【海外駐在までの準備】必要な準備「航空券の手配」

海外駐在の準備

海外赴任の帯同に向けて、必要な準備をまとめていきます。今回は「航空券の手配」についてです。海外赴任の場合、手続き等は会社が行ってくれることが多いかと思いますが、どの便にするかは自分たちで選択する必要がありますよね。

我が家は東京からニューヨークまでのフライトで、子供が2人いるのでエコノミーにすべきかビジネスにしてもいいか迷っていました。最近ANAのニューヨーク便の機体が新しくなり、検討した結果、子連れでも比較的ビジネスで行けるのでは?と思っています。今回どの便のどの座席にするかを検討した時のことをご紹介します。

海外赴任に際して必要な準備については以下にまとめています。

東京からニューヨークへの直行便

ニューヨークには3つの国際空港があります。

  • ジョンFケネディ国際空港(JFK)
  • ニューアーク・リバティ国際空港(EWR)
  • ラガーディア空港(LGA)

それぞれの空港のマンハッタンとの位置関係は以下のような感じです。

左からJFK、EWR、LGA

このうち東京(羽田・成田)から直行便と乗継便の両方が出ているのは「ジョンFケネディ国際空港」と「ニューアーク・リバティ国際空港」で、「ラガーディア空港」は乗継便のみとなります。

出発の時間帯にもよりますが、東京発ニューヨーク着のフライトの所要時間はおおよそ以下の通りです。

  • 【ANA】直行便:約12時間40分、乗継便:約16時間
  • 【JAL】直行便:約13時間、乗継便:約16〜17時間

我が家は1歳時と5歳児がいるため、できるだけ時間のロスがなく子供が寝てくれそうな「ANA・夜発・JFK空港への直行便」を選択しました。

座席の選択

どの便を利用するか決めたら次はどのクラスの座席にするかですね。

今回我が家は主人の会社がビジネスクラスを負担してくれるとのことでした。ただ、一点気になったのが1歳児がいることです。「ビジネスクラスを利用しているのにうるさい子供がいて…」というのはよく聞く話ですよね。5歳児は大人しくしていられると思いますが、「1歳児が迷惑をかけたらどうしよう。。。5歳児もいつも添い寝なので、仕切られた空間で不安にならずに1人でいられるかな。。。」と心配でした。

どの座席がいいか見ていたところ、ニューヨーク行きのANAの機体(777-300ER)は最近新しくなって、シートも変わったとのこと。しかもビジネスがかなり子連れに優しい設計になっていそうでした。

我が家の座席選択のポイント

我が家が今回座席を検討するにあたり、気にしたポイントは以下です。

  1. 長時間フライトでの子供の体への負担が少ない
  2. 周りのお客さんへなるべく迷惑をかけない
  3. 赴任直後はホテル住まいが続くので、できれば自分たちも負担が少ないと嬉しい

バシネット

今回席を検討するにあたり、1歳児がいるのでバシネットを利用するかどうかもポイントでした。バシネットは機内に取り付けられるベビーベッドです。

バシネットのサイズは幅85cm・奥行45cm・高さ33cmで、10kgの子供まで利用できます。使えるのはファーストクラス以外の席のうち壁がある場所の以下の座席です。機体によっても異なるので事前に確認しましょう。

ただし、バシネットはベルト着用サインが点灯している時は使用できないので、子供が寝ていても下さなければならないこともあります。

座席

エコノミー

まず見たのがエコノミーの席。

エコノミーだと1歳児は席がないので、3列横並びのシートです。以前上の子が2歳の時にハワイに行った際の状況を回想しましたが、2歳児なので自分の席はあるものの子供は横になって寝たいので私の膝に頭が乗っていてかなりフライト中しんどかったです。5歳になると椅子で座って寝られるかもしれませんが、12時間半近くそれはかなりかわいそうだなと思いました。

シート配列的には3列、4列、3列なので、窓際の3列シートなら他のお客さんに迷惑がかかりにくそうです。ただし、バシネットを使うならかなり席が限定されます。

1歳児についてはまだ身長も体重も小さめなこともあり、バシネットを借りることはできます。ただ、バシネットでうまく寝られるかという懸念もありますし、寝られたとしてもずっとそこでというわけにもいきません。うちの息子は抱っこであまり寝られないため、バシネットがダメになった時はとんでもない事態になりそうです。

上記のような5歳児の状況に加え1歳児もとなると、無理ではないもののエコノミーはかなり厳しそうだなという印象です。。。

もしエコノミークラスにするなら、空気で膨らむオットマンを使って子供がゴロゴロしやすいようにするのがいいと思います。

アメニティ

枕、毛布

プレミアムエコノミー

エコノミーより少しスペースが広いプレミアムエコノミー。

とはいってもエコノミーと広さに大差がないですよね。せっかくのレッグレストもフラットではないので子供がいるとあまり活用できなそう。。。

しかも2列か4列しかなく、我が家の場合3席必要なのでどちらにしてもどなたか横の方に迷惑がかかりそう。。。

アメニティ

枕、毛布、スリッパ、靴べら、歯ブラシ、 アイマスク、イアプラグ、ポケットティッシュ、ノイズキャンセリングヘッドホン(SONY製)

エコノミーより少しアメニティが増えます。スリッパも用意されているのは嬉しいですね。

ビジネス

会社から提示されているのはビジネスクラス。

出張でビジネスクラスに乗ったことがありますが、フルフラットだと長時間フライトの際の疲れがかなり軽く感動しました。

以前は以下のような形でした。息子と添い寝するのはちょっと難しいですし、娘も横の席で顔側に仕切りがあって見えないので寝られるか不安でした。

しかし、最近ニューヨーク便は機体が新しくなったことに伴い座席の形が一新したようです。新しい座席は以下のような形で、間の仕切りを下ろせば顔が見えるので娘も安心できそうです。

また、ワイドなシートがフルフラットになるので息子との添い寝もできそう。

子供たちと自分たちの体調的にはやはりビジネスが良さそうです。心配な他のお客さんへの迷惑ですが、息子はベッドならよく寝るので、以下のような配置で3席にして角に自分と息子が座れば接する面が娘と主人なので、他の方にあまり迷惑がかからないかなと考えています。

以前のシートだと息子との添い寝が難しいのでエコノミーと迷うところではありますが、新しいシートならいろいろ鑑みてもビジネスが一番良さそうです。

今回は息子と添い寝ができそうなのでバシネットは使用しない予定ですが、ビジネスクラスでバシネットを使いたい場合は窓際の席のみになるようです。

アメニティ

枕、毛布、羽毛掛け布団、スリッパ、靴べら、歯ブラシ、 アイマスク、イアプラグ、ポケットティッシュ、カーディガン(貸し出し)、パジャマ(貸し出し)、歯ブラシセット、 マウスリフレッシュ、 フェイス&ボディシート、 アイマスク、 イヤプラグ、 フェイス&ハンドクリーム、 マスク、 くし、アロマカード、ノイズキャンセリングヘッドホン(SONY製)、足ふみローラー

パジャマなどの貸し出しもあり、アメニティは格段に充実しますね。さらに嬉しいのがグローブトロッターのポートにKOSEの雪肌精の洗顔料や化粧水、歯ブラシセットなどがついてくること。これは時期により別のものに変わります。

食事

食事は事前に予約することもできます。子供がいる場合は事前に予約しておくと安心です。

大人用の和食・洋食のメニューだけでなく、子供用、ベビー用、アレルギー対応などのメニューもあるので確認してみてください。

まとめ

今回ニューヨーク便の機体が新しくなったことで、ビジネスでもあまり周りに迷惑をかけずに子連れフライトができるのではと考えています。できるだけ周りと接しない席の配置を事前予約するのもポイントかなと思います。もしエコノミーの時にはバシネットやエアー式のオットマンなどを活用されるのが良いかもしれません。

また、食事もキッズメニューやベビーメニューなどが事前に予約できるので、内容を確認して予約しておくと楽ですね。

夜の便かつ最短で到着するものにしたので、フライトまでに子供たちを遊ばせて疲れさせて、いつもの夜のようにしっかり寝てくれたらと思っていますが、どうなるか。。。

追記:2021年9月ようやくANAのビジネスクラスのシートを利用することができました。子連れに優しい快適なシートで、いつもより親子共に負担が少なく渡航することができました。

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