昔オランダ人とネイティブアメリカンが物々交換や情報交換をした場所にある、国立アメリカ・インディアン博物館では、当時の生活を知ることができるネイティブアメリカンの美術品や工芸品が展示されています。当時の生活から現在ネイティブアメリカンの方々がどのように暮らされているかまでわかる展示になっており、大人にも子供にも大変興味深い博物館です。
National Museum of the American Indian(国立アメリカ・インディアン博物館)
ネイティブアメリカンの文化や生活に関する美術品や工芸品が展示がされている「国立アメリカ・インディアン博物館」は、マンハッタンの南端に位置するアレクサンダー・ハミルトン税関ビルの中にあります。アレクサンダー・ハミルトン税関ビルは、ニューヨーク公共図書館と同じボザール様式の美しい建物です。
昔オランダ人とネイティブアメリカンが、物々交換や情報交換をした場所がこの辺りだったそうです。近くには自由の女神への向かうフェリー乗り場もあります。
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国立アメリカ・インディアン博物館の様子
以前自由の女神を見に行った時に博物館の近くを通り、立派な建物かつアメリカ・インディアンの博物館ということで気になっていたので、今回行ってきました。
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空港のようなセキュリティゲートで荷物のチェックを受けて入館します。入館料は無料です。
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入り口の正面にはベンチがあり、とても美しい空間が広がっています。
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大きな天窓から差し込む光がとても綺麗です。
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その周りにネイティブアメリカンに関する展示がされていました。
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ネイティブアメリカンと聞くと、いわゆるインディアンのような昔の先住民の方を思い浮かべるのですが、展示ではさまざまな戦争にネイティブアメリカンがどのように貢献してきたかが説明されていました。
こちらは第一次世界大戦や第二次世界大戦でコードトーカー(暗号通信兵)として従事したことについて書かれていました。戦争では作戦保護のために暗号が使われていましたが、その中で複雑で文字を持たないネイティブアメリカンの言葉をもとに暗号を作り、ネイティブアメリカンたちがコードトーカーとして働いたそうです。
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さらに第二次世界大戦以降に起きたベトナム戦争でも出兵していたそうで、自分の中のネイティブアメリカンのイメージとの乖離に大変驚きました。
正面のホールを入って左側の入り口に入ると、ネイティブアメリカンの画家「Oscar Howe(オスカーハウ)」の絵が展示されていました。
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ネイティブアメリカンをモチーフにした印象的な絵画がたくさん展示されていました。
その先には、ネイティブアメリカンの文化や歴史を知ることができる美術品や芸術品が展示されています。
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まずはネイティブアメリカンのイメージそのままの頭飾りが展示されています。
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ネイティブアメリカンが使っていた槍は、想像以上に長くて迫力のある物でした。
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その他装飾品や服飾品が展示されていました。
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部族によって色や形などの特徴が違うのが興味深かったです。
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下の写真のドレスはウエディングドレスだそうです。
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他にもネイティブアメリカンが作ったビーズ作品のコレクションや、現代においてネイティブアメリカンの方達がどのような暮らしをされているかといったような展示もありました。
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1階の特別展示では、Ancestral Connectionsという展示がされていました。
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10人の現代アーティストがネイティブアメリカンの歴史をモチーフに創作した芸術作品が展示されています。
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ネイティブアメリカンのビーズアートを用いた作品が綺麗で見入ってしまいました。
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2階にはミュージアムショップがあり、ネイティブアメリカンに関するさまざまな種類のお土産が販売されていました。
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ネイティブアメリカンに関する本や子供向けのおもちゃや絵本も多く置かれていました。
普段なかなか見ることができないネイティブアメリカンの美術品や工芸品は、大人はもちろん子供たちにとっても興味深いものだと思います。ノートを手にメモを取っている小学生くらいの子もいました。
入場料無料で貴重な品々を見ることができる国立アメリカ・インディアン博物館で、ぜひアメリカの先住民の方々の暮らしに触れてみられてはいかがでしょうか。
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