以前から気になっていたボードゲーム「コリドール」。ルールが単純で5歳の娘とも楽しめそうだったので購入してみたら、娘もハマっています。小さい子から大人まで誰でも楽しめ、遊びながら思考力を身に付けることができるおすすめのゲームです!
コリドール(quoridor)とは
コリドールはギガミック(GiGamic)社から販売されているフランスのボードゲームです。9×9マスのボード上で、コマを移動させたり壁を設置することで、相手より先にゴールすることを目指します。
人口の上位約2%しか入れないという高IQ(知能指数)団体「メンサ:Mensa」が毎年5つのゲームを「メンサセレクト」として推薦していますが、1997年にこの「メンサセレクト」に選ばれました。というと難しそうですが、コマの動かし方は単純で将棋やチェスのように難しくないので誰にでもプレイできます。ただ戦略的に考える必要があるので、奥が深いゲームだと思います。
対象年齢
「8歳以上」となっていますが、日本では6歳以上が対象です。ルールが簡単なので5歳の娘でも十分理解してゲームができています。コリドールにはいくつか種類があり、ルールはどれも同じなので、どれを選ぶかは見た目と難易度(マスの数)によります。
プレイヤーの人数
ゲームの説明書では「2人か4人」でプレイすることになっていますが、3人でもできなくはありませんでした。ただ、縦方向に2人が進み横方向に1人が進むので、壁の設置に偏りができるのでちょっと微妙ではありました。できれば2人か4人がいいですね。
セット内容
- 9×9マスのボード
- コマ:4つ
- 壁:20枚
ルール
準備
各プレイヤーは全部で20枚ある壁を均等に持ちます。2人なら10枚ずつ、4人なら5枚ずつです。それぞれ自分のいちばん手前側の列の真ん中にコマを置きます。これで準備完了です。
ゲーム開始
順番に「自分のコマを1マス移動させる」か「壁を1枚設置する」のどちらかをします。それを繰り返し、いちばん最初に自分の反対側の列(いちばん奥の列の9マスのいずれか)に辿り着いたプレイヤーの勝ちです。
コマの移動
ここでは写真の配置で「白いコマ」の方を動かす場合を例にとって説明します。
コマは前後左右に動かせます。斜めのマスや壁で遮られているマスには動かせません。
相手のコマと隣り合った場合には、通常動かせる前後左右に加えて、相手のコマを飛び越えた先のマスにも動かせます。隣り合うと先に進みやすいので有利ですね!
相手のコマと隣り合い、かつ相手のコマの後ろに壁がある場合は、相手のコマの両隣のどちらかに動かすことができます。
壁の設置
壁は右のように2マス分に設置します。Bのように3マスにまたがっておくことはできません。
壁を同じ場所に重なるように設置することや、ボード上の9×9マスからはみ出して設置することもできません。
壁と壁がクロスする場合、重なっておくことはできませんが、下のように壁と壁の間に挟む形で設置することはできます。
重要な点として、相手がゴールに行ける道がなくなるような置き方はできません。
この絶対完全に道を塞いではいけないというルールが面白く、例えば下のような配置になったとします。
このとき相手がこの位置に壁を置いてくるとかなり遠回りしなくてはならなくなります。
でも、相手にそうされる前に、下の位置に壁を自分でおくことにより、相手は道を塞げないので邪魔する壁を置くことができず、結果自分がゴールまで行く道が近くなります。相手を邪魔するだけでなく、自分の進路を確保するために壁を設置することもできるというのがとても面白いなと思います。
ルールは単純なのですが、先を読むのが難しく奥が深いゲームです。途中まで「この配置なら絶対勝てる!」と思っていたのに、ある1手で一気に「あーだめだ、負ける」となってしまうのも面白いところです。対戦を重ねて戦略を頭に描けるようになったらもっと楽しいだろうなと思います!子供とでも大人同士でも楽しめる「コリドール」かなりおすすめです。
コリドールの種類
コリドールにはマス目の数やデザインやサイズで、いくつか種類があります。
コリドール
いちばんオーソドックスなコリドールです。ボードの大きさは一辺約26cmで、9×9の81マス。色合いもブラックやワインレッドが主で落ち着いています。対象年齢が8歳からとなっていたので、難易度と見た目で5歳の娘の反応がどうなるか心配していましたが、家に届いた日から1日に何回も「コリドールしたい」と言って楽しんでいます。これから大きくなることを考えると5歳くらいならこちらが良いのではないかと思います!
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コリドール・キッズ
こちらは見た目の可愛さと難易度から5歳の娘に買おうか迷っていた、対象年齢5歳からのコリドール・キッズ。ボードは円形で、7×7の49マス、壁は全部で16枚です。ネズミがいちばん奥のチーズをゲットするというコンセプトで、コマがネズミになっていたり黄色のボードにネズミの足跡がプリントされていたりと、とっても可愛いです!結果通常のコリドールで十分遊べていますが、子供ならこの見た目は喜ぶと思います。
コリドール・ジュニア
7×7の49マスという点はコリドール・キッズと同じです。コマに可愛い動物の絵が書いてあるため自分のコマを間違いにくいという点で、コリドール・キッズよりさらに低年齢の4歳からが対象年齢となっています。壁もモコっとした草の形になっていて可愛らしいです。
【ボードゲーム】Gigamic(ギガミック)社 Quoridor コリドール・ジュニア 日本正規品【脳トレ パズル】【プログラミング教育】【クリスマスプレゼント 子供】 |
コリドール・ミニ
通常版のコリドールを一辺約17cmに小さくしたコリドール・ミニ。両手に乗るくらいのボードサイズで、持ち運びに便利です。ちょっと使いにくいという口コミもあったので、家で遊ぶなら通常版の方が良いかもしれません。
まとめ
コリドールは単純なルールで小さい子でも楽しめるボードゲームです。基本的には戦略を考えるゲームなので、まぐれで勝つということはありませんが、5歳の娘はミラクルプレーでパパに勝利したりもしていました。論理的思考力やプログラミングの思考力が遊びながら楽しみながら身に付くコリドール。年末年始の家族での団らんにもおすすめです!
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