グランドセントラル駅近くにあるモルガン図書館&博物館はニューヨーク市とアメリカ合衆国の指定歴史建造物に指定されていて、とても趣のある内装を見ることができます。年配の方が多く子供向けではありませんが、小学生くらいの子であれば興味のある子もいると思います。
モルガン図書館&博物館
グランドセントラル駅から5分ほど歩いたところにあるモルガン図書館&博物館は、実業家のジョン・モルガンの個人コレクションを集めた図書館として設立されました。
1966年にはニューヨーク市指定歴史建造物とアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されました。
モルガン図書館&博物館に行ってきました
予約
事前予約は必須ではありませんが、時間ごとに人数が限られているので混雑する日時に行きたい場合は事前予約しておくと安心です。金曜日の17〜19時には無料で入館できる時間帯がありますが、予約があっという間に埋まってしまうので早めに予約するのがおすすめです。
また、ニューヨーク公共図書館の図書カードを持っている人が利用できるカルチャーパスを使うと、年に1度無料で入館することができます。カルチャーパスの場合事前の時間枠の予約は不要です。
入館
カルチャーパスを提示して入館証となるシールをもらい入館します。
館内の様子
ニューヨーク市指定歴史建造物とアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されていることもあり、建物内は内装もとても豪華です。
特に有名なのが、入館して建物突き当たりの右奥から入ったエリアです。
こちらの円形の広間はモルガンの書斎として使われていた3つの部屋につながっています。
天井の装飾が部分によって雰囲気が異なるのが面白いです。
こちらの広間に入って右手側にあるのがモルガンの書斎です。
ステンドグラスや、
細部まで凝っている家具や内装が素晴らしい部屋です。
広間につながるもう1つの部屋が三重の本棚で有名な部屋です。私もこの部屋が見たくてずっとモルガン図書館に行ってみたいなと思っていました。
映画にでも出てきそうな天井まで続く圧巻の本棚と、天井の装飾がずっと見ていたくなります。
モルガン図書館&美術館は子供向けの施設ではないので、子供はもともと無料ですが、小学生くらいの子ならこの内装は面白いのではないかと思います。
他にも館内にはいくつか展示がありました。
私たちが行った日はサン=テグジュペリの星の王子さまの原画が展示されていました。
サン=テグジュペリ自身が描いた水彩画、原画、原稿などが展示されていて、星の王子さまの世界に触れることができます。
また、書き続けた女という展覧会名で紀元前2300年頃の大祭司で詩人のエンヘドゥアンナのテキストや画像が展示されていました。
他にも、黒人の生活と黒人の創造性を讃える児童書やイラストで有名なアシュレイ・ブライアンの作品展も開かれていました。
切り絵や切り紙のコラージュが展示されていましたが、中でもコラージュ作品は色鮮やかでとても印象的でした。
子供のアートの参考にもなりそうですね。
また、モルガン図書館&博物館にはカフェがあります。とてもおしゃれな雰囲気で、ドリンクやパン、スイーツなどが置いてありました。
ミュージアムショップもあり、展示に関する本やアイテムなどが面白いものがいろいろと揃っていました。
まとめ
モルガン図書館&博物館は大きな施設ではありませんが、ニューヨーク市とアメリカ合衆国の指定歴史建造物に指定されているだけあり、印象深い内装を見ることができました。三重の本棚の部屋は是非見てみていただきたい圧巻の造りです。
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