【Read-a-thon】小学校の読書マラソンイベント

ニューヨーク

ニューヨークの小学校には日本にはない様々ないイベントがあります。今回はその中の読書マラソンイベント「Read-a-thon」をご紹介します。

Read-a-thon

「a-thon」は、長時間連続して集中的に行う活動を表す言葉です。マラソン(marathon)という言葉からイメージしやすいですね。「a-thon」という言葉は、募金活動を兼ねていることも多いそうです。

Read-a-thonは、ある一定の期間に子供が本を読み、その努力に対して親や親戚が寄付をするというイベントです。学校によっても詳細は違うようで、本の冊数に対して募金額を決めて子供と話し合った募金先に募金するところもあれば、子供の努力に対して親や親戚が学校への募金をするというところもあるようです。

募金先を子供と決めて募金する場合は、子供と社会貢献について話し合う機会にもなります。一方で、学校へ募金する場合は、学校の子供への教育レベルを上げるために募金が使われます。

ゲーム感覚で取り組めることで子供の読書時間が増え、さらに楽しみながらチャリティ活動ができるというメリットがある活動で、海外ではRead-a-thonを学校のイベントとして取り入れているところも多いそうです。

娘の学校のRead-a-thon

学校からRead-a-thonの案内が来たときは、「何それ?」とよくわからず。。。内容から推測するに、子供は読書をし、親は募金活動をするのかなといった感じでした。

調べてみると上記に書いたような、読書をした分だけ親が募金するというイベントだということがわかりました。素晴らしい取り組みだと思う一方、娘にしてみたら「自分が本を読んだらパパたちがお金を出さなきゃいけないの?」と遠慮気味。。。日本で募金するときには募金用の特別お手伝いで得たお金を数百円募金していた感じだったので、コンセプトに馴染みがなかったようです。お手伝いの代わりに読書と考えると同じコンセプトのような気もしますが、人のためにしているお手伝い(労働)と自分のためにしている読書(趣味)、やっぱりちょっと感覚的に違う感じがしますね。

正直イベントが始まった段階では、そのあたりの仕組みがよくわかっておらず、親としても「読んだら読んだだけ募金なのかな、いくらになるんだろう」と少しドキドキでしたが、娘にはやる気を出してほしいと思い、「もしそうだとしても気にしなくていいからたくさん読んでね」と伝えていました。

数日後にママ友に聞いたところ、娘の学校はそういうシステムではなく、読書と募金はシステムとしては切り離されているとのことで、ちょっと安心。。。

娘とRead-a-thon

娘の学校では、Read-a-thonの期間中、各自オンライン上に毎日読書をした時間を記録しました。

娘もまだスラスラ読めるわけではないものの、簡単なレベルのものであればある程度読めるので、毎日数冊は英語の本を読んでいました。

英語においてSpeakingとListeningは重要だけれどReadingとWritingはそこまで重視しなくてもいいかなと昔は思っていましたが、学年が上がれば上がるほどReadingとWritingの重要性は上がってきます。学校でも読書の時間や文章を書く時間がよくあるそうです。日本で読書も少しずつでもやっておいてよかったです。

各自が入力した時間をもとに、どの学年が一番読書を頑張ったかが決められました。

発表の日には子供たちは自分が好きな本のキャラクターの仮装して登校します。朝登校するとハリーポッター、ウォーリー、スパイダーマン、プリンセスなど日本でもよく知られているキャラクターから、ブタ、木、ハエなどおそらくアメリカの本では有名だと思われるキャラクターの子まで色々。

こんなものがあると思っておらず手荷物で何も持っていっていませんでしたが、1着何か衣装があると安心ですね。

その日は親もZoomで学校の様子が見られるということで、授業の様子が見られるかと楽しみにしていました。時間になりZoomをつなぐとクラブのようなダンスミュージックが流れていて、先生がDJのように盛り上げていました!Zoomで見られるのはRead-a-thonの結果発表の様子だったのです。

楽しそうに踊る子供たち、先生は面白そうな仮装をしている子にカメラを振って盛り上げます。

優勝した学年は最後に表彰をされ大盛り上がり!全員が参加賞を、優勝した学年はさらに賞品ももらえていました!公立小学校とは思えないパーティー感!

Read-a-thonと同じ時期に、別で募金活動もありました。これが実は一体化しているのかな。。。よくわからず。親戚や近所の人に募金してねとお願いするみたいです。全校生徒の10分の1くらいが募金に参加していて、1番多い子は10人以上が出資して1,000ドル以上も寄付していました。すごい。。。

我が家は親戚等に頼むのもちょっと、、、と私たちが募金しました。学校をよくするために使われるならいいかな。お友達に聞くと全くしないという子もいたので、本当に任意のようです。

日本にはないアメリカのイベント。募金など馴染みがない習慣もありますが、楽しんでいきたいと思います。

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