ニューヨーク証券取引所など金融史にゆかりのある場所として有名なウォールストリート。子連れにはあまり縁がないかと思っていましたが、意外にも小学生くらいの子であれば一緒に楽しめる場所でした。
Wall Street(ウォールストリート/ウォール街)
ウォールストリートは、ロウアーマンハッタンにあるストリートの1つで、ニューヨーク証券取引所などがあるアメリカの金融史にゆかりのある場所です。
レオナルド・ディカプリオ主演のウルフ・オブ・ウォールストリートの舞台にもなっています。
ウォールストリート周辺
ウォールストリートで有名な場所といえば、世界最大の証券取引所であるニューヨーク証券取引所です。
中に入ることはできませんが、その外観は圧巻です。
証券取引所がある通りの角から見えるのが、ニューヨーク最古の教会であるトリニティ教会です。
落ち着いた雰囲気ながら美しいステンドグラスや、ニューヨークの歴史に欠かせない有名な方々が眠る墓地などがあり魅力的な教会です。
ウォールストリートで人気の観光スポットといえばチャージング・ブルです。多くの観光客で賑わうスポットですが、このチャージングブルはイタリアの芸術家が無許可でニューヨーク証券取引所の前に設置したのが始まりなのだそうです。その後許可を得た上で現在の場所に移設されました。
チャージングブル、つまり攻める牡牛ということで、牛が戦う時にツノを激しく上に突き上げることから、株価上昇のシンボルとなっています。
チャージングブルの大事なところを触ると金運が上がると言われており、せっかくなので子供と写真を撮りたいと思ったのですが、何十分も待ちそうな長蛇の列ができていたので諦めました。
フェデラルホールは、1789年に初代アメリカ大統領であるジョージ・ワシントンが最初の就任式をおこなった場所です。
最初に建てられたフェデラルホールは、1700年に市庁舎として建設されました。1812年にブルックリンブリッジの近くに市庁舎が移され、旧市庁舎であるフェデラルホールは取り壊されました。現在のものは1842年にアメリカ初の税関として建設された2代目のものになります。
1階の突き当たりには円形のホールがあります。
ジョージ・ワシントンが就任式の時に立っていた石材に文章を刻んだものが展示されていました。
1862年に税関が移転したことに伴い、フェデラルホールは合衆国市金庫として地下に金や銀を保管していたそうです。ホールにある小さい扉の中は当時の様子を再現した展示がされていました。
また、ジョージ・ワシントンが大統領であった時に使っていた机のレプリカなど、フェデラルホールの歴史を知れる展示もされていました。
ウォールストリートは金融街ということもあり、あまり子供向きの場所ではないかと思っていましたが、教会やフェデラルホールなど見どころも多く意外と楽しめました。
ウォールストリートの近くには、人気のビーチであるロッカウェイに行けるフェリーやイーストリバーを運行するフェリーなどが出ているフェリー乗り場があります。フェリーは川や海など水が多いニューヨークならではの交通機関で、子供連れで楽しめると思います。
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