ニューヨークにある世界最大級の美術館であるメトロポリタン美術館で、今年の夏新たな取り組みとして、アメリカで人気のゲームRobloxのアイテムをゲットできるイベントが行われています。
The Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)
メトロポリタン美術館は、ニューヨーク・マンハッタンにある世界最大級の美術館です。有名なところで言うとエジプトのミイラなどがありますが、ヨーロッパ・アジア・アメリカなど幅広い時代や地域のものが展示されています。
ニューヨーク在住もしくはニューヨークの学校に通学している場合は任意の料金で入ることができます。また、ニューヨーク公共図書館のカルチャーパスを使えば年に1回無料で入館することもできます。
年に1回でも嬉しいですが、IDNYCを持っていれば1年間何度でも無料で入館できるMembership(年間パスポート)カードを作ることができます。
Roblox(ロブロックス)
Roblox(ロブロックス)は、2006年にリリースされたオンラインゲーミングプラットフォームで、自分のアバターを使って他のユーザーが作成したゲームをプレイすることができます。
アメリカでは16歳未満の子供の半数以上がプレイしていると言われていて、子供たちの学校でも多くの子がプレイしています。ニューヨークでも流行っていて、夏休み中などに子供たち同士でオンラインで一緒に遊んだりしています。
Roblox at the MET(METでRobloxのアイテムをゲット!)
2023年8月3日からMETでRobloxのアイテムをゲットできるイベントが行われています。夏だけの開催のようですが、終了時期は明記されていません。
METでRobloxのアイテムをゲットするためには、まずReplicaというアプリをインストールします。スマホでもタブレットでも利用可能です。
アプリ内にはマップがあり、館内のどの場所にアイテムが隠れているかを見ることができます。
アイテムに近づくとマークが赤く点滅して知らせてくれます。METはそれぞれの部屋に部屋番号がついているので、その数字を頼りに探します。
アプリ内のマークにタッチすると”Replica Hint”として、対象となる展示物の特徴と説明が表示されます。展示物を見つけたら”Scan artwork”のボタンを押して、枠に展示物を照らし合わせます。
スキャンできるとアイテムを手に入れることができます。
メデューサの帽子がゲットできました!
有名なゴッホの自画像も対象の展示物になっていました。
こちらでは、ゴッホの帽子と洋服がゲットできました。
展示物にちなんだアイテムは全部で37つあります。女の子に喜ばれそうなものとしては可愛いワンピースやバレエの衣装など、男の子向けのものとしては鎧や武器などがありました。他にもMETならではのここでしか手に入らないアイテムがたくさんで、子供たちは大喜びでした。
1時間半ほどかけて37個中33個ゲットしましたが、館内がとても広いので子供達の体力がもたず、コンプリートするのは諦めました。1日でコンプリートする必要はないので、何日かに分けてまわっても面白そうですね。
お子さんが小さい場合は、1階のエジプトエリア(上の写真の右下エリア)や2階のアート・彫刻エリア(下の写真の左下エリア)が狭い範囲にアイテムが固まっていてまわりやすいかもしれません。
入手したアイテムはアプリ内でコレクションを見ることができるだけでなく、”Tap to learn more”ボタンで子供向けの簡単な説明を見ることもできます。
ただ集めて終わりではなく、知識を深めることができて親としても嬉しいです。
入手したアイテムはアプリ内の”Roblox Codes”から”Redeem Code”を表示し、そのコードを自分のRobloxに入力することでRoblox内で使用できるようになります。
子供たちは家に帰ってすぐ自分のアバターにMETでゲットしたアイテムを着せて遊んでいました。
Roblox内で「The Met Replica」と入れると、自分のアバターでMET内を体験することもできます。もちろんすべての展示が再現されているわけではありませんが、有名な展示をRoblox内で見ることができ子供たちは興味津々で遊んでいました。まだ芸術や歴史に興味を持ちにくい子にも親しみやすいコンテンツを作るという発想が素晴らしく、さすがMETだなと感心させられました。
METのRobloxイベントは、地図を見ながら目的のアイテムを探したりiPadやスマホでスキャンしてアイテムをゲットしたりとトレジャーハンティング感覚で遊べて、大人も子供も楽しい新感覚のイベントでした。
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