【国連本部】ガイドツアーに参加してきました

ニューヨーク

ニューヨークにある国連本部では、内部を見学できるガイドツアーが行われています。普段なかなか見ることができない内部や会議場を見ながら国連について学ぶことができます。

国連のガイドツアー

ニューヨークにある国連本部では、内部を見学できる1時間のガイドツアーが行われています。国連の公用語である6つの言語(アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語)に対応しています。

公用語以外にも需要が高い言語に対応していて、日本語のガイドツアーも行われているのでそちらに参加してきました。

国連ガイドツアーの様子

予約

事前にウェブ上で予約をします。2022年10月時点で大人は22ドル、子供(5〜12歳)は12ドルでした。

入館手続き・セキュリティチェック

ガイドツアー開始時間の1時間前に到着するようにとのことだったので、1時間前に到着しました。

まずは国連の向かいのVisitor Check-in Officeでパスポートとワクチン接種証明書、予約のQRコードを見せて入管許可証になるシールをもらいます。

シールを胸元に貼ったら向かいの国連の入り口でセキュリティチェックを受けます。この国連本部の左側の方に入り口があります。

セキュリティチェックの建物内は撮影禁止でした。空港のようになセキュリティチェックを受け、国連内部に入ります。

こちらの建物の中に入ってツアーに参加します。

建物内の左奥にブースがあり、そちらで入館チケットを提示してガイドツアーのシールをいただきます。言語と時間が色でグループ分けされていました。

ツアー開始1時間前に着いてあまり混んでいなかったこともあり、この時点でツアー開始までまだ40分ほどありました。

フロアには国連のさまざまな活動のポスターが展示されていたり、会議場の1つが見えるようになっていました。

また、入り口すぐ右手にある階段を降りるとギフトショップなどがあるフロアに行くことができます。

国連グッズや各国の装飾品が売られているショップ、国連関連の本が置いてあるブックショップ、国連限定の切手が購入できる郵便局などがありました。

ツアーまで時間がありましたが、展示やショップを見ていたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。

ガイドツアー

時間になるとツアーが始まるアナウンスが流れました。英語だろうから聞き逃さないようにと思っていたら、日本語で案内がありました。これなら安心ですね。

私が参加した回は10名ほどが参加されていて、半分がニューヨーク在住、半分が日本から来られた方でした。コロナも大分落ち着いてきて往来が復活してきているんですね。

まず最初に紹介されたのが平和の鐘です。

日本国連協会から1954年に寄贈されたもので、世界平和を願う多くの国の代表者から提供されたコインを用いて作られたそうです。毎年春分の日と世界平和の日の年2回、国連事務総長が鐘を鳴らすそうです。

国連の入り口にはアルファベット順に並んだ国連加盟国の国旗が見えました。

こちらの絵画は、左から第二次世界大戦の苦しみ、国連の基礎を築いた時代、平和の時代を描いています。

平和維持隊員の活動についての紹介もありました。戦争や紛争が終わった後、停戦監視や復興のためのさまざまな活動をされているそうです。自衛隊の中にも平和維持隊員として活動されている隊員の方が多くいらっしゃるそうです。

国連は今までに何度かノーベル平和賞を受賞していますが、こちらは国連平和維持活動が受賞した時のものです。

ガイドツアーではいくつかの会議場も見ることができました。こちらは国際連合経済社会理事会の会議場です。

国連の公用語である6ヶ国語に同時通訳ができるように、会議場の両側には通訳ブースがあり、各席には通訳を聞くことができる機器が備え付けられていました。

こちらのモザイク画はアメリカの画家Norman Rockwellの絵をもとに作られたものです。「Do unto others as you would have them do unto you(人にしてもらいたいと思うことをしなさい)」という言葉が書かれています。

他にも戦争や核を題材にした絵画など、各国からの寄贈品が多く展示されていました。

私が驚いた展示がこちらです。1日あたりの軍事支出が表示されています。

想像もしていなかった金額だったのはもちろんのこと、その金額の大半が軍事増強に使われていて、軍事縮小のために使われている金額というのはわずかだということです。

その横には広島の原爆についての展示もありました。当時広島にあったものも展示されていて、多くの方に原爆について知ってもらえる展示になっていました。

最後に国連総会が行われる会議場も見ることができました。有名な会議場ですが実際に見ると想像以上に大きくて圧巻でした。

各国からの代表5名までが参加できるそうです。左右上方にあるブースはマスコミ用のブースだそうです。

国連総会は毎年9月中旬に行われますが、開催期間中は国連近くのグランドセントラル周辺に警察車両がたくさんいたりホテル前が封鎖されていることもあったりと、物々しい雰囲気に包まれます。

まとめ

国連のガイドツアーは、国連に関する知識が詰まったツアーでした。普段入ることができない国連内部や会議場の中などが見られるので、ニューヨークにいるならぜひ行ってみたい場所ですね。

ガイドツアーには5歳から参加できます。せっかくなので子供にも見学させてあげたいですが、国連のことを全く知らない小さい子には少し難しいかもしれないので、事前に簡単に予習をしておくとより楽しめるのではないでしょうか。

大人にとっては、漠然と持っていた知識がさらに広がったり繋がったりととても面白かったです。さらに詳しく知りたいので、もっと長い時間のツアーもあればいいなと思いました。

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