【Pre-K準備】1年前から準備が必要!?

ニューヨーク

ニューヨークの公立校の幼稚園相当の学年(3K・Pre-K・Kinder)に子供を入れる場合、約1年前から準備が必要になります。学区制である一方で人気の学区では近くの学校に入れなかったり、9月に学校が始まるのに1月からの学年の区切りだったりと、日本とは違う点も多いです。

ニューヨークの学年

日本とニューヨークの対応する学年は以下のようになり、Kinderからが義務教育になります。

  • 年少:3K
  • 年中:Pre-K
  • 年長:Kinder
  • 1年生:1st Grade

ニューヨークでは学年の始まりは9月ですが、どの学年になるかは生まれた年別に決まります。

例えば2022年9月から1st Grade(日本の1年生)になるのは、2016年生まれの子です。そのため2016年の1〜3月生まれの子は日本と同じ学年になりますが、2016年の4〜12月生まれの子は日本より1つ上の学年になります。

てっきり9月が学年の始まりなので、9月を境に学年が決まると思っていたのですが違いました!誕生月によっては日本と違って学年が異なるので入学を逃してしまうことになりかねませんね。

Pre-Kの準備

公立校のルール

娘の小学校を探した時のことについて書いています。ニューヨークの公立校はレベルの差や治安の差などもあるので、事前の下調べがとても重要になります。

3KやPre-Kはない学校もあるので事前に確認は必要ですが、基本的に探し方としては同じようになるので、これから住居を決められる方は参考になさってください。

公立校にはゾーンと呼ばれる学区があり、基本的にはゾーン校に優先的に入学できます。しかし、ゾーン校の定員より入学希望者が多い場合は、通常は学区・兄弟枠などで優先順位がつけられるため、人気校はゾーン校でも通えず近隣の学校に割り当てられることもあります。

Pre-Kへの登録時期

3K、Pre-K、Kinderに入るためには、入学予定の前年から準備をする必要があります。

前年の11月くらいに登録に際しての事前のオンラインセミナーに参加して、概要の説明を受けます。この説明、8か国後くらいに対応していて、日にちによって対応言語が異なります。残念ながら日本語はありませんが、さすが人種のるつぼといつも感心させられます。(いつもこれだけ対応言語があってなぜ日本語はないのか不思議に思いますが。)

実際の登録は年明けに始まり、希望する学校を12校まで希望順に登録します。その後、学区や兄弟の有無などを加味して選定され、6月には通える学校が決まります。

ニューヨークの公立校では学力の差が大きく、人気の学校には人が集中するため、家の近くの学校に通えるとは限りません。人気校に通いたいがために、そこに家を借りる人がいるほどだそうです。

私がオンラインセミナーに参加した時も、おそらく人気学区を狙っているであろう親御さんから、「親戚の家がある学区に登録希望を出せるか」「月曜から金曜は祖父母の家にいるのでそこの学区に登録希望を出せるか」「2つ目の家を借りる予定なので、その学区に希望を出せるか」などの質問が出ていました。裏に込められた意味合いに競争の熾烈さを感じました。全ての答えに対して「普段生活を行なっている主要な家があるところにしか登録できない、あとで不正がわかった場合は登録が取り消される」という旨の回答がなされていました。

実際に通う1年近くも前から動き出さなくてはいけないので、登録期間を逃さないようにNYDOEのウェブサイトをチェックしておくと安心です。また、3K、Pre-K、Kinderの登録対象学年の方は、重要なタイミングで連絡が来るようにメーリングリストに登録することもできるので、ウェブサイトから登録しておきましょう。我が家もメーリングリストに登録しておいたので、オンラインセミナーの日程がメールと書面で届きました。

Pre-Kへの編入

学期が始まってから編入する場合は、ゾーン校でも全体での登録時に空きがあった場合他のゾーンから希望した子が入ってくるため、空きがなくて入れない可能性があります。

実際学校に登録手続きをできるのは新居に移ってからなので、編入する場合は、新居を決める直前に候補物件のゾーン校に事前に問い合わせて空きがあるか確認しておくと良いと思います。

上の子の小学校の時のことですが、編入準備や手続きについては以下に書いています。

日本人幼稚園

ニューヨークには日本語による全日制幼稚園が複数あります。公立のPre-Kが基本的に無料なのに対して、日本人幼稚園の費用は高めですが、会社からの補助が出るところも多いようで、日本語や文化を学ぶことができるため通いたいという方も多いようです。

また、親御さんが英語があまり得意でない場合にも日本人幼稚園は選択肢に入ってくるそうです。確かに娘が公立校に通っている中で、連絡は全て英語の書面、先生との面談や相談事も英語(希望すれば通訳はつけてもらえます)、周りのお母さんたちとの会話も英語といった状況です。

まとめ

娘の時は編入手続きだったので、入りたい学校に空きがあるかを調べる形だったのですが、息子は一からみんなと同じタイミングで登録をする必要があるので、今回初めてニューヨークの正規の登録手続きをすることとなります。

動き出しが早いとは聞いていたのですが、まさかの入学時期より10ヶ月も前で驚きました!これから手続きが始まるので、時期を逃さないように気をつけて対応していきたいと思います。

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