日本とニューヨークではお弁当の内容が大きく異なります。こちらとは全く違う日本っぽいお弁当を学校に持っていくとどんな感じか、娘の例をご紹介します。
ニューヨークの公立小学校の給食事情
ニューヨークの公立小学校ではフリーランチ(無料の給食)があります。「お弁当を作らなくて良い上に無料なんてラッキー!」と喜んだのも束の間、娘の口には合わず2日目からお弁当を作ることとなりました。
ニューヨークの小学生のお弁当
現在コロナで学校の様子を見ることができないので娘に聞いた話になりますが、ニューヨークの子のお弁当は日本人が作るお弁当とは全く違います。
お弁当を持ってきている子の大半が、スナックっぽいものだそうです。中にはドーナッツ2つにジュースという強者も。。。栄養バランスはどうなっているのだろうかと気になってしまいますが、こちらではそれが当たり前のようです。
アメリカで売られているお弁当箱を見ても明らかに日本のようなお弁当を詰められる造りではありません。
上の写真はまだちょっと日本のお弁当っぽい感じですが、ニューヨークだとそもそも一番ご飯っぽいものでもハムとチーズのサンドイッチといった感じのようです。
アメリカで売られているランチバッグは大体下のような形をしていて、日本のお弁当のようなランチを入れるのに向いていません。
お弁当の中身も当然、液体などがこぼれない乾燥したものになります。ここにポテチやクラッカーなどのスナックを袋のままとバナナやリンゴなどの果物というのもザラにあるようです。
そもそもランチの時間も短いので、あまり凝ったお弁当やたくさんの量のご飯は食べきれないというのもあるかもしれませんね。
ニューヨークの小学校で日本っぽいお弁当を持っていくとどうなる?
「郷に入りては郷に従え」でアメリカっぽいお弁当にしようかとも思ったのですが、やはり長期的に見て栄養状態が心配なので、娘は日本っぽいお弁当を持って行っています。とは言っても日本のママたちが作るような手の込んでいるものではないですが。。。みんなスナック持って行くくらいだからそんなに凝ってなくても許されるかな、と気楽に作っています。
ランチはお友達と食べているのですが、日本っぽいお弁当はアメリカ人の子には不思議だったり奇妙だったりすることもあるようです。娘が言われたのが以下の3つです。
1つ目は「Chopsticks(箸)」のことです。これは何回も言われたそうです。「今日も箸なの?」「お魚って手で食べないの?」など毎日とは言わないものの結構な頻度で言われていたそう。でも箸については、娘は「だって日本人は箸使うし、便利だし」と全く気にしていません。最近は箸に関して言われることは無くなったそうで、からかうというよりは興味津々な感じなのかもしれませんね。仲が良いお友達がある日お弁当と箸を持ってきて、「こんなに難しいんだねー」と感心していたそうです。
2つ目は「ふりかけ」のことです。アメリカにはふりかけがないので見慣れないせいか「気持ち悪い〜」と言われるそうです。美味しいのに。。。意外にもおにぎりについては何も言われないそうです。
そして3つ目の「ハンバーグ」が一番衝撃的でした。ハンバーグはアメリカ人でも食べるし、まさかそれでからかわれるとは夢にも思わず、結構な頻度で入れていました。味付けのケチャップとソースを混ぜたものを絡ませていたのがよくなかったようで、「うえ〜、う○ちみたい〜」「うわー、〇〇(娘)がう◯ち食べたー!」とからかわれたそうです。仲良しの子達なのでふざけて言っているだけで娘は気にしないそうですが、さすがにソースは下に敷くなど配慮した方が良さそうだなと思っています。
まとめ
日本とはお弁当事情が大きく異なるニューヨーク。日本のようなお弁当を持って行くと興味からか何か言われたりからかわれたりすることもあるようですが、娘曰くそんなに気にするようなレベルではないようです。そしてお箸のようにお友達も試してみてどんなものか知ろうとしてくれることもあるようです。栄養面もありますし、娘が嫌だと言わない限りは日本のお弁当を続けて行くと思います。
余談ですが、アメリカ人にとってお弁当にご飯やおかずが整然と並べられているのはすごいことだそうで、主人は職場でお弁当をみんなの前で披露させられたそうです。大したものじゃないので恥ずかしい。。。
子供が日本のようなサンドイッチを食べたいと言った時、食パンを買うのにおすすめなParis Baguetteについても書いています。
現地校関連のことについてもまとめていますので、よろしければご覧ください。
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