タイムズスクエアにあるRiseNYには、ニューヨークのポップカルチャーを紹介したミニ博物館とニューヨークの街を空から体感できるアトラクションがあります。アトラクションの身長制限はありますが、子供と一緒にニューヨークについて楽しみながら学べる面白い施設です。
RiseNY
タイムズスクエアに昨年末にオープンしたばかりのRiseNY。オープニング当初はメディアも集まりニュースなどでも取り上げられました。
ニューヨークに関するミニ博物館とディズニーのソアリンのような乗り物に乗りニューヨークを上空から見られるアトラクションがあるとの情報はあったのですが、行く前はあまり詳細が分かりませんでした。
料金は大人29ドル、5〜17歳23ドルです。娘と2人で行って52ドルのはずなのに窓口で言われた金額が67.6ドル。窓口の人に聞いたところTaxがかかっているとのこと。家に帰って確認したら手数料とTaxでそれくらいの金額になるようです。
RiseNYの様子
入口を入るとすぐの場所にチケットカウンターがあります。事前にウェブ上で予約していくこともできますし、カウンターで購入することもできます。
入場して階段を上がると、ベンチのような椅子が並んだシアターの中に案内されます。シアター内では、過去のタイムズスクエア駅を地下鉄が出発する映像から始まり、映像でタイムズスクエアの歴史を見ていきます。
昔のタイムズスクエアでのカウントダウンの様子や知らなかった歴史などを知ることができ、興味深かったです。
シアター内を出ると見えるのが、経済、スカイライン、TV・ラジオ、ファッション、音楽、ブロードウェイをテーマとしたエリアで、それぞれのポップカルチャーがどのようにニューヨークの街を作っていったのかをみることができます。
経済のエリアには、セントラルパークにあるアレクサンダー・ハミルトン像の模型が展示されていました。
アメリカ合衆国建国の父の1人アレクサンダー・ハミルトンは、連邦中央銀行の設立、アメリカ合衆国造幣局の設置、初のドル硬貨の発行など、アメリカ合衆国に多大な貢献をしたことで知られています。
1657年にNetherland(現在のニューヨーク)総督であったピーター・ストイフェサントに提出された嘆願書「フラッシング諌言」のレプリカも展示されていました。フラッシング諌言は、アメリカ合衆国憲法の信教の自由に関する条項の先駆けとなったものです。
Bull & Bearの像は、ニューヨーク証券取引所の7階にあった会員制のダイニングクラブ「ストック・エクスチェンジ・ランチョン・クラブ」の入り口に置かれていたそうです。
相場が上昇している時を表す「ブル」と下落している時を表す「ベア」を表し、ブルが上になっていることからマーケットが上向きになるようにとの願いが込められていたそうです。
経済エリアの次に見えてくるのがスカイラインエリアです。ニューヨークの有名な高層ビルの模型が年代順に並んでいます。
9.11で崩落したワールドトレードセンターは現在のグランドゼロ(9.11メモリアル)と同様に、ワールドトレードセンターがあった場所を示すライトで表されていました。
スカイラインの次はTV・ラジオのエリアです。
セサミストリートのオスカーはごみ箱の隙間から目をキョロキョロさせ、時々姿を表してくれました。
セックス・アンド・ザ・シティーやフレンズなど、ニューヨークを舞台とした有名なドラマに関する展示もありました。
次はファッションエリアです。
ビヨンセが着た衣装が展示されていました。
音楽エリアでは、アメリカのバラエティ番組「エド・サリバン・ショー」にビートルズが出演した様子が再現されていました。
ロックやポップミュージックだけでなく、アメリカの音楽文化の中で欠かせないヒップホップに焦点を当てたブースもありました。
DJになりきって写真を撮れるフォトスポットにもなっています!
そしてニューヨークといえばブロードウェイ。有名なミュージカルの衣装が並ぶ中、映像で各ミュージカルが紹介されていました。
最近ブロードウェイミュージカル「アラジン」を見に行き、すっかりブロードウェイの虜になった娘は映像に釘付けでした。
ニューヨークのポップカルチャーを知れる博物館を見た後は、いよいよRiseNYの目玉「ソアリング・ライド」です。
入口を入るとディズニーランドのようにキャストの方が役になりきって説明をしてくれます。
その先にあるエレベーターに乗り込み27階までいくという設定なのですが、途中エレベーターが故障したりとトラブルがあります。実際は窓の外の映像で上下しているように見せているのですが、ニューヨークらしく窓の外にネズミの映像が流れたりして、まるで遊園地のアトラクションのようです。
27階(設定)で、タイムズスクエアのカウントダウンを待っているかのようなライブ映像を見ると、いよいよディズニーのソアリンのようなアトラクション「ソアリング・ライド」に乗ります。ソアリング・ライドでは、ニューヨークの上空を飛行しているような体験ができ、さまざまな名所を空の上から見ることができます。アトラクションの最後にはタイムズスクエアのカウントダウンも体感できます。
ニューヨークの名所を飛行しながら見ていく映像はとても素晴らしく、娘はもちろん大人でも思わず感嘆してしまうアトラクションでした。
まとめ
RiseNYはできた当初メディアでも多く取り上げられたので混んでいるかと思いましたが、平日だったこともあってかゆっくり見られる感じでした。ソアリング・ライドも並ばずにゆったりとのれとても快適でした。
私も娘もニューヨークが大好きなので、ニューヨークの名所が凝縮されたソアリング・ライドやポップカルチャーの歴史を見られる博物館がとても面白かったです。少し料金設定が高めな気もしますが、天候を気にせず楽しめるユニークな施設だと思います。
もう少し博物館ぽい感じでニューヨークの歴史を見たい方はニューヨーク市立博物館もおすすめです。
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