【地下鉄やバスでの注意点】知っていると意外と複雑ではない地下鉄とバス

ニューヨーク

ニューヨークの地下鉄やバスを利用するにあたり、知っておくと安心な注意点をご紹介します。自分が利用していて感じたことや、実際の失敗談についても書いています。

地下鉄

時間通りに来ない

時刻表はもはやないと思っておいた方が良いくらい、日本とはちがって時間通りには来ません。ただ、マンハッタンでは数分おき(遅くても10分以内)に電車が来るので、少し時間に余裕を持っておけば困ることはあまりありません。

アプリやGoogle mapなどで駅をタップするとあと何分で来るかを見ることができるので、時刻表の代わりにそれらを使っています。

UptownとDowntownがある

北に向かうUptownと南に向かうDowntownでホームが分かれています。駅によってはさらに入口も違うことがあり、一度外に出ないと逆側のホームに行けないことがあります。

私も一度間違って逆側の改札に入ってしまい、駅員さんがいない駅だったため再度お金を払うことになってしまいました。改札を通る前に表示をよく確認することが大切ですね。

路線が複雑

ニューヨークの地下鉄には数字やアルファベットで名前がついています。同じホームに来る電車でも、番号で各駅と急行が異なったり、同じ番号でも丸で囲われているか四角で囲われているかで各駅と急行が異なることがあります。また、駅によっては各駅と急行でホームが違うこともあるので、違うホームで待っているといつまで経っても乗りたい電車が来ないということになりかねないので注意が必要です。

同じ方向に行く電車でも、番号やアルファベットによって途中で分岐することもあり、間違って乗ってしまうと思ってもみない行ってしまうことがあります。

私も番号の確認不足や各駅・急行の勘違いで治安の悪い方まで行ってしまったことが2回あり、子供もいたのでちょっとしたパニックになりました。事前によく確認してから乗る必要がありますね。

エレベーターがない駅が多い

ニューヨークの地下鉄は古いので、エレベーターがない駅も多いです。エレベーターがある駅でも、UptownかDowntownのどちらかにしかないようなところもあるので、事前に確認しておくと安心して乗ることができます。

エレベーターがない駅の場合、子供と荷物とベビーカーを担いで階段を登ることになるので、場所によってはバスを使う方が楽かもしれません。ミッドタウンの方だと親切な方がベビーカーを担いでくれたりということもよくありますが、毎回助けてもらえるとも限らないので自分で対処できるようにしておく方が良いです。

ベビーカーで改札を通るのが難しい

地下鉄の改札は、ディズニーランドの入園ゲートのようなクルクル回るゲートになっていて、メトロカードを通すと1人分回る仕組みになっています。とても狭いので折り畳んでもベビーカーと一緒に通ることはできません。

改札の横にある非常口「Emergency Exit」から入ることになります。一部の駅では外にメトロカードを通すところがあり、通すと非常口が外からも開く仕組みになっていますが、多くの駅では非常口はホーム側からしか開きません。

私が子供と移動するときは、まずはベビーカーから下の子を下ろして抱っこして荷物を担ぎ、ベビーカーを非常口の近くに置いておいて、上の子にメトロカードで改札を通させ、次に自分が下の子を抱っこしてメトロカードを通してホーム側に入り、最後に非常口からベビーカーを取ります。

バス

時間通りに来ない

バスも地下鉄同様、時間通り来ることはほぼないと思っておいた方が良いです。もはや時間通りって何というレベルですが、バスも地下鉄ほどではないものの比較的頻繁にくるので、あまり困ることはありません。

バス停によってはあと何分で来るかが表示されるところもありますし、アプリやGoogle mapでも見ることができます。ただし、急に表示されていたバスが来なくなったり大幅に遅れたりすることもあるので、時間に余裕を持っておく必要があります。

メトロカードのチャージができない

バスでは地下鉄と違いチャージをする機械がありません。事前にチャージされていることを確認しておくか、7日間/30日間乗り放題のUnlimitedカードや電子決済のOMNYを使うと便利です。

時々OMNYのリーダーが作動していないことがあるので、念のためメトロカードも持っておくと安心です。私も2回ほどOMNYのリーダーが作動していないバスに乗ったことがあるのですが、きちんとメトロカードや現金で払っている人とスーッと通り抜けている人といました。

エクスプレスがある

路線によってはエクスプレスという急行のバスがあります。多くのバス停をとばすため、行きたかったバス停に止まらないかもしれませんが、万が一間違って乗ってしまってもバスの場合は歩ける範囲内であるのが救いです。

セレクトバスがある

事前にチケットを購入しないと乗れないセレクトバスに該当する路線があります。バス停に券売機があるので、そこでチケットを購入するだけの違いなのですが、知らないと戸惑ってしまいますね。

路線の分岐に注意が必要

バスの路線は基本、東西と南北に走っているものが多くてわかりやすいですが、同じバス停からでも途中で分岐して違うところに行くことがあるので、行き先を通るバスの番号をしっかり確認して乗りましょう。

次止まるバス停が表示されないこともある

バスによって、次に停まるバス停が表示される新しい車種もあれば、何も表示されない車種もあります。念のためアプリをダウンロードしておくか、Google mapや道にあるAvenueやStreetの標識を確認しながら乗ると安心です。

降りる人・スロープが必要な人が優先

バスは乗るときは前のドアからしか乗れませんが、降りるときは前後どちらのドアからでも降りられます。前から降りてくる人も多いので、乗るときは基本降りる人が優先です。

また、ニューヨークのバスはバリアフリーになっていて車椅子の方などのために折りたたみ式のスロープがついています。スロープを必要とする方がいらっしゃる場合は、まずはスロープを開くためにバスの入り口の前にスペースをあける必要があるので注意しましょう。

後ろのドアは軽く押さないと開かない

後ろのドアは自動では開かず、軽く押すことで開きます。ただ立っているだけではいつまでもドアが開かないので注意が必要です。

ベビーカーで利用しづらい

ベビーカーでもバスは利用できますが、ベビーカーは前の優先席あたりにしか止めるスペースがありません。ニューヨークでは手押し車を利用されている方やご老人も多いため優先席付近が利用できない場合もありますし、バス全体が混んでいてベビーカーが邪魔になってしまう場合もあります。

混んでいる場合は1つ見送るなど余裕を持っていれば大丈夫ですが、私は1人で子供を連れてバスに乗るときはちょっと勇気がいるのでベビーカーを置いていくことが多いです。

まとめ

色々と注意点を挙げましたが、このちょっとした注意点の積み重ねがニューヨークの地下鉄やバスはわかりにくいと言われる所以なのかなと感じています。頭の片隅にあるだけで変な失敗をすることなく安心してバスや地下鉄を利用でき、快適に過ごせると思います。

慣れないと大変な点もありますが、ニューヨークの地下鉄やバスでは子連れの方や年配の方には基本皆さん席を譲られるという点には毎回感心させられます。私も子供といる時によく譲っていただくので、自分も気をつけてよく周りを見て必要な方には譲るよう心がけています。

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