【アメリカの1年生の算数】10までの足し算

ニューヨーク駐在・英語

海外の小学校に子供が通う場合、他の教科と違って算数なら計算ができれば問題ないだろうと思っていましたが、実は文章が読めないと難しいんです。海外赴任に際して、少しずつ慣れていこうと英語での算数の勉強を始めました。今回は1年生で習う「10までの足し算」についてご紹介します。

アメリカで使われる算数の教科書

アメリカでは決まった教科書というものはなく、それぞれの学校で以下のようなテキストを使うそうです。

Go math!

Math in Focus

上記はどちらもワークブックなので、練習問題の本になります。

「Go math!」も「Math in Focus」もそれぞれ教科書もあり、先生用の細かい説明や答えがついたものや生徒用の答えがついていないものなどが販売されています。教科書はどれも日本で購入しようとすると数万円と高価なので、低学年など親がサポートしてあげられる場合は数千円の問題集(ワークブック)で十分だと思います。ワークブックにも家庭学習用に解き方のポイントなどが書かれています。

アメリカの「10までの足し算」

基本的な足し算については、日本で習うものと大きな違いはありませんでした。少し難しくなると解き方が日本と異なるものも出てくるようですが、1年生の初めに習うものについては、英語の言い回しを数パターン理解していれば問題なさそうです。

よく出てくる言い回しを、日本で習うものとの比較も交えながらいくつかご紹介します。

How many 〜 in all?

全部でいくつですか?という足し算の基本的な言い回しです。これを使うパターンの問題がいくつかあるので見ていきましょう。

パターン1

問題
Draw the ○.
Write how many in all.
2 plus 2

答え
○○ plus ○○
4 in all

問題の式に合うように◯をかいて、答えを導き出します。日本の小学校でも習う方法ですね。「Draw 〜」と描いてあればそれを書くという問題になります。

パターン2

問題
Which shows how many □ in all?
□□□ plus □□ XX in all
*6 *5 *4 *3(*は選択肢)

答え
*5

□を使った足し算の答えを選択肢から選ぶ問題です。「Which」がポイントですね。

パターン3

問題
Use ○ to show adding to.
Draw the ○.
Write how many in all.
5 apples plus 1 more apple

答え
○○○○○ plus ○
6 apples in all

こちらも「Draw 〜」で○を書いて答えを求める問題ですね。「1 more」が、日本で習うところの「1つ増えると」という問題になります。

問題文にappleが出てくるので、答えもapplesをつけます。日本でいうところの「個」です。

パターン4

問題
2 big dogs. 4 small dogs. How many dogs in all?

答え
6 dogs in all

日本で習う文章題ですね。「大きな犬が2匹います。小さな犬が4匹います。犬は全部で何匹ですか?」といった感じです。文章題なので英語が分からないと難しそうですが、数字と「How many 〜 in all?」がわかれば足し算と気づけます。

What is the sum?

合計はいくつですか?という問題です。

パターン1

問題
What is the sum?
3+4=

答え
7

単純に足し算を計算する問題です。

パターン2

問題
What is the sum for 0+5?

答え
5

What is the sum “for”で求める式が書いてあるパターンです。日本でいう0の足し算の問題でもあります。

日本では「合わせて」「全部で」「ふえると」「みんなで」など色々な言い回しがありますが、英語の場合「How many 〜 in all?」と「What is the sum?」がメインだと思います。最低限「in all」と「the sum」があれば足し算かなという目星がつくのではないでしょうか。

Addends

もう1つ10までの足し算で出てくるのが「addends」です。日本の算数でいう「いくつといくつ」のような内容を習います。

パターン1

問題
Which shows the same addends in a different order?
1+4=5
*1+3=4 *4+1=5 *5+1=6 *5+4=9(*は選択肢)

答え
*4+1=5

足し算は足す数と足される数が入れ替わっても答えが同じという内容です。

パターン2

問題
Which addends are one way to make 10?
*1+7 *2+6 *4+6 *5+3(*は選択肢)

答え
*4+6

10になる式は?という内容ですね。

1年生(Grade1)で一番最初に習う「10までの足し算」についてご紹介しました。ここまではパターンで理解できそうなので、少しずつ英語での算数に慣れていけるといいなと思います。

アメリカで習う算数についていかにまとめています。

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