子供たちのやり取りを見ていると、普段英語を勉強しているだけでは出会わないような単語に出会うことがあります。今回は仲良しのお友達に使う表現をご紹介します。
Best Friends Forever(BFF)
アメリカの子たちの中でよく聞く表現が「Best Friends Forever」です。略してBFFと言うことが多く、Clair’sなどの子供向けのアクセサリーショップでもよく2つセットになったネックレスなどにBFFと書かれていたりします。日本でも2016年にBFFが女子高生流行語大賞で7位にランクインしたそうですね。
仲のいい友達に使う言葉で、娘ももらうお手紙の中にBFFと書いてあったり、お友達とお揃いでBFFネックレスを買ったりしています。「Best Friends Forever:永遠の親友」と言っても言葉のように重い感じではなく、よくプレイデートやスリープオーバーをしたりするような間柄の子はお互いに使っているイメージです。
Bestest Friend
Bestはgoodの最上級なので、正式にはbestestという単語は存在しません。「最上級のbestよりももっと」という意味で、「the very best」「the best of the best」と言ったニュアンスで使われるスラングです。
私が初めてbestestという単語を目にしたのは娘がお友達からもらったお手紙だったので、活用形を間違えているのかと思ったのですが、bestestという表現は子供が良く使う表現として定着して使われているようです。子供以外にもキャッチーなタイトルをつけたい時などに雑誌でも使われたりすることがあるそうです。
Bestie
Best friendのスラングで、bestが変形してbestieとなっています。話している時に使っているところを見たことはあまりありませんが、テキストのやり取りなどで使うことが多いようです。
以上は女の子たちが良く使っている表現ですが、男性特有に使っているような表現もあります。
Buddy
男性の間で使われる、「相棒」のようなニュアンスの言葉です。「Hey, buddy!」のように呼びかけにも使われます。
子供よりは大人が使う表現のようで、娘のお友達のパパがうちの息子によく「Hey, buddy!」と声をかけて遊んでくれています。息子の友達も時々使ってくるのですが、大人の真似をしてちょっと背伸びした感じが可愛いなと思ってみています。
Bro
Brotherの略で、「What’s up, bro?」など親しい友人に呼びかける時に使います。buddyより若者言葉のようですが、娘もお友達のパパもよく使っています。
あまり女の子が使う言葉ではないのですが、娘は頻繁にお友達パパの「bro」を耳にしているせいか、broを使い始めてびっくりしました。娘は他にもお友達パパが良く使う「What the heck!」も使っていて、あまり上品な言葉ではないこともあり、お友達のママに「うちのパパが使ってるからだね、ごめん」と言われました。
日本人の奥さんを持つ外国人の方の日本語が女性言葉になるという話は聞きますが、普段良く聞く言葉から学んでいくとはこういうことなんだなと実感しています。
まとめ
親友ひとつとってもいろいろな表現があって面白いですね。アメリカに住み始める当初から、母国語でない国での子供の友人関係は最大の心配事の1つでした。子供は軽い感じで使っていますが、BFFやbestieなどの言葉を見ると、子供が友人関係に恵まれていることを実感でき、親としても嬉しく感じています。
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