【スマイルゼミ】タブレット学習と視力

出産・育児・教育

娘が始めたスマイルゼミ。タブレット学習のメリットを強く感じているのですが、気になるのが視力に与える影響です。タブレットに関する問題について書かれた日本眼科医会のコラムをヒントにタブレット学習と視力について考えました。

子供の近視

長時間近くを見続けると、近くを見やすいように眼球の形が変わってしまいます。これが続くと、変形した眼球が戻らなくなり近視が進行します。

2019年8月に慶應義塾大学の医学部の眼科学教室から発表された「小中学生の近視増加傾向への警鐘」という都内の小中学生約1,400人を対象とした疫学研究で、「小学生の約76.5%、中学生の約94.9%が近視」との結果が発表されました。

小学生の約4分の3が近視。。。この事実に驚愕しました。目は一生ものなので、できれば視力の低下は防ぎたいですよね。

両眼1.5の私が子供の頃から気をつけてきた近視予防法についても書いています。

電子機器の視力への影響

日本眼科医会の「園医のための眼科検診マニュアル」に「タブレット端末, スマートフォン( スマホ) やゲーム機器等の電子機器に関する問題」というコラムがあり、タブレットなどを使うことによる視力への影響が書かれています。

コラムを簡単にまとめると以下のような内容です。(詳細は上のリンクをご覧ください)

子供の眼の発達
子供の眼の発達には6歳頃までが重要な時期で、眼球運動やピントの調節もこの時期に急速に発達します。これは視力だけでなく、目と手の協調運動の発達にも大きく影響します。

懸念点1:タブレットとの距離

近視には遺伝的要素以上に環境因子の影響が大きいと言われています。環境因子の1つとして、姿勢が悪く、対象との距離が30cm未満だと近視が進行することがわかってきています。タブレットを使用する際に眼との距離が近くなりがちになることで、近視化に影響する可能性があります。

懸念点2:長時間の使用

30分以上連続して近くでの作業を続けることも近視の進行を早めることがわかっています。タブレットを使用すると長時間見る傾向にあることが近視化に影響する可能性があります。

懸念点3:眼球運動量の低下

タブレットなどをみている時間は、体を動かさずピントも一定のままになり、眼球が動くのも小さな画面の範囲内になってしまいます。まだはっきりと電子機器の影響はわからないものの、乳幼児期に大切な体全体を使う運動を減らしてしまうことで、眼球運動や調節の発達、目と手の協調運動の発達を妨げる可能性は否定できないと考えられます。

懸念点4:ブルーライトの影響

電子機器というと、近年よく言われているのがブルーライト。ブルーライトは眼の神経に作用し、体内時計と関係してきます。日中、日光からたくさんのブルーライトを浴び、日没と共にブルーライトが消えると眠くなるので、子供が質の良い睡眠を取れるように、寝る前2時間は電子機器に触れないようにすることが重要です。

タブレット学習と視力

眼の発達に重要な時期にタブレット学習をすることについて気になっていました。タブレット学習に特化したコラムではありませんが、電子機器を使用する上での問題として、上記のような懸念点が挙げられていたので、それぞれについて紙学習との違いを含め検討してみました。

懸念点1:タブレットとの距離

タブレットが視力に与える環境因子の1つとして、姿勢が悪くなり、対象との距離が近くなることが挙げられます。スマホやタブレットを見る時はどうしても距離が近くなりがちですよね。

スマイルゼミは大画面で字も大きいので、顔を近づけすぎることなく、紙ベースと同じように学習できます。また、画面に傾斜がつけられるようになっているため、姿勢も綺麗に保つことができます。

子供が学習するときには椅子の高さを調整して、目とタブレットの距離が30cm以上になるように気を付けてあげたいですね。

懸念点2:長時間の使用

30分以上連続して近くを見過ぎると近視が進行するという点については、タブレットか紙かは関係なく、近くをずっと見続けることが問題のようです。

スマイルゼミの1日に定められたミッションは15分以内に終わるようにできていますが、娘もたくさんやりたいということで、いつも30分〜40分くらいは取り組んでいます。勉強をしてくれるのは嬉しい反面、休憩を挟んだりするように声がけをしようと思います。

また、外で遊ぶ時間を作るのも近視の予防の観点から有効なので、積極的にそういう時間をとりたいです。

懸念点3:眼球運動量の低下

狭い範囲を集中してみるため、眼球運動量が減り、調節の発達や目とての協調運動の発達が妨げられる可能性があるということですが、この点についてもタブレットも紙も同じことですね。

この注意点については、タブレット学習というより、タブレットで動画などを見すぎていることについての注意点のように感じます。

懸念点4:ブルーライトの影響

眼に与える影響で唯一タブレットが紙と異なる点はこちらではないでしょうか。

寝る前にブルーライトを浴びると睡眠の質に影響すると言われているので、学習の時間を考えてあげるといいですね。

我が家は朝スマイルゼミをやっているので、この点はあまり気にしなくていいかなと思っています。

まとめ

一般的にタブレットで目が悪くなると言われていることは、主にゲームや動画など遊びに関してのことだと感じました。

学習についてみると、挙げられている懸念点は紙でもタブレットでもほぼ同様です。スマイルゼミのタブレットは、大きな画面で紙と同じような学習ができるように設計されているので、大きな懸念点はないように感じます。

姿勢を良くして30cm以上目を離し、休憩を挟んだり、外で遊んだりする時間を取るようにすることに気をつけると良いですね。

唯一異なると言えばブルーライトかなと思います。午前中や晩ご飯の後などに習慣づけて、夜に使わないようにすると良さそうですね。

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