MoMA PS1はマンハッタンから10〜20分ほどの場所にあるMoMAの別館です。昔公立小学校としていて使われていた建物を美術館にしていて、アートはもちろんレトロな建物も魅力的です。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)
MoMAは、有名な作品から奇抜なものまで、さまざまな近現代アートを楽しめる人気の美術館です。子供向けのオーディオやパンフレットがあるなど、子供も比較的親しみやすい美術館です。
MoMA PS1
MoMA PS1はニューヨーク市クイーンズ区のロングアイランドシティにある美術館です。MoMA PS1という名の通り、MoMAの別館となっています。
元々はロングアイランドシティで最初の公立小学校として使用されていたPS1の校舎を使い、1976年にP.S.1コンテンポラリー・アート・センターがオープンしました。その後、2000年1月にMoMAと提携し、さらに10年後の2010年に提携10周年を記念してMoMA PS1という名称になりました。
MoMA PS1の様子
入館
通常は10ドルの入館料がかかりますが、ニューヨーク在住の方は無料です。火曜日と水曜日は休館日で、その他の日は正午からオープンです。ニューヨークの他の美術館に比べてオープン時間が遅めなのでご注意ください。また、日によって時間が変動することがあります。
美術館入り口には椅子とテーブルがあり、そちらでのんびりされている方々もいらっしゃいました。
館内の様子
1982年にロングアイランドシティで最初に建てられた公立小学校の建物を使用していて、その外観からは歴史を感じます。
展示はその時々で変わりますが、私たちが訪れた時は現代アートやロングアイランドシティの歴史と美術に関する展示が行われていました。展示についてはホームページを見ていただくのが良いと思うので、今回は美術館内の様子をご紹介したいと思います。
古い校舎を使っていますが、きちんと空調が管理されており快適でした。また、大きなエレベーターもあるので、ベビーカーでも問題なく見てまわることができます。
校舎の壁や床も趣があります。
各部屋における展示だけでなく、階段や廊下にもアートがあり、校舎全体が見どころになっています。
こちらの部屋はJames Turrell(ジェームズ・タレル)の作品で、天井が吹き抜けになっていて空そのものがアート作品になっています。部屋の壁側がぐるりとベンチになっているので、ゆっくり動く雲を眺めながらのんびりと過ごすことができます。
同じようなコンセプトの作品wo日本の金沢21世紀美術館でもみることができます。
正直なところ、展示内容はあまり子供向けではないかなと思いましたが、いつも自分たちが通う学校とは異なる歴史ある校舎を見られる機会としては、子供達にとっても面白いと思います。
館内にあるミュージアムショップならぬブックストアでは、さまざまなアートに関する本や雑貨などが販売されていました。
美術館内の展示には日本のものはありませんでしたが、こちらのショップには日本の商品もいくつか置かれていました。また日本を代表するアーティスト草間彌生さんの本などもありました。ニューヨークのどの美術館や博物館に行っても日本の商品に出会うのが面白いです。
MoMA PS1から15分ほど歩くとイーストリバーを望むウォーターフロントがあります。マンハッタンのビル群やフェリーなどを見ながらゆったり過ごすことができます。時間が合えばフェリーに乗ってロウアーマンハッタンの方に行ってみるのも楽しいですね。
有名なペプシコーラのサインもこちらにあります。
プレイグラウンドやカフェなども近くにあるので、そちらとあわせて楽しまれるのも良いかもしれません。
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