【海外赴任後の準備】船便の受け取り

ニューヨーク

船便を日本の家から出して3ヶ月半、ニューヨークの家に船便が到着しました。現地での船便の受け取りについてご紹介します。

船便の搬出

海外駐在に際して、出国2日前に新型コロナウイルスの影響で1年以上赴任が延期になりました。再度赴任の予定が動き出して引っ越し作業をした時のことについて、コロナ禍で前回とは異なったことや一度経験したことを踏まえて改善した方が良いと思ったことなども書いています。

引越しの際には、輸送の衝撃に耐えられるように、ほとんど全ての荷物を業者の方が詰めてくださいました。2日半がかりでしたが自分たちですることはほとんどなく、子供が2人いる私たちにとっては大変ありがたかったです。

通常到着までに55〜64日かかると言われる船便ですが、出国時にはコロナの影響もあり4〜5ヶ月かかるとのことでした。

船便の搬入(以前の経験:日本)

前回船便を搬出した後に赴任の延期が決まったので、家に最低限のものしかない状態で暮らしました。10ヶ月後船便が戻ってくることになり、日本の家に搬入した際のことについて書いています。

前回100箱以上送ったものの、ものがなくても生活していけることを悟ったので、今回は船便を前回の半分ほどに減らして送りました。

船便の搬入(今回:ニューヨーク)

ニューヨークのマンション(apartment)では、引っ越しや家具の搬入などエレベーターを独占する可能性がある場合、事前に申請が必要な場合があります。うちのマンションも申請が必要なので、事前に利用時間を申請しておきました。

約束の時間に業者の方から電話があり、「マンション前の道路が空いていないので、少し遠くにトラックを停めて荷物をそこから運ぶので搬入が遅れそうです」とのこと。ニューヨークの路上は駐車している車が多く、宅配便の搬入ですら二重に駐車して荷下ろししているのをよく見かけるくらいです。遠くから運ぶことになり申し訳なく思いつつ、到着を待ちました。

30分ほどして荷物の搬入が始まりました。勝手に「日本の運送業者なので我が家のように日本からニューヨークに赴任している日本人の方々が作業されるのだろう」と思っていたのですが、長くこちらに住まわれている年配の日本人の方と他国出身のアメリカ人の方2名の計3名でした。日本人の方がリーダーで他の2名の方は日本語は話せませんでした。他の2名の方も丁寧な方で不安感は全くなかったのですが、トラブルが起きないようにか、リーダーの方から「貴重品の管理はお願いします」と言われました。

日本で船便を受け取った時と同様、段ボールを運び込む際には業者の方が番号を読み上げ、一覧表をもとにどこの部屋に入れるか指示出しをします。全ての箱が運び入れられたか確認するため、表に丸もつけていきます。

写真:前回の表

日本では10箱くらいごとに開封作業をし、片付いたら次を運び込むというのを繰り返しましたが、今回は全部の箱を一気に運び入れました。前回同様、大型の箱だけはあちらの方が開封してくださり、残りはこちらが並行して開封していきました。

こちらが箱を開けていくのをしばらく待っていてくださり、ほとんどの段ボールなどの資材は持って帰ってくださいました。荷物の搬入に30分ほど、開梱に1時間ほど、トータル1時間半ほどで終了しました。

日本で搬入した時と多少異なる点はあったものの、ほとんど工程は同じでスムーズに作業をしていただけました。一点だけ、事前に伝えておいた方が良いなと思ったのは、土足禁止エリアのことです。ニューヨークでは室内で靴を脱ぐご家庭も増えていて、日本式の玄関で靴を脱ぐという方式は理解してくれる方が多いのですが、境目が若干曖昧です。今回搬入の際、靴は何も言わなくても玄関の様子を見て脱いでくださったのですが、荷物を乗せた台車は部屋の奥までそのまま入れられてしまいました。その場で「ここまででお願いします」と言えばすぐ変更してもらえたので、事前に伝えておくとお互い安心だと思います。

今までお邪魔したアメリカ人のお友達のお家2軒とも室内で靴を脱ぐ方式をとっていたのですが、他人に靴を脱ぐのを強要する文化はないようで「気にせずそのまま入ってね〜」と言われました。一応室内は土足で入らないとしているものの、入っても気にしないという感じのようです。

話は少し逸れましたが、思ったより早く船便も到着し、これで通常通りの生活が送れそうです。子供用に送っていた雑貨やおもちゃもたくさん届いたので、大喜びでした。

海外赴任前の準備・手続きについては以下にまとめていますので、よろしければご覧ください。

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