ニューヨークで平日に公園へ行くと、大半の子がナニーと遊びに来ています。ハイレベルなナニーからほとんど子供を見ていないナニーまで様々で興味深かったのでご紹介します。
ニューヨークは専業主婦が少ない?
日本では「公園デビュー」なんて言葉もあり、子供の友達やママ友を作れる場所の1つである公園ですが、ニューヨークの平日の公園は9割5分ナニーと呼ばれるベビーシッターが子供たちを連れてきています。
初めは「さすが多様性の国、お母さんと子供の人種が違うように見えるけどお父さんが子供に似てるのかな」なんて思っていましたが、明らかにおかしい。。。実は皆さんナニーだったのです!
あまりにママを見かけることが少ないため、もしかして専業主婦って少ないのではと思うほどです。主人の職場の人にも妻が専業主婦だというと驚かれたそうです。家賃も高いので共働きの家庭が多いのかもしれませんね。
私は“ひどいナニー”!?
主人と子供達と一緒に平日に公園に行き、主人に子供達を任せて日陰のベンチに座って荷物番をしていた時のことです。
あるナニーから「あなたナニーじゃないですよね?」と話しかけられました。「違いますよ」と答えると、「あなたの子供くらいの歳の子を見ているナニーで、ひどい(Terrible)ナニーがいるって聞いて」と。
つまり、ベンチに座って子供達が遊ぶ様子を遠目に見ていたのが「ひどいナニー」に見えたということ?それともひどいナニーがいるから私の子供がそのナニーに預けている子かと思って、子供を連れてきた機会を見てママに声をかけてくれた?
正直私の英語力では、どちらのニュアンスだったのかはわからなかったのですが、確かに周りのナニーを見るとすごく一生懸命に子供の相手をして遊んだり教えたりしていました。これは私がひどいナニーに見えても仕方ないなと苦笑いしました。。。
エリアによるナニーの違い
ニューヨークで初めて行った公園で見たナニーたちが真剣に子供達と向き合っていて、色々教えていたり一緒に体を動かしたりとハイレベルだったため、「さすが仕事だけあってすごいレベルが求められるんだな」と思っていました。人によってはおまるを持ち歩いてトイトレまでしていました。
しかしその後色々な公園に行くうち、ナニーにもエリア差があることがわかりました。個人差というより地位のカラーというか雰囲気があるような気がしています。
多くの公園で見かけるナニーたちは、ナニー友達というのかグループやペアで固まって話し込んでいて、子供たちは遊具で遊んでいるという感じです。最初の公園で見かけたようにつきっきりでしっかりと相手をしているナニーの方が少ないようです。
現地の子供に話しかけられて話していて、周りを見回してもナニーもママもいないということも何回かありました。
日本の公園だとママ友同士おしゃべりして子供達で遊ぶというのはよく見る光景ですが、ニューヨークのナニーたちも同じような感じですね。
さらにひどい(?)ナニーになると、ベンチに座ってスマホで話していたりスマホをいじっていたり、全然子供を見ていないのではという方もいます。見ていない間に遊具やベビーカーから落ちているのも複数回見ていますし、赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま相手をしていないというのも多数見ました。
預けるナニーによって子供の安全性にも相当影響しそうですね。
治安が必ずしもいいとは言えないニューヨークですが、公園内は比較的目を離している人が多いこと、ママの割合がとても低くほとんどがナニーであることに驚かされました。
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