【NYの地下鉄】子連れで地下鉄利用は大変!?

ニューヨーク

路線が複雑で慣れるまで大変と言われるニューヨークの地下鉄。さらにエレベーターがついているところが少なかったり、改札がベビーカーでは通れなかったりと、子連れにはなかなか大変な造りになっています。今回は子連れでニューヨークの地下鉄を利用する際のことについて書きます。

NYの地下鉄で子連れ利用が大変な理由

エレベーターがない駅が多い

ニューヨークの地下鉄はとても古いため、エレベーターがない駅がたくさんあります。下の写真で車椅子の絵が書いてある駅にはエレベーターがありますが、その他の駅にはありません。

あると思っていても実は上り線(Uptown)側のみだったり、事前に見ておかないとなかなか苦労します。

エレベーターがない駅では、子供を抱っこして荷物とベビーカーを担いで階段を上り下りすることになります。人通りの多い駅だと優しい方が助けてくださることもありますが、基本自分でできるように荷物を少なめにするなど準備しておく必要があります。

エレベーターの場所がわかりにくい

エレベーターがある駅でもホームのどこにエレベーターがあるのか分かりにくいです。近くに行くと看板があったりするのですが、「ホームも狭いし子供がいて危ないから、もう担いで上っちゃえ!」となってしまうこともあります。。。

またエレベーターが古いため、ボタンを押しても光らないところも多く、エレベーターが動いているのか動いていないのかも分かりにくくちょっと不安になったりします。

改札が狭くてベビーカーが通れない

下の写真の奥の方が改札です。ディズニーランドの入園ゲートのようなクルクル回るゲートになっていて、メトロカードを通すと1人分回る仕組みになっています。とても狭いので折り畳んでもベビーカーと一緒に通ることはできません。

ではどうするかというと、改札の横にある非常口「Emergency Exit」から入ることになります。が、この扉ホーム側からしか開きません。。。上の写真のような改札だと、近くに駅員さんがいるブースがあるので声をかけて、専用のカードリーダーにメトロカードを通してから非常口を開けてもらいます。これはマシな方です。

ほとんどの駅では駅員さんがいないので、自力でどうにかする必要があります。我が家の場合上の子と下の子がいるので、その場合の例を紹介します。

まずはベビーカーから下の子を下ろして抱っこして荷物を担ぎます。ベビーカーを非常口の近くに置いておいて、上の子にメトロカードで改札を通させ、次に自分が下の子を抱っこしてメトロカードを通してホーム側に入ります。そして内側から非常口を開けてベビーカーを取りに行きます。正直すごく大変です。特に下の子がお昼寝してしまった時などは、もう勘弁して。。。となります。

最近はスマホなどで支払いができるシステムOMNYが導入され、MetroCardにチャージする必要がなくなり少し大変さは軽減されました。。。

ホームに柵がない

ニューヨークの地下鉄にはホームに柵がありません。下の写真のように広いところまはだいいのですが、ホームが狭くても柵がない駅がほとんどです。

どこに行くか分からない下の子は抱っこかベビーカー、上の子は手を繋ぐなどして確実に自分の近くにいるようにしています。誤っての転落だけでなく、突き落とし事件などもあると聞くので用心するようにしています。

電車の音がうるさい

日本でも電車の走行音はある程度するかと思いますが、比ではなくうるさいです。走行音に加えてブレーキ音もすごいので、子供が多少大きな声を出しても気にならないのは助かるのですが、お昼寝をするような小さい子だと起きてしまうかもしれません。

ホームが暑い

日本と違って地下鉄のホームにエアコンがないため、夏場はすごく暑いそうです。9月後半の現在でもとても暑く、子供の面倒を見ていると汗が止まらなくなるくらいです。冬場は暖かくて助かるかもしれませんね。。。

子連れに優しいニューヨーカー

ここまで子連れでニューヨークの地下鉄を利用する際の大変さについて書いてきましたが、実はニューヨーカーは子連れに優しい方が多いです。

席を譲ってくれる

地下鉄を利用する際、子供を抱っこしていたりベビーカーを押していたりすると必ずと言っていいほどどなたかが席を譲ってくれます。近場の時や大丈夫な時は丁寧にお礼を言ってお断りしますが、2人を連れて子供達の安全確保が大変な時などには本当に助かります。

道を譲ってくれる

ホームが狭いニューヨークの地下鉄。場所によっては人とすれ違うこともできないほど狭い場所もあります。そういう時にベビーカーを押していると道を譲ってくれる方が多いです。ホームに落ちたら怖いので、できるだけ人の波がなくなるまで待っているのですが、本当に皆さん親切だなと思います。

ベビーカーのサポートをしてくれる

これもとてもさりげなくしてくださいます。電車との段差がある時スッと前を持ち上げてくれたり、車内でベビーカーのためのスペースを開けてくれたり、スマートです!

子供に優しい

子供に優しい方が多く、電車の中で子供をあやしてくれたり、かわいいねと声をかけてくれたり、子連れで迷惑をかけている気持ちがある中、好意的な目で見てくださると落ち着いて利用することができありがたいです。

まとめ

子連れのニューヨーク地下鉄利用はとても大変なことが多いのですが、ありがたいことに助けてくださる方も多く、なんとか2人の子供を連れて地下鉄を利用していけています。

マンハッタンを東西と南北にたくさん走っているバスも便利です。

バスや地下鉄を利用する際の注意点についても書いています。

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