「実は」や「本当に」と習うことが多い「actually」ですが、ネイティブの方と話していると違ったニュアンスで使われることがあります。実際のテキストのやりとりを例に「actually」の使い方をご紹介します。
ニューヨークでの生活で違和感を感じた「actually」
「actually」は学校では「実は」や「本当に」という意味で習いますよね。しかしそれでは違和感を感じることがあります。
ママ友とテキストしていて違和感を感じたのが以下のやりとりです。
1つ目:
私:この間のプレイデートとっても楽しかったみたいで、XX(娘)が今度はいつ来るの?って言ってたよ。
相手:We have to do play date soon. Actually what’s your email? I wanted to ask if XX(娘) join us for special play date. I’ll send you details. (またすぐプレイデートしなきゃね。Actuallyあなたのメールアドレス教えて。XX(娘)がスペシャルプレイデートに来てくれるか聞きたくて。詳細を送るね。)
2つ目:
上の続きで、
私:スペシャルプレイデート興味あるって言ってる。誘ってくれてありがとう。私のメールアドレスはこれだよ。XXXXXXX@XXXX
相手:OK. I’ll send over tonight. Thx!!(OK。今夜送るね。ありがとう!!)
10分後、
相手:Just sent you the email actually.(actually今メール送ったよ。)
どちらも「実は」「本当に」という訳では違和感がありますよね。
actually の意味
実は・実際は
一番よく知られる訳が「実は」や「実際は」という、相手が知らなかった事実を伝える時に使うものですね。「in fact」と同じような使い方で、「20代に見えるけれど実は40歳らしいよ」「実はこれがすごく好きなの」のような時に使います。
本当に・実に
こちらもよく知られる訳ですね。「really」と同じような使い方で、「本当に見たんだよ」「本当にすごかった」のように使われます。
意外と
自分が想像していた事柄が、実際には違っていたりギャップがあったりすることを表現する時にも使います。「実は」や「実際は」に近い意味合いですね。「怖そうに見えるけれど、意外と優しい人なんだよ」というような時に使います。
ところで
違和感を感じた例の1つ目がこれに該当します。
私:この間のプレイデートとっても楽しかったみたいで、XX(娘)が今度はいつ来るの?って言ってたよ。
相手:We have to do play date soon. Actually what’s your email? I wanted to ask if XX(娘) join us for special play date. I’ll send you details.(またすぐプレイデートしなきゃね。ところであなたのメールアドレス教えて。XX(娘)がスペシャルプレイデートに来てくれるか聞きたくて。詳細を送るね。)
「実はあなたのメールアドレス教えて」だと変ですよね。「actually」は「ところであなたのメールアドレス教えて」というように新たな話題を提供する時にも使えます。
やっぱり
違和感を感じた例の2つ目がこれに該当します。
私:メールアドレスはこれだよ。XXXXXXX@XXXX
相手:OK. I’ll send over tonight. Thx!!(OK。今夜送るね。ありがとう!!)
10分後
相手:Just sent you the email actually.(やっぱり今メール送ったよ。)
「夜メールを送るねと言ったけれど、やっぱり今送ったよ」という感じで使っています。「実は今メール送ったよ」でも通じなくはないですが、ちょっと違和感がありますよね。「actually」は気が変わった時にも使える便利なワードです。
飲食店での注文などで、「オムライスにします。あ、やっぱりステーキで。」のような時にも使えます。
まとめ
ネイティブの人と話していると、今まで自分が習った訳では違和感を感じる使い方に出会うことがあります。「ところで」や「やっぱり」といった意味で使う「actually」は実生活の場面でも使えることが多そうなので、会話の中で使っていきたいなと思います。
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