【クロイスターズ】中世ヨーロッパを感じられるメトロポリタン美術館の別館

ニューヨーク

マンハッタンから車で30分ほど離れた場所にあるMETの分館「クロイスターズ」。中世ヨーロッパの美術や建築などの展示はもちろん、フランスの修道院から移設された回廊や草花が美しい中庭など、見どころ満載です。

メトロポリタン美術館(Metropolitan Museum : MET)

メトロポリタン美術館(MET)は、ニューヨーク・マンハッタンにある世界最大級の美術館です。有名なところで言うとエジプトのミイラなどがありますが、ヨーロッパ・アジア・アメリカなど幅広い時代や地域のものが展示されています。

とても広い美術館で、美術館全体の様子についてはまとめることができていないのですが、IDNYCでMembershipのカードを作った時のことや2023年に開催されたカール・ラガーフェルドのファッション展に行った際のことについて書いています。

The Met Cloisters(クロイスターズ)

クロイスターズはMETの別館です。本館がある5番街から車で30分ほど離れた、フォート・トライオン公園の敷地内にあり、公園からはきれいな自然とハドソン川を望むことができます。

クロイスターズは、ロックフェラー・センタービルの建設に資金を出したことでも知られるジョン・ロックフェラー2世からの寄付金で創設されました。中世の修道院の中核をなす回廊を意味する「クロイスターズ」の名の通り、中世ヨーロッパの美術と建築が展示されています。

また、2022年に公開されたウエスト・サイド・ストーリーのロケ地としても使用されました。

クロイスターズの様子

クロイスターズがあるフォート・トライオン公園

フォート・トライオン公園は敷地面積16,200平方メートルの広大な公園です。クロイスターズは公園内の少し高い場所に位置しており、そこに向かうまでの道ではさまざまな種類の草花や木々、穏やかな流れのハドソン川を望むことができます。

入館

ニューヨーク在住の方は、本館と同様に入館料は任意の金額になっています。また、Culture PassIDNYCのMembershipなど無料で入館できる方法もあります。

館内の様子

クロイスターズの名前の由来ともなっている回廊(クロイスター)は、フランスの修道院から移設されたものです。それぞれの柱が当時のものか後から補修されたものかについて、説明が書かれています。

回廊から見える中庭がとても素敵です。植えられている植物も丁寧に管理されていて、回廊には中庭にある植物が小さな花瓶に並べて飾られており、その名前を知ることができるようになっていました。

建物の中に部分的に中世ヨーロッパで使われていた建築物が取り入れられているところがあります。他の美術館ではなかなか見られない展示で、とても雰囲気がありました。

こちらはクロイスターズを代表するユニコーンのタペストリーです。ミュージアムショップでもこちらの作品のアイテムが多く販売されていました。

下の写真もクロイスターズの回廊の1つです。こちらにも中世ヨーロッパで使われていた柱が残っている部分と後に修復した部分がよくわかる解説図が合わせて展示されていました。

建物内の展示も見どころ満載です。ステンドグラスなどのガラスの展示も多いので、お天気の良い日がおすすめです。

暖かい時期には回廊を使ったカフェ「Trie Cafe」できれいな中庭を見ながら食事をすることができます。

マンハッタンからは少し離れた場所にありますが、その分穏やかな空気が流れ、中世ヨーロッパの雰囲気を満喫することができるクロイスターズ。少し時間をかけても行ってみる価値があると思います。

中庭など広い場所も多いので小さなお子さんも楽しめると思いますが、階段が多くエレベーターがないので、その点は少し大変かもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました