グリーンウッド墓地は、ブルックリンにある広大な敷地を有する墓地です。墓地といっても薄暗い雰囲気はなく、豊かな自然に囲まれているので散歩をするのにもぴったりです。
グリーンウッド墓地
ブルックリンにある「グリーンウッド墓地」は、かつて独立戦争の戦場にもなっていた場所に1838年に創立された歴史ある墓地です。193haという広大な敷地には、豊かな自然と共に多くの方が眠っています。
現在では落ち着いた場所となっていますが、1860年代頃はその壮大な美しさから年間50万人が訪れ、ナイアガラの滝に次ぐ全米最大級の観光名所でした。グリーンウッド墓地の人気により、セントラルパークやプロスペクトパークなどの公立公園が作られたそうです。
2006年には、国定歴史建造物に指定されています。
グリーンウッド墓地の様子
グリーンウッド墓地は年中無休で無料で入ることができます。エントランスは4つあり、それぞれ開門時間が異なります。
こちらはメインエントランスです。1861-1863年に創られたアーチが美しく、駅からのアクセスも良いので、こちらのエントランスから入るのがおすすめです。
メインエントランスを入って少し歩くと教会「Historic Chapel」があります。案内板には日中開放されていると書かれていましたが、残念ながら訪れた日は中を見ることはできませんでした。
ティファニーの創業者チャールズ・ルイス・ティファニーの息子であるルイス・コンフォート・ティファニーのお墓もあります。
ルイス・コンフォート・ティファニーはステンドグラスやランプなどのデザイナーで、マンハッタンのアッパーイーストサイドにあるクーパー・ヒューイット博物館にもその作品が展示されています。
モールス信号を発明したサミュエル・フィンレイ・ブリース・モールスのお墓もありました。日本人に馴染みのある方はあまり多くはありませんが、有名な方が多く眠られているそうです。
銅像のようなお墓、家のようなお墓など、さまざまな種類のお墓があって興味深いです。
日本の墓地とは雰囲気が異なり、明るく清々しい空気が流れています。
噴水のある池などもあります。
全てを周ると丸一日かかるほど広大な敷地を有するグリーンウッド墓地。ピクニックは禁止されていますが、豊かな自然の中をのんびり散歩できるので、小旅行に来たような気分を味わえる場所になっています。
近くには動物園もあるプロスペクトパークや独立戦争の舞台にもなったオールド・ストーン・ハウスもあります。
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