主人の海外赴任に同行する予定があり、せっかくなら現地で英語を学びたいと思い検討しています。今回は、アイビーリーグの1つ米国屈指の名門コロンビア大学で英語を学ぶ方法について調べたので、備忘録を兼ねてまとめています。2020年12月時点での情報ですので、最新の情報や詳細は大学のHPをご確認ください。
現地での英語学習
主人の海外赴任に同行する予定があり、現地でせっかくなら英語を学習したいと思っています。
仕事で英語も使っていてTOEICも915点を持っていますが、育休中に英語から離れたこともあり、海外赴任に同行するときはしっかりと英語を身につけ直したいと考えています。
現地で英語を学習するには語学学校に通う方法やELSと言われる英語教室に通う方法があります。民間企業や地元の図書館・教会などで開催されているELSなど様々な種類がありますが、今回はニューヨークにある米国屈指の名門大学であるコロンビア大学で英語を学ぶ方法について書いています。
コロンビア大学(Columbia University)
コロンビア大学はニューヨークにある1754年創立の全米屈指の名門大学で、米国の政財界・学会・法曹界をリードする卒業生を数多く排出しているアメリカ合衆国北東部にある8つの私立大学「アイビーリーグ」の1つです(Wikipedia)。アイビーリーグはNYが舞台となっているゴシップガールなどでも出てきますね。
ノーベル賞受賞者を多く輩出し、世界各国で大統領・首相となっている元留学生も多くいます。
そんな名門コロンビア大学で英語を勉強できる方法は2つあります。1つは大学付属の語学学校「American Language Program (ALP) 」、もう1つはコロンビア大学で教師を目指し学んでいる生徒の方々が講師となって行っている「English as a Second Language (ESL) Course」です。
せっかくニューヨークに住むならコロンビア大学で英語を学びたいと思い、この2つについて調べました。
American Language Program (ALP)
American Language Program (ALP) とは?
American Language Program (ALP) は、全米屈指の名門コロンビア大学の付属語学学校で、アメリカ国内で最も古い歴史を持つ英語コースの1つです。
講師のレベルが高いことでも定評があり、毎年何十もの国から約1,500人がALPのクラスを受講しています。
大学の図書館・レストラン・カフェテリアなどの施設がコロンビア大学の学生と同様に利用できたり、大学のイベントに参加できるのも魅力です。本来は寮にも入ることができますが、現在は新型コロナウイルスの影響でALPの生徒の新規入寮はできなくなっています。
コース
季節によって用意されているプログラムが異なり、2〜3週間のものから14週間のものまであります。
各コースの授業時間は、1週間あたり15〜18時間と1日あたり3時間以上です。Intensive Programでは週あたり18時間の授業に加え、毎日1〜2時間分の宿題が出ます。
Intensive Programはオンラインと大学構内で行われるため大学に通える方が対象となっていますが、Semi-intensiveのクラスはオンラインのみなので、世界各国から参加することが可能です。
レベル
ALPはCommon European Framework of Reference (CEFR)のA2レベル以上を対象としていて、全く英語が話せない方は対象外となっています。
レベル2からレベル9までの8段階のレベルがあり、受講開始時に受けたテストの結果をもとにレベルが分けられます。
テスト
受講開始時にOxford Online Placement Test (OOPT) というテストを受けます。
OOPTはオンライン上で受ける選択問題式のテストで、文法・語彙・リーディング・リスニングの能力を測ります。テスト時間は約1時間です。
その後コロンビア大学にて、インストラクターがスピーキング・ライティング・リーディング・リスニングの能力をチェックし、レベルが確定します。
intensiveコースにはWriting Examがあるなど、コースによっては上記以外にもテストがあるようです。
修了時
コース修了時には修了証明書(Certificates of Attendance)がもらえます。修了証明書がもらえるのは、Full-timeの生徒のうち出席率が90%以上の生徒のみです。Part-timeの生徒はもらうことはできません。
一番受講時間が多いIntensive Programの修了時の成長の目安としては、レベルが1つ上がっていることだそうです。
レベル8や9に達し素晴らしい成績を収めた生徒は、コロンビア大学のsubject-area courseを1つ受講する資格が得られます。名門大学の授業を受けられるなんていい経験になりますね。
料金
14週間のコースは11,064ドル、7週間のコースで3,688ドルです。決して安くありませんが満足度が高く、再受講をする方もいるそうです。
English as a Second Language (ESL) Course
English as a Second Language (ESL) Courseとは?
コロンビア大学Teachers collegeで英語の先生を目指して勉強している学生が講師となって英語を教えてくれるESLのクラスです。
週3回×2時間で他のELSに比べて料金がリーズナブルなため、日本人の駐在妻で通う方も多いコースです。
講師はネイティブだけでなく自国で英語の先生になることを目指して留学しているノンネイティブの先生も多いそうです。ノンネイティブでも英語の先生を目指して留学しているだけあり皆さん流暢だそうです。
コース
1回2時間の授業が週3回あり、全部で60時間の授業を受けます。
レベル
初心者から受講可能で、Beginner・Elementar・ Lower-Intermediate・Intermediate・Upper-Intermediate・Advancedの6段階のレベルがあります。受講前に受けるテストの結果をもとにクラスが分けられます。
テスト
オンラインで登録してテストを受けます。
テストは文法・リスニング・リーディング・ライティングに加えて、スピーキングがあります。以前は全て大学に赴いてテストを受けていましたが、現在は全てオンラインになっているそうです。
終了時
先生によって質も違い満足度にばらつきがあるそうですが、何タームも受講する方も多いそうです。
料金
60時間の授業で450ドルです。比較的リーズナブルなのが人気の理由でもあるようです。
まとめ
コロンビア大学で英語を学ぶには、大学付属の語学学校「American Language Program (ALP)」を受講する方法と、大学で教師を目指す学生が講師となって教えてくれる「English as a Second Language (ESL)」を受講する方法の2つがあります。
ALPは3,688〜11,064ドルと高額ですが質の高い授業で英語力を高めることができます。一方ESLは450ドルとリーズナブルなので気軽に英語を学習することができ、駐在妻の間でも人気となっています。
子供が大きくなって手がかからなくなればぜひALPに通ってビジネスや現地の大学でも通用するレベルの英語を学んで修了証も欲しいところですが、2歳と6歳の子供がいる身としては週5日毎日3時間超えの授業と1〜2時間の宿題に時間を割くことが難しいため現実的ではないかなと思います。
ESLなら週3回で午前中だけや夕方だけなど選べるため、下の子が一時保育などできるようになったら参加してみたいなと思いました。
せっかくニューヨークに住むなら現地の名門大学の雰囲気を味わってみたいものです。
その他現地の図書館で行われているESLなどは、レベルは簡単になってしまうかもしれませんが子連れでもOKというところもあるようなので、また色々と検討してみたいと思います。
追記:コロンビア大学のTeachers CollegeのESLクラスを受講したので、申し込みから受講までのスケジュールについて書いています。
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