログを読ませていただいている方が、アメリカでお子さんに公文の通信教育を受けさせているとのことだったので、興味があり問い合わせてみました。
2019年10月に問い合わせをした際の回答
公文式通信では、海外通信の新規入会受付は一切行っていないとのことでした。教材送付を日本国内経由とする海外通信も受けていないとのことです。
ただし、例外として以下の場合は、相談可能だそうです。
- 日本国内の公文式教室で学習中の方が、海外への転居に伴い、通信学習という形態でも公文を継続希望される場合(一時帰国中に日本の教室で学習された方は不可)
- 国内在住で、公文式通信で学習中の方が、海外へ転居しても公文を継続希望される場合
- 海外現地の教室で学習中の方が、何らかの事情で通信学習への変更を希望される場合
どうしても海外で公文式を受けたいという場合は、事前に国内で教室に通っておくか現地の教室に通うかということになりますね。
まとめ
それぞれ海外で受講する方法はありそうですが、海外受講に際しての追加費用や追加手続き、ネットワーク環境によるリスクなどもあるので、それらを踏まえて検討が必要ですね。我が家としては、今受講していてとても良いと感じているZ会を続けるか、タブレットで受講可能なスマイルゼミに切り替えるかの2択かなと考えています。もう少し時間があるので、徐々に考えていきたいと思います。
上記に加えて補習校や日本子女教育振興財団の通信教育なども踏まえて、現地での日本の学力維持についてまとめていますので、よろしければご覧ください。
通信講座関連の記事は以下にまとめています。
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