アメリカの学校では通学100日目をお祝いするイベント「100th day of school」があります。日本にはないこの100日記念イベントについて、どのようなことをするのかなどをご紹介します。
100th Day of School
100th Day of Schoolとは
ある日、学校から「Happy 100th Day of School!」というメールが送られてきました。「Happy」と「100th」が目に飛び込んできたので、「えー!今年ちょうど100周年なの!?」とテンションが上がってしまったのですが、よく見ると「100th Day」となっていました。
100日?……学校が始まってから100日目ってこと?日本の小学校にはそのような習慣はなかったので、子供のお食い初めみたいだなと驚きました。
アメリカの学校では9月から新学年が始まります。新学年が始まった日から休日を除いて数え、大体2月頃に100日目を迎えますが、その100日目の日に学校でお祝いをするのです!
アメリカでは一般的なイベントで、100th Day of Schoolを題材にした絵本も多くあります。
なんのための日?
子供たちは毎日学校に通ってたくさんのことを学んでいます。100th Day of Schoolは「100日いろいろなことを勉強して、前よりもっと頭が良くなったね!」と褒めてあげる日だそうです。
また、Pre-Kから2nd Gradeくらいまでの低学年の子にとっては、100までの数字を楽しく学ぶ機会にもなっています。
Pre-KやKinderの子にとっては、100までの数え方に馴染む練習になります。また、1st Gradeや2nd Gradeの子にとっては、足し算・引き算・掛け算などを使って100という数字に親しむことができます。イベントに向けて楽しみながらやれるので、“勉強”という意識にならないのが良いですね。
娘の学校の100th Day of School
前日まで
娘の通っている現地校(公立小学校)でも100th Day of Schoolのイベントがありました。
100th Day が近づいてくると、学校で毎朝、新学年が始まってから何日経過したか数え、その数を使って100日までにあと何日かを計算したそうです。
また事前に先生から、「Tシャツや工作など100日にちなんだものを作るのも楽しいですよ」という趣旨のメールが来ました。
娘にこんなものがあるみたいだよと見せたものの、「手作りTシャツは恥ずかしくて着ていけない」と。工作系のものもあったのですが、バレンタインの時期も近くてそちらの準備もあったので、なかなか時間が作れず、今までのイベントを見ていると全員が準備しているというわけでもないのでまぁいいかと特に何も作りませんでした。
100日目の感謝として、娘から先生にお手紙だけは準備していきました。
当日
当日登校していると、低学年の子の中には100までの数字が書かれたボードなどを持っている子もちらほらいました。娘のクラスにも、瓶にコインやお菓子を100個入れて来ている子や100日にちなんだ塗り絵を持ってきている子もいたそうです。
学校では100th Dayのお祝いと共に、クラスごとにさまざまなワークがあったようです。100th Dayにちなんだ絵や文字が書かれた塗り絵に色を塗りカットして王冠にしたり、ボードに100個の玉を貼り付けたり、穴の空いたシリアルを100個通してネックレスにしたりと、100を学びながらできる工作を楽しんだようです。
この穴の空いたシリアルをネックレスにしたシリアルネックレスには子供たち大喜びで、放課後遊びながらかじっていました。
楽しみながら数字に親しむイベント「100th Day of School」。アメリカならではの楽しくて自由な発想で面白いイベントでした!
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