日本でも薄いオレンジの呼び方が肌色から違う呼び方に変わりましたが、アメリカではさらにさまざまな肌の色があるのでどれが「肌色」ということができません。クレヨンやファンデーションのバリエーションも多く、とても興味深いです。
肌の色は「はだいろ」??
私たちが子供の頃、色鉛筆やクレヨンの薄いオレンジのことを「はだいろ」と呼んでいましたよね。商品自体にもそう書かれていたと記憶しています。しかし最近では肌の色も多様性が出てきて、日本でもここ20年くらいで呼び方が変わってきました。
例えば色鉛筆で有名な、トンボ鉛筆、サクラクレパス、三菱鉛筆では3社が協調し2000年9月から「はだいろ」を「うすだいだい(Light Orange)」に変更しています。
確かに自分の顔を描くときも、「“はだいろ”じゃちょっと白っぽいんだよなぁ」と子供ながらに思った記憶があります。かといってオレンジや茶色を足しても絵の具のように綺麗に混ざらないし難しいですよね。キューバと日本のハーフの子も、茶色だと濃すぎるんだよねと言っていました。
ニューヨークと肌の色
人種の坩堝と言われるニューヨークには、本当に色々な肌の色の方がいます。よく白人・黒人・黄色人種など言われたりしますが、正直それでは分類しきれません。白人と言っても日本人より色の濃い方もいますし、肌の色が濃くても黒人だけでなくスパニッシュ系の方やハーフの方もいたりして本当に多様です。
少し話は逸れますが、娘はこちらにきてまだ数ヶ月ですが、学校のお友達でまだ私が知らない子の特徴を伝えるときに肌の色で伝えることはありません。髪型やメガネなどの小物の特徴で伝えます。これがアメリカで人の特徴を伝えるときに一般的な方法なのか、娘が小さい頃から日本でも色々な国の人がいる環境にいたからかはわかりませんが、あまり肌の色の違いということは特徴と感じていないようです。とても不思議だなと思いますが、確かに日本人でも色素が薄い子と濃い子がいるし、その範囲が広がっているくらいの認識なのかなと思います。でも現地の子たちを見ていると、比較的似たような人種の子が固まって遊んでいるんですよね。。。不思議。。。
私自身もだんだん慣れてくるくらい、ニューヨークは本当に色々な色の方がいます。
Crayola 「COLORS OF THE WORLD SKIN TONE」
ニュースでも取り上げられ話題になったCrayolaのCOLORS OF THE WORLD SKIN TONE。さまざまな肌の色を表現できるように24色セットになっています。
ずらっと並ぶと、確かにどの色も見たことがある感じ!almond、rose、goldenなどの表現が使われているのもいいですね。
Targetなどでは見つけることができませんでしたが、文房具店には置いてありました!
個人で買うことはあまりないかもしれませんが、学校のお絵かきの時にあるとそれぞれ自分の思った色を使えていいですね。
ファンデーションのバリエーション
ニューヨークは、クレヨンだけでなくファンデーションの色も多様です。確かに肌の色が薄い方から濃い方までいてもファンデーションの色が浮いているなーと思ったことはないような気がします。肌に合う色味がしっかりラインナップされているのですね!
例えばNARSのシアーグローファンデーション。
日本では19色ですが…
アメリカだと40色もあります!
そして日本のメーカーSHISEIDOのシンクロスキン ラディアントリフティング ファンデーションも、日本では12色ですが、
アメリカでは30色です。
なんとなく濃い色味のバリエーションが少ない気もしますが、本当にファンデーションが浮いている人を見かけないので、このバリエーションで十分なんでしょうね。
まとめ
日本にいるとクレヨンでも薄いオレンジが肌の色と思いがちですが、実際は色味はさまざまですよね。さらにニューヨークでは分類できないくらい色々な色の方がいます。似顔絵に使うクレヨンひとつとっても「普通の肌色」がないというのは興味深いですね。
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