今年のニューヨークはコロナだけでなく、風邪、インフルエンザ、RSウイルス、溶連菌など、あらゆるウイルスや細菌による感染症が多いように感じます。咳に対する対処法が日本とは違うため、そのことについてご紹介します。
ニューヨークと子供の風邪
ニューヨークでも昨年はマスクをつけている人が多かったのですが、今年に入ってからマスクをしている人が少なくなってきました。ニューヨークの乾燥が原因か、マスクの着用率が原因か、秋から冬に向かうにつれて子供が風邪をひくことが増えたように感じます。
アメリカと子供の咳
子供に風邪症状が見られる場合、病院に行って原因となる菌やウイルスを調べてもらったり、対症療法の薬をもらったりするのは日本とあまり変わらないのですが、1つ大きく違うのが咳に対する対症療法です。
日本だと小児科を受診して風邪と診断されると、症状に応じて、鼻水・咳・痰などに対応した薬を出してもらえることが多いかと思いますが、アメリカでは咳止めをもらうことがあまりできません。
うちの子供は風邪をひくと咳き込むことが多く、夜十分に寝られなくて体力の回復が難しくなったり、咳込みすぎて吐いたりすることがあるため、咳止めが欲しい時もあります。しかし、アメリカ小児科学会が12歳未満の小児へのコデイン(鎮咳効果がある)を含む医療用医薬品の使用を禁忌としているため、処方してもらうことが難しいのです。
担当医の先生曰く、咳でウイルスや菌を外に排出しようとしているため、肺炎等を防ぐためにも咳は止めないほうが良いとのこと。
とはいえ、夜中咳き込んで寝られない様子や昼間苦しそうに咳き込む様子を見ているとなんとかしてあげたくなってしまいます。
医師に勧められた席への対処法
加湿
まず担当医の先生に勧められたのが、加湿です。部屋の湿度を40〜50%くらいに保つようにとのことでした。ニューヨークはとても乾燥しているので、冬では20%台ということもよくあります。部屋に2台の加湿器を置いて40%くらいに保つようにしました。
水分補給
保湿とも関係してくるのですが、水分補給をこまめにすることで喉を乾燥させないようにします。
ハチミツレモン
1歳未満の子供には与えることができませんが、ある程度の年齢であればハチミツが喉にいいとのことでホットのハチミツレモンを勧められました。
それでも治らない咳
上記を試してみたものの、ひどく咳き込むのが続いたため、先生には咳止めはお勧めしないと言われたものの、マイルドな咳止めを求めて薬局に行きました。
ZARBEE’S NATURALS Cough Syrup+Mucus
昼用と夜用があり、夜用にはカモミールが入っていて催眠効果もあるようです。
たまたまタイミングもあったかもしれませんが、こちらを服用したところ明らかに咳の回数が減りました。寝ている最中に時々咳き込むことはあるものの、数十分おきに咳き込んでいたのが数時間おきくらいになり、しっかりと寝られるようになりました。
夜中に熱が出たり、薬の処方が日本と違ったりで戸惑ったり不安になることもありますが、大事には至らず過ごせていることがありがたいです。
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