【ニューヨークの治安】実際に住んでみて感じる治安

ニューヨーク

日本でも「ニューヨークは治安が悪い」とよくニュースになりますよね。「新型コロナウイルスの影響でさらに治安が悪化している」「アジアンヘイトクライムが多発している」というニュースも日本にいる頃に見て、ニューヨークに来る前は本当に心配でした。実際ニューヨークに来てみて感じる治安についてご紹介します。

犯罪マップに見るニューヨークの犯罪

ニューヨークで起こった犯罪についてはニューヨーク市警察のNYPD CompStat 2.0で見ることができます。

殺人

下の写真が「直近1週間に起こった殺人」の場所です。日本で1週間で身近にこれだけ殺人が起こっていたらかなりの恐怖ですね。。。

下は「直近1ヶ月間で起こった殺人」です。

数の多さにも驚きますが、地域による治安差も明確に表れています。セントラルパークの上方右側がスパニッシュハーレム、セントラルパークの上がハーレム、さらにその上の方がブロンクスと呼ばれる地域です。どれも治安が悪いと言われている地域で、その様子が地図からもよくわかりますね。

強盗

下は「直近1週間に起こった強盗」の場所です。強盗などになると観光地が多いミッドタウンのあたりでも発生件数が増えます。

下が「直近1ヶ月間に起こった強盗」の場所です。マンハッタンの中では治安が良いとされるアッパーウエストとアッパーイーストでは比較的発生件数が少ないのが見て取れます。

加重暴行

下は「直近1週間で起きた加重暴行」の場所です。こちらもやはりハーレムやタイムズスクエア周辺で多く発生している印象です。

さらに下が「直近1ヶ月間の加重暴行」の場所です。

身近でこれだけ起きているというのは恐ろしいですが、地域による差や時間帯による違いもあるようです。

在ニューヨーク日本国総領事館の安全対策情報に見るアジアンヘイト

在ニューヨーク日本国総領事館のウェブサイトでは、安全対策情報が公開されています。アジアンヘイトクライムについても記載されていて、2021年の9月30日までの時点で117件のヘイトクライムが起きていると記載されています。この件数はなんと2020年と比較して368%増だそうです。2020年も2019年と比較して大幅に増加していたので、コロナ前と比較すると本当に急増していることが伺えます。

実際日本人も被害に遭っていて、その事例も記載されています。嫌がらせレベルのものから危害を加えられたものまであり、やはり身近に感じなくても気をつけて過ごさなければならないのだと実感させられます。

実際に住んでいて感じる治安

実際にニューヨークに住んでいて何か犯罪に巻き込まれるようなことは今のところありませんが、治安に少し不安を感じるようなことはちょこちょこあります。

ホームレス

マンハッタンは本当にホームレスの方が多いです、日本だと高齢の男性が多い印象ですがニューヨークでは若い人や女性も多くいます。地下鉄の入り口・ホームや路上など至る所で見かけますが、基本皆さん金銭的援助を求めているくらいで特に怖いと感じることはありません。

ただ、地下鉄は暖かいので寝床にされている方も多く、叫んだりうろうろしている若いホームレスもいて、それは少しだけ怖いなと感じます。

私も一度だけ路上で女性のホームレスの人に声をかけられて「何か食べるものかそれを買うためのお金をもらえませんか」と言われました。ちょうどスーパーで買い物をしたばかりでショッピングバッグいっぱいに食料を持っていたので一瞬迷いましたが、よく使うスーパーの近くだったので毎回声をかけられても困るなと思い、断りました。「Oh…」とがっかりした様子で去って行き、特に何か危害を加えられることはありませんでしたが、相手が叫んでいる男性だったりしたら恐怖だろうと思いました。

物売り・物乞い

地下鉄のホームや車内で物を売ったり金銭的援助を求めている方をよく見かけます。基本的に何か危害を加えられることはないのですが、中には大声を出している方もいてちょっと緊張はしてしまいます。

実際日本人の方が物乞いをしていた人に頭を殴られたという事件もあるので、必ずしもただの物売り・物乞いだから安全というわけではないようです。

大麻

大麻が合法化されているニューヨークでは、頻度は高くありませんが、普通に生活していても大麻らしき物を見かけることはあります。

自分から関わらなければ大丈夫だと思いますが、気づかずに手にしてしまうことがないように気をつけなければいけませんね。

叫んでいる人

個人的にニューヨークにいて一番怖いなと感じるのは、叫んでいる人です。ただ叫んでいるだけならいいのですが、もしかしたら危害を加えられるかもしれないと緊張してしまします。

ニューヨークはとても生活しやすいので、一度油断して細くて人通りが少ない道に入ってしまい、その時「おい!聞いてんのか!なに無視してんだ!」というようなことを叫ばれ少しの間ついてこられて、とても怖かったです。聞こえないふりをして急ぎ足で人通りが多いところに出て無事でしたが、歩く場所は選ばなければいけないなと再認識しました。

詐欺

ちょっとした詐欺のようなものも結構あるので気をつけたほうが良いと聞きます。

例えばタイムズスクエア周辺で多いのが、偽物のキャラクターの着ぐるみを着た人がいて一緒に写真を撮ったら高額請求された、本当には存在しない慈善募金をお願いされるなどです。これに関してはその辺りでよく見かけますが、特に自分から近寄って行かなければ害がなさそうな感じです。

他には、地下鉄で使うメトロカードを機械に通す際にうまく通らないことがよくあるのですが、そんな時助けるふりをしてメトロカードをすり替えるという詐欺もあるそうです。また同様の詐欺として、ベビーカーを押していて改札を通るのが不便な時に助けるふりをしてメトロカードをすり替えるという手口もあるそうです。幸いにして今まで良い方にしか出会っておらず、そのような被害にあったことはありませんが、そういう詐欺もあるということを知っておいて気をつけるのは大切かもしれませんね。

アジアンヘイトクライム

上記での紹介したように、コロナのパンデミック以降アジアンヘイトクライムは急増しているそうです。日本にいた時からニュースを見ていてとても怖く感じていましたが、私は今のところアジア人だからという理由で何か嫌な目にあったことはありません。

バスや電車などに子供といると席を譲ってくれる方がとても多いですし、階段しかないところではベビーカーを持って運んでくれることも多いです。一度子供2人を連れて地下鉄に乗った時にメトロカードのチャージが足りなくてチャージしに行こうとしていたら、巡回中の警察官たちが「2人も子供連れて大変でしょ、チャージしなくていいから通りな」と無料で通してくれたのには驚きました(これいいのかな。。。)。買い物をしていてもあからさまに嫌な態度を取られることも今のところありません。

ただ、バスの中の電光掲示板には「アジアンヘイトクライムをやめましょう」という内容の表示がされていたりするので、実際はあるということなのだろうなとも感じています。

まとめ

犯罪マップや領事館の発表から見るに、ニューヨークの犯罪数は少ないとは言えず、アジアンヘイトも確実に存在しているのだと思います。

ただ、私が普段生活する中では大きな恐怖を感じるようなことはほぼありません。子供がいるため暗くなってからの外出を控えているため、出かける時間帯によってはまた治安の感じ方も異なるかもしれませんが、場所と時間さえ気をつけていれば大きなトラブルに巻き込まれることはあまりないのではないでしょうか。

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