【Field Trip】アメリカの小学校の遠足はどんなイベント?

ニューヨーク

アメリカでは年に数回、日本の遠足のようなイベントがあります。今回私も付き添いとして参加してきたので、そのことについても併せてご紹介したいと思います。

Field Trip(フィールドトリップ)

Field Trip(フィールドトリップ)とは、アメリカの学校の遠足のことです。フィールドトリップの行き先は学校や年度によっても異なり、動物園、美術館、博物館、映画館、消防署などさまざまです。

平日に動物園や博物館に行くと、よく学生たちがフィールドトリップに来ているところに遭遇します。一番多いのは動物園で、春先にブロンクス動物園に行った時にはさまざまな学校の小学生から高校生くらいまでの生徒たちで大混雑でした。

費用は学校により異なるようで、一律で徴収するところもあれば無料のところもあるようです。Public School(公立小学校)の場合は基本無料、徴収する場合も心ばかりの金額のところが多く、年に数回ある募金イベントで集まった募金から費用を捻出しているそうです。

行き先によって、黄色のスクールバスを使ったり、近場であれば歩いて行くこともあります。中学生や高校生くらいだと地下鉄を使っている場面もよく見かけます。

娘のフィールドトリップ

コロナの影響もあってか、今年は近場へ数回のフィールドトリップでした。

Permission Slip(許可証)

フィールドトリップなどで学校外に出る時には、事前にPermission Slipと呼ばれる外出許可証のようなものにサインして学校に提出します。Permission Slipには、食事などの制限や健康面で留意することがあるかなどを記入し、親のサインを書きます。

Chaperone(付き添い)

行き先にもよりますが、子どもたちの人数に対して教師の人数が限られるため、安全確保のために保護者の中からchaperone(シャペロン)と呼ばれる付き添いを募ります。一緒に行き先まで同行する場合もあれば、車などで別に現地まで行き現地で合流する場合もあります。

私はできるだけ学校行事やボランティアには参加したいと思っているので、シャペロンもさせてもらいました。子どもたちの様子が見られてとてもいい機会になります。

持ち物

こちらも行き先や所要時間によりけりですが、近場で短時間であれば水筒のみ、遠方であれば水筒とランチを持って行きます。レジャーシートやその代わりのタオルを持ってくるように言われることもありますが、動物園などであれば屋外にある机で食べたり、そうでなくてもそのまま地面に座って食べることもあります。

娘の学校はランチは通常のお弁当で大丈夫でしたが、学校によっては紙袋などに入れて全て捨てて帰れるようにしてくださいというところもあるようです。

以前イントレピッド海上航空宇宙博物館に行った際に、小学校高学年くらいのヒスパニック系の学校の子達がフィールドトリップに来ていて、みんなビニール袋だけを握りしめていたことがあり、勝手にリュックやお弁当入れを買えないと勘違いしてしまったのですが、フィールドトリップのランチはあえてそうするように言われているんですね。勝手に失礼な勘違いをしてしまいました。

飲み物が足りなくなることもあるので、シャペロンで同行する際には困っている子がいたらあげられるようにペットボトルなどを余分に持って行きました。

フィールドトリップの様子

娘の学校のフィールドトリップは徒歩で出かけました。先生はこまめに立ち止まって全員がついてこられているかを確認しながら歩いてくださいましたが、途中で靴紐が解けるなどで遅れてしまう子やぼーっとして列から外れてしまう子もいるため、付き添いの保護者が声がけをしたり遅れている子に付き添ったりしました。

フィールドトリップではスポーツ施設に行きスポーツを楽しみました。付き添いの保護者は飲み物のサポートをしたり、写真を撮ったり、時には一緒にスポーツをしたりして過ごしました。スポーツだとみんなが参加できて楽しく過ごせるのであっという間に時間が過ぎてしまいました。

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