ニューヨーカーのお友達におすすめの場所を聞いて紹介されたHigh Line。鉄道跡を利用して作られた公園で、さまざまな木々や植物、マンハッタンの景色を楽しめる場所です。
High Line
High Lineは、昔使われていた鉄道跡を利用して作られた公園で、2009年にオープンしました。全長2km以上ある長い緑道からなり、様々な種類の木や植物が植えられています。
無料で利用することができますが、週末や休日には事前の予約が必要になる時間帯があります。予約や入り口・エレベーターの場所などの詳細な情報は、High Lineのウェブサイトに載っていますのでご確認ください。
High Lineの様子
High Lineへの入り口は全部で10ヶ所以上ありますが、今回私はチェルシーマーケットの近くの14th Streetの入り口から入り、北に向かって歩いてみました。
チェルシーマーケットに寄った後にHigh Lineに入ることができ、エレベーターもあるので便利です。
初夏だったこともあり、緑が濃くてとても綺麗でした。
High Lineからはハドソン川が望め、気持ちいい風が吹いていました。
2021年5月にオープンした水上公園、Little Island(リトルアイランド)も見えます。こちらもハドソン川を望め、植物や花がたくさんありお散歩にぴったりです。
途中には食事やドリンクを販売しているお店が出ている場所があります。
高架下のようになっているので暑い日でも比較的涼しく過ごせる場所です。
High Lineがアートと公園を融合しているということで、アートもいくつかありました。
こちらは自由の女神のレプリカが不思議なマスクをつけているオブジェです。マスクは2ヶ月ごとに変わり全部で6種類あり、それぞれニューヨークと関係のある個人をモデルにしているそうです。
所々道が曲がっていて、鉄道の高架を横から見ることができます。
下の写真は昔のHigh Line鉄骨を外して窓を設置している面白い構造になっていて、劇場にも使えるようになっています。
写真を撮っている方が多かったのがこちらの街の中のアート。
ブラジル人アーティストのKobraさんが描いたテクニカルカラーの壁画シリーズで、ニューヨークに18あるうちの1つ「Mother Teresa and Gandhi Mural」です。
High Lineは基本的に高架にあるので陽を遮るものがないのですが、川に近く気持ちい風が吹いていて、木陰になっている部分もあり、初夏でも快適に過ごせました。
特に下の写真の場所は、鉄道跡が走る小道にさまざまな種類の木が生い茂っていて、とても気持ちの良い空間でした。
こちらのアートは「The Baayfalls」で、キャンバスに書かれた絵がもとになっているそうですが、ビルの壁いっぱいに描かれています。この向かいには階段上になっているスペースがあり、アートを見ながらゆっくりと過ごすことができます。
脇に線路がある場所もありました。ノスタルジックな風景で素敵です。
こんなリンゴや象のオブジェもありました。
まだHigh Lineは先に続きますが、今回は30th Streetあたりで終わりにしました。
この辺りにはHudson Yardsというショッピングモールがあり、ショッピングや食事をすることができます。
30th StreetあたりからはVesselを見ることもできます。Vesselは建築家Thomas Heatherwickによって作られました。螺旋状になっていて、ハドソン川やマンハッタンの景色を楽しむことができます。
2019年にオープンしたものの、その後自殺が複数起こったことから一時閉鎖していました。昨年再開したものの、またその後自殺があったことから閉鎖となっていますが近々再開するようです。
High Lineは、所々に休憩する場所や木陰もあり、のんびりと散歩をするのにぴったりでした。特に遊ぶ場所があるわけではないので小さい子は途中で飽きてしまうかもしれませんが、飽きてしまっても入口がたくさんあるので安心です。
ブルックリンにあるニューヨーク交通博物館も、昔の地下鉄の駅を利用して作られた博物館で、面白かったです。
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