アメリカの現地校に通い始めて約8ヶ月、たくさんのバースデーパーティーにおよばれし参加させていただきました。まだコロナの影響もあり、クラス全員を招く子とそうでない子がいるのですが、毎月のようにバースデーパーティーがあり、娘にとっては楽しいイベントの1つです。
招待状を受け取る
初めてバースデーパーティーに誘われた時は、事前に友達のママから「◯日にバースデーパーティーをするから来てほしいのだけれど、予定はどう?」と聞かれ、その後招待状を受け取りました。
招待状はパーティーの1ヶ月くらい前に受け取ることが多く、招待状の形式は、メールやテキスト、電子の招待状、紙の招待状など、さまざまなものがありました。一部の子を招く場合は事前に予定を確認されることが多く、クラス全員を招待する場合は一斉に招待状をもらってくる場合が多いです。
招待状には日時や場所、親同伴か子供だけドロップオフか、兄弟も連れて行って良いかなどの詳細が書いてあるので、それを踏まえて参加の可否を返事します。
プレゼント・カードを用意する
参加の返事をした後にする準備として、プレゼントとバースデーカードの用意があります。開催するお家の方針によっては「プレゼントは不要」ということもありますが、バースデーカードは必ずみなさん用意します。
プレゼントの相場
一番気になるのがプレゼントの相場ですよね。「子供だから数ドル程度かな?」「でもパーティーに呼んでもらっているのだからもっとしっかりしたプレゼントがいいかな?」と悩み、私も初めての時はインターネットで相場を調べました。
その時いろいろ調べた相場をまとめると、特別親しいというわけではない場合は20-30ドル、プレイデートを頻繁にするような親しい友達は30-40ドルという感じでした。
その後周りの方に聞いたり、複数のバースデーパーティーに参加させていただいたりした結果、娘の周りの相場としては、特別親しいというわけではない場合は20ドル前後、親しい友達の場合は20-40ドル、Best Friendsの場合は40-50ドルくらいでした。でも中には、仲の良さに関係なく一律20ドルくらいという子もいたので、不安な場合は周りに確認するのが安心かもしれません。
プレゼント不要の場合
迷うのが「プレゼント不要」と言ってくださっている場合ですが、娘の場合は、たくさんのプレゼントをもらうと子供のためにならないというお家の時はおもちゃ以外のプレゼント、プレゼントがなくても参加してくれるだけでOKという子の時にはプレゼントを持って行くようにしています。
ギフトレシート
アメリカに来て初めて知ったのがギフトレシートです。もらったプレゼントと同じものを既に持っている場合、他の子のプレゼントと同じだった場合、サイズが合わなかった場合、プレゼントが気に入らなかった場合などに、もらった人がお店に返品できるようにするためのレシートです。
店舗で購入する場合はギフトレシートをくださいと言えばもらえますし、オンラインストアでもギフトレシートを選択できるようになっています。
日本ではもらったプレゼントを返品するなんて考えられませんが、アメリカでは意外と普通のようです。学校でお友達にもらったものを人にあげたりということもよくあるそうで、娘は初めの頃とても驚いていました。
ラッピング
アメリカではブランドなどであればラッピングやギフトボックスなどを購入することができますが、子供のプレゼントなどの場合大体ラッピングは自分達でします。
ラッピングペーパーで包んでリボンをかけると可愛いですが、ラッピング作業が苦手でも大丈夫です!こちらで一般的なのが、紙袋にプレゼントをそのまま入れて上に花紙のような柔らかい紙をくしゃっと入れる方法です。これなら子供でも簡単にできますね。
カード
バースデーパーティーに必ず持参するのがバースデーカードです。アメリカではカードをとても大切にしていて、お誕生日やクリスマスなど大切なイベントの時は必ずと言っていいほどカードを送り合います。
さまざまなバースデーパーティー
日本の子供のバースデーパーティーといえば、仲良い子を数人呼んで、遊んだりケーキを食べたりというアットホームなものをイメージしますが、アメリカのバースデーパーティーはそれはそれは豪華です。
どのようなパーティーを開くかにもよりますが、日本円にして安くても数万円、豪華なものだと15万円もするような場合もあります。親も大変ですね。
お店のバースデープランを利用する
一番豪華なパターンが、遊園地、動物園、博物館、お店などのバースデープランを利用するパターンです。
ニューヨークでは、アメリカ自然史博物館、イントレピッド海上航空宇宙博物館、セントラルパーク動物園などをはじめとして、多くの場所でバースデープランが用意されています。高くはつきますが、全てスタッフの方が仕切ってくださるので安心ですね。
娘も数回貸切プランのバースデーパーティーに参加させていただきましたが、遊園地で遊んだり、ゲームセンターで遊んだり、普段はできない体験ができたり、ダンスミュージックで盛り上がったりと楽しそうでした。
女の子向けにはネイルサロン、プリンセスショップなどのバースデープランもあり、子供たちに喜ばれること間違いなしですね。
イベントのプロを呼ぶ
さすがパーティー大国アメリカ。バースデーなどのイベントのためのプロがたくさんいて、出張でイベントを盛り上げてくれます。
ネイリスト、ヘアスタイリスト、マジシャン、バールーンアーティスト、クラフト、フェイスペイントなど、探せばありとあらゆる出張イベントサービスがあると思います。
娘が参加したバースデーパーティーで一番多いのがプロの方を呼ぶパターンでしたが、やはりプロだけあって特別感があってとても楽しいそうです。
公園でする
コロナ禍で多くなったのが、公園でのバースデーパーティーです。週末にもなるとセントラルパークのあちらこちらでバースデーパーティーが開かれています。
娘が参加したものだと、公園でみんなでゲームや遊具などで遊び、フェイスペイントをしてもらっていました。
場所によっては事前の予約が必要なところもあり、天候にも左右されるのが心配ですが、大人数でも気軽にできるのが良いですね。
その他
その他、自宅で親が主導で開催したり、仲良い子だけでお店に遊びに行ったり食べに行ったりということもあります。
ご家族でのバースデーランチに招かれたこともあるので、規模やお祝いの仕方はさまざまなようですね。
バースデーパーティー当日
会場に到着
ニューヨークに来るまで、「アメリカ人はおおらかで時間にルーズ」と思っていたのですが、意外にもみなさん時間厳守です。パーティーも遅れてくる子も時々いますが、ほぼみなさん時間通りに到着します。
これはパーティーだけでなくプレイデートでも同じで、皆さん必ず時間を守られます。
到着したら、まずお誕生日の子に「Happy Birthday, XX!」と言ってプレゼントとカードを渡します。親もお誕生日の子の親御さんにお祝いを伝え、招いていただいたことへの感謝を伝えます。プレゼントはプレゼント置き場が用意されていることが多く、そこに集めるので、誰からのプレゼントかわかるようにカードを一緒につけておくといいですね。
ドロップオフの場合は、ここで親は一旦帰宅します。同伴する場合は、他の親御さんと談笑したりして過ごします。
パーティーに参加
子供たちは用意されたアクティビティに参加したり、自由に遊んだりしてお誕生日会を過ごします。時間いっぱい楽しめるようなアクティビティがたくさん用意されていて、いつも娘はとても楽しかったと言って帰ってきます。
会の終わり頃になると、ケーキが出てきてみんなでバースデーソングを歌い、ケーキやお菓子を食べます。
アメリカのパーティーの素晴らしいところは、主役の子はもちろん、参加してくれた子たちが楽しめるように工夫されていることです。参加してくれた子も時間を使ってお祝いに来てくれているということで、感謝の気持ちを込めてもてなします。
解散
終了時間になると解散です。お店が貸切の場合はきっかり終了時間に解散しますが、自宅や公園などの場合はゆるっと解散になることが多いです。ただお迎え時間は皆さん厳守されていて、遅れる方はほとんどいません。
帰りに必ずもらえるのがグッディバッグです。お菓子やおもちゃなどを詰め合わせたお土産のようなもので、パーティーに来てくれてありがとうという意味で参加者に渡されます。これもまた子供の楽しみの1つですね!
娘のバースデーパーティーを開催した時の準備や当日のことについても書いていますので、よろしければご覧ください。
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