コロナの影響で休止していたセントラルパークのカルーセルが18ヶ月ぶりに再開したので、子供達と行って来ました。現在のものは110年以上の歴史がある貴重なカルーセルです。
セントラルパーク
広大な敷地を誇るセントラルパークは観光地としても有名ですよね。広場や馬車などが有名かと思いますが、それ以外にも色々あります。
子供が喜ぶ場所としてはパーク内にたくさんある広場やプレイグラウンド、コンパクトながら動物たちが生き生きと暮らしているセントラルパーク動物園、動物たちに餌やりができるTisch Children’s Zooなどがあります。
セントラルパークのカルーセル
セントラルパーク内にカルーセル(メリーゴーランド)があることはご存知でしょうか。65th streetの南側、6th Avenueと7th Avenueの間あたりにあります。
北側にはシープ・メドー、南に行くと広いプレイグラウンドHackscher Playground、東に行くとセントラルパーク動物園があるので、あわせて行かれるのも良いと思います。
セントラルパークに最初にカルーセルが設置されたのは1871年のことです。1871年といえば日本はまだ明治4年で、賎民の身分を平民と同様にする「解放令」が出された年です。一方でアメリカではセントラルパークでカルーセル、大きな違いを感じます。とはいえ、1機目のカルーセルは電動ではなく馬やラバが動かしていたそうです。
現在のカルーセルは4機目で、1951年にセントラルパークにやって来ました。1908年に作られた手彫りの馬のカルーセルで、修理やメンテナンスを繰り返して110年以上も稼働している貴重なものです。
コロナ前は年間25万人もの人が訪れていたそうです。コロナ禍で営業を休止していましたが、18ヶ月ぶりに再開したとのことで子供達と行って来ました。
カルーセルの様子
カルーセルの料金は3.5ドルです。10年ほど前は2ドルほどだったそうなので、年々値上がりしているようです。
周りの装飾にも歴史を感じます。
最新のものとは違った趣がありますね。歴史があるものですが綺麗に修繕されているので、ボロボロということはなく細部の装飾までとても素敵です。
待っている間も動いている間もオルガン演奏の曲が流れています。これがまたレトロな響きで最高です。
ニューヨークのカルーセルは乗っていられる時間が長いものが多いのですが、セントラルパークのものも他の所のものと同様に時間が長めなのでたっぷり乗ることができます。子供たちも笑顔いっぱいで楽しんでいました。
110年以上もの歴史あるカルーセルに乗れるのは貴重な機会なので、ぜひ近くに行かれた際はお子さんと乗ってみられてはいかがでしょうか。
ニューヨークにあるカルーセル
ニューヨークには他にも街中や動物園などにカルーセルがあります。
Jane’s Carousel
ブルックリンのDAMBOにあるJane’s Carouselは、1992年に製作されたヴィンテージのカルーセルです。
周りをガラスに囲まれた空間に設置されているため、マンハッタンブリッジやブルックリンブリッジの景色を見ながら乗ることができるとても素敵なカルーセルです。
Bug Carousel
ブロンクス動物園内には、虫をモチーフにしたBug Carouselがあります。
普通なら馬車が定番の椅子席も、こちらではフンコロガシに転がされている糞です。他では見たことがないカルーセルに子供達が喜ぶこと間違いなしです。
ブライアントパークのカルーセル
ブライアントパークにもコンパクトなカルーセルがあります。
街中でふとカルーセルに出会って乗れるなんて、子供だけでなく大人もワクワクしますね!
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