ソロモン・R・グッゲンハイムはアッパーイーストサイドにある美術館です。螺旋状の通路が独創的で面白く、常設展にはピカソやセザンヌなどの有名な画家の作品もあり、子供の絵画鑑賞の導入にも良い美術館です。
Solomon R. Guggenheim Museum(ソロモン・R・グッゲンハイム美術館)
アッパーイーストサイドにある「ソロモン・R・グッゲンハイム美術館」は、アメリカの鉱山王ソロモン・R・グッゲンハイムの現代アートコレクションを収蔵した美術館です。
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アメリカ人建築家のフランク・ロイド・ライトが建築設計をしたその特徴的な構造でも有名な建物です。
近くにはメトロポリタン美術館やクーパー・ヒューイット・スミスソニアン国立デザイン博物館などもあります。
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ソロモン・R・グッゲンハイム美術館の様子
予約
グッゲンハイム美術館はカルチャーパスの対象施設です。カルチャーパスを使っても事前に時間枠での予約が必要なので忘れずに予約しておきましょう。
入館
予約した時間に美術館に行くと、入り口の前で手荷物検査と金属探知機での検査を受けました。その後カルチャーパスと時間予約のQRコードを見せ入館しました。
ウェブサイトにはIDも持参するようにと書かれていましたが、私は見られませんでした。
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館内
外観も特徴的な建物ですが、建物の中も独創的な構造をしています。螺旋状に上へと通路が続き、中央は大きな吹き抜けになっています。
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推奨されている見方としては、まずエレベーターで最上部に上がり、螺旋状の通路を下っていきながら壁面に飾られた作品を見ていくという方法です。今回は娘が下からも上からも通路を歩いてみたいというので、まずは下から歩いて登っていくことにしました。
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まず見えてきたのが、チリ人アーティストのセシリア・ビクーニャの作品です。キプ(結び目)と呼ばれるシリーズだそうで、2階部分の天井まで続くダイナミックな作品でした。
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他にもセシリア・ビクーニャの絵画がたくさん展示されていました。絵画の方は独特なタッチだったこともあり娘はあまり足を止めることなく通り過ぎてしまいました。
2階の別館部分には常設展があり、有名な画家の作品が多く展示されていました。
アンリ・ルソーの「The football players(フットボールをする人々)」。
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ポール・セザンヌの作品は3つ展示されていましたが、うち1つがとても大きな作品で、娘は自分が絵画教室で習った木を描く手法と似た方法が使われていると興味津々で見ていました。
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こちらはパブロ・ピカソの「Woman with Yellow Hair(黄色い髪の女)」。ピカソにしてはシンプルでわかりやすいタッチの絵でした。
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常設展を抜けて螺旋の通路の方に戻ってくると、ロシア出身の画家で抽象画の創始者として知られるワシリー・カンディンスキーの晩年の作品が多く展示されていました。
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完全に抽象化されていて何を表しているよくかわからないものから、比較的わかりやすいものまでありました。
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娘と何に見えるか想像しながら見るのが面白かったです。
また、エヴァ・ヘスの大作「Expanded Expansion」が35年ぶりに公開されていました。エヴァ・ヘスは両親がユダヤ人で、ナチスの迫害を恐れニューヨークに亡命してきたそうです。
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不思議な材質と形状の作品がその設計図とともに展示されていました。
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螺旋状の通路の外側の壁だけに作品が展示されているので、建物の大きさの割に比較的短時間で見て周れる美術館でした。螺旋階段に展示されている作品は定期的に入れ替わるので、行くたびに新しい作品が見られそうです。
また、常設展ではたくさん歩き回ることなく有名な画家の絵も見ることができるので、絵画への興味の導入としてとてもよかったです。
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娘は帰ってきて早速水彩画の道具を出してきて絵を描き始めていました。
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